桼 シツ・うるし 木部
解字 ウルシの木からウルシを採る形。篆文は、木に樹液の流れを示すハを三つ加えた形で、木の幹を傷つけ、漆液が流れる形の象形[字統]。うるし・ウルシの木(=漆)を意味する。現代字は「木+ハ+水」の形。
漆液の採取(「堤淺吉漆店 漆精製」より)
意味 うるし。うるしの木。
覚え方 木(き)ハ(ハ)みず(氺)で桼シツ
イメージ
「うるしの木」(漆)
ウルシ液の性質から「ねばりのある・柔軟な」(膝)
音の変化 シツ:漆・膝
うるしの木
漆 シツ・うるし 氵部
解字 「氵(液体)+桼(うるしの木)」 の会意形声。ウルシの木から樹液をとること。
意味 (1)ウルシ(漆)。ウルシの木からとれる樹液。ウルシの木。「漆器シッキ」「漆工シッコウ」 (2)くろい。ウルシのように黒い。「漆黒シッコク」 (3)「漆喰シックイ」とは、「石灰」の唐音がシックイと発音されたことからの当て字とされる。瓦の目地の充填、壁の上塗りなどに使われる消石灰を主成分とした塗装剤。漆が喰い込むように隙間や表面を塗る意からの当て字。
ねばりのある・柔軟な
膝 シツ・ひざ 月部にく
解字 甲骨文は人の「ひざ」の部分に指事記号の丸印をつけて示した字[甲骨文字辞典]。篆文から人⇒ひざまずいて膝をまげた形である卩セツに変わり、それに音を表す桼シツをつけた。桼シツは、ねばりのある・柔軟なイメージがあり、自由に曲げ伸ばしできる柔軟なひざの部分の意味を表した。楷書から、卩⇒月にく(からだ)に変化した膝になった。「月(からだ)+桼(ねばりのある・柔軟な)」の会意形声。自由に曲げ伸ばしできる柔軟なひざの部分の意。
音を表す桼シツについては、単に発音だけを表す形声字とも言えるが、桼シツ(うるし)の意味を考えて膝を理解したほうが覚えやすい。
意味 ひざ(膝)。「膝頭ひざがしら」「膝枕ひざまくら」「膝行シッコウ」(ひざまずいたまま進む)「膝下シッカ」(ひざもと)
<紫色は常用漢字>
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。
解字 ウルシの木からウルシを採る形。篆文は、木に樹液の流れを示すハを三つ加えた形で、木の幹を傷つけ、漆液が流れる形の象形[字統]。うるし・ウルシの木(=漆)を意味する。現代字は「木+ハ+水」の形。
漆液の採取(「堤淺吉漆店 漆精製」より)
意味 うるし。うるしの木。
覚え方 木(き)ハ(ハ)みず(氺)で桼シツ
イメージ
「うるしの木」(漆)
ウルシ液の性質から「ねばりのある・柔軟な」(膝)
音の変化 シツ:漆・膝
うるしの木
漆 シツ・うるし 氵部
解字 「氵(液体)+桼(うるしの木)」 の会意形声。ウルシの木から樹液をとること。
意味 (1)ウルシ(漆)。ウルシの木からとれる樹液。ウルシの木。「漆器シッキ」「漆工シッコウ」 (2)くろい。ウルシのように黒い。「漆黒シッコク」 (3)「漆喰シックイ」とは、「石灰」の唐音がシックイと発音されたことからの当て字とされる。瓦の目地の充填、壁の上塗りなどに使われる消石灰を主成分とした塗装剤。漆が喰い込むように隙間や表面を塗る意からの当て字。
ねばりのある・柔軟な
膝 シツ・ひざ 月部にく
解字 甲骨文は人の「ひざ」の部分に指事記号の丸印をつけて示した字[甲骨文字辞典]。篆文から人⇒ひざまずいて膝をまげた形である卩セツに変わり、それに音を表す桼シツをつけた。桼シツは、ねばりのある・柔軟なイメージがあり、自由に曲げ伸ばしできる柔軟なひざの部分の意味を表した。楷書から、卩⇒月にく(からだ)に変化した膝になった。「月(からだ)+桼(ねばりのある・柔軟な)」の会意形声。自由に曲げ伸ばしできる柔軟なひざの部分の意。
音を表す桼シツについては、単に発音だけを表す形声字とも言えるが、桼シツ(うるし)の意味を考えて膝を理解したほうが覚えやすい。
意味 ひざ(膝)。「膝頭ひざがしら」「膝枕ひざまくら」「膝行シッコウ」(ひざまずいたまま進む)「膝下シッカ」(ひざもと)
<紫色は常用漢字>
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。
今日の話題にピタリだったので、文中にこちらへのリンクを設定させていただきました。宜しくお願いします。
http://blog.goo.ne.jp/toty_2005/e/a708c72588da46dd9cc36edd0661ac85