匃[匄] カイ 勹部
解字 甲骨文字は「亡(死者)+刀」の会意で、おそらく刀で人を殺す意で、災厄の意。[甲骨文字辞典]。金文は亡と刀がくっついた形で、意味は、乞う・願う・求める意で「用匄多福(用いて多福を求める)」などの形で多く見られる[金文大字典]。金文でなぜ意味が逆転したのか不明。篆文は刀が勹に変わった形で、「勹(人がおおう形)+兦ボウ(=亡。死者)」の会意。兦ボウは死者の象形、勹ホウは人がつつむ形となり強いて解字すると「人が死者を抱いて蘇りを願う」形となる。意味は金文と同じく、乞う・もとめる意。現在の意味も同じだが、物乞いする意など限定された意味となっている。匄カイは異体字だが、匃と同様に用いられる。
意味 (1)こう(匃う)。もとめる。請う。「乞匃キッカイ」(物乞いする人) (2)あたえる(匃える)。与える。 (3)人名。「士匄シカイ」(? - 前548年。春秋時代の晋の軍人、政治家)
丐 カイ 一部
解字 匃の異体字。
意味 (1)こう(丐う)。物乞いする。「丐者カイシャ」(物乞いする者。=丐子カイシ。=丐児カイジ)「丐取カイシュ」(ねだって手にいれる)「丐命カイメイ」(助命を求める) (2)あたえる。
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。
解字 甲骨文字は「亡(死者)+刀」の会意で、おそらく刀で人を殺す意で、災厄の意。[甲骨文字辞典]。金文は亡と刀がくっついた形で、意味は、乞う・願う・求める意で「用匄多福(用いて多福を求める)」などの形で多く見られる[金文大字典]。金文でなぜ意味が逆転したのか不明。篆文は刀が勹に変わった形で、「勹(人がおおう形)+兦ボウ(=亡。死者)」の会意。兦ボウは死者の象形、勹ホウは人がつつむ形となり強いて解字すると「人が死者を抱いて蘇りを願う」形となる。意味は金文と同じく、乞う・もとめる意。現在の意味も同じだが、物乞いする意など限定された意味となっている。匄カイは異体字だが、匃と同様に用いられる。
意味 (1)こう(匃う)。もとめる。請う。「乞匃キッカイ」(物乞いする人) (2)あたえる(匃える)。与える。 (3)人名。「士匄シカイ」(? - 前548年。春秋時代の晋の軍人、政治家)
丐 カイ 一部
解字 匃の異体字。
意味 (1)こう(丐う)。物乞いする。「丐者カイシャ」(物乞いする者。=丐子カイシ。=丐児カイジ)「丐取カイシュ」(ねだって手にいれる)「丐命カイメイ」(助命を求める) (2)あたえる。
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