スマイリーな毎日

笑う門には福来たる

「ホステージ」

2005-06-18 | 映画
hostage

ロバート・クレイスの全米ベストセラー小説を映画化。
丘の上にたつ邸宅に3人の若者たちが人質をとって立てこもった。交渉に向かうのは、かつてLAPDで凄腕交渉人として活躍したジェフ・タリー。邸宅は、防犯カメラやパニックルームなど、完璧なセキュリティ・システムを逆手にとられ、今や誰にも手出しのできない難攻不落の要塞と化していた。だが、彼を待ち受ける最悪の事態はそれだけではなかった。 犯罪組織は彼の妻子をも人質にし、ある決断を迫るのだが…。

ブルース・ウィリスのアクション映画といえば「ダイ・ハード」を誰もが思い浮かべるが、今回のキャラはちょっと違う。以前の人質事件での失敗が忘れられず、田舎に引っ込み、妻子との仲もうまくいかなくなっているちょっと落ちぶれキャラ。
だが、自分の妻子をある組織に人質にとられたせいで、体を張って事件を解決しようとします。あらら、やっぱり「ダイ・ハード」とかぶるとこあるなぁ。

見る前は、正直あまり期待していなかったものの、意外となかなか見ごたえのある映画でした。二つの人質事件が、うまく絡み合っていて脚本のうまさに感心。
「家族愛」というのがテーマになっており、これが最後のシーンで生きてきます。
ただ、片方の犯人達の正体は映画の中では明らかにされていないところが、細かいところまで気にする人には気になるでしょう。

欲を言えば、人質の少年が探し出すDVD。なぜか2枚も持って逃げていますが、実は原題で「HEAVEN CAN WAIT」という映画が二つあるんです。(邦題では、「天国は待ってくれる」と「天国から来たチャンピオン」)どちらもアカデミー作品賞ノミネートされています。
せっかく2枚見つけて持っていくところまで見せてくれているんだから、ここら辺ももうちょい脚本にからめていってくれてたらもっとおもしろくなったかも。

コメント
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