冒険家、ダーク・ピット(マシュー・マコノヒー)は、ナイジェリアとマリ共和国の間で発見された一枚の金貨に魅せられる。
それは、南北戦争で忽然と姿を消した甲鉄艦テキサスの存在を示す鍵。
ボスのサンデッカー提督を説得し、早速マリへと出発を決めるピットに、思わぬ同行者が現れた。疫病の感染源を調査しているWHOの医師、エヴァ(ペネロペ・クルス)だ。
ピットはマリの村でエヴァと別れるが、何者かがエヴァの命を狙っていることを知り、後を追跡する…。
全世界で1億2000万部を売り上げるクライブ・カッスラーの冒険小説“ダーク・ピット”シリーズ。その中でも傑作との呼び声の高い第11作「死のサハラを脱出せよ」をマシュー・マコノヒー&ペネロペ・クルス共演で映画化。
と言われても、その本読んだことないです。
実は本作で原作者カッスラーは、映画を製作したクルセイダー・エンターテインメントを無許可で映画のストーリーを何ヶ所も変更したとかで訴えているらしいが、原作を読んだことがないのでそこんとこもわからず。
とはいえ、この映画なかなか楽しめた。
脚本的には、かなり大雑把な部分も多いが、冒頭からアクションに次ぐアクションで、見ているほうを飽きさせない。
ストーリーとしては、ちょっと前まで公開されていた、ニコラス・ケイジ主演の「ナショナル・トレジャー」に似ているところもあるが、アクションや映像が派手で、話のテンポが良いせいか、こっちの方が数段おもしろく感じた。
ペネロペ・クルスとマシュー・マコノヒーは、この映画がきっかけでカップルになったので有名だが、二人のラブロマンスはラストを除いてほとんどなし。それよりも何よりも、どちらもノー天気キャラのマコノヒーとその相棒役のスティーヴ・ザーンの掛け合いが楽しい。
マコノヒーは、ラブコメのイメージが強いが、こういう肉体派キャラもなかなか似合っている。ま、「サラマンダー」でもムキムキの肉体を見せていてくれてたけど。
それにしても、相変わらず体鍛えてるなぁ。腹割れてるし。
何も考えずに楽しんで、ストレス解消できる久々にヒットのアクション映画でした。