DVDで鑑賞。
「テイキング・ライブス」
アンジェリーナ・ジョリー主演のサスペンス。
工事現場から白骨死体が見つかり、FBIのプロファイラーであるイリアナ(アンジェリーナ・ジョリー)が応援にやって来る。実は犯人は連続殺人鬼で、殺した被害者になりすましては別の人生を送ることを繰り返していた、、、。
正直、おもしろいってわけじゃないけれど、格段つまらないというわけでもない。微妙な感じ。というのも、犯人すぐにわかってしまうのです。この設定のサスペンスで犯人わかっちゃったら、腰砕け。う~ん、この豪華キャストにもかかわらず、この脚本はちょっとイマイチでは、、。
もちろん犯人最初の方でわかってしまっても、おもしろい映画はいっぱいあるんですけどね。
冒頭の少年の事件がかなり衝撃的だっただけに、その後の展開は尻すぼみ。
犯人が他人の人生を乗っ取って、犯行を重ねていくというアイデアは面白いのだが、その動機がいまいちよくわからない。確かに後半、犯人の母親が出てきたりして、性格がひねくれてった動機がちょっと語られはするが、説明不足のせいか、それがどのようにこういった犯行に結びついていくのかしっくりこない。
それにしても、FBI特別捜査官でプロファイラーという設定のアンジェリーナ・ジョリー、全く気付かずに犯人と寝ちゃってるんですけど。「あんさん、ほんまにプロフェッショナルですか」というツッコミを入れたくなる展開。でも、この展開だけは予想外で、ちょっとびっくり。
もしかしてこの無駄脱ぎが、この映画の一番の売りなのか。
あと、キーファー・サザーランドが途中ちょびっと出てくるんですけど、どう見ても「24」のジャック・バウアーに見えてしょうがなかった。当たり役をもつのも、いいような、悪いような。
と、不満点ばかり書いてるような気がするんですけど、だからといってこの映画決してつまらないわけではないんです。無名の俳優さんが出てたら、もっと評価は高かったかもしれないけど、豪華な出演者から期待してしまうと、あららとなっちゃうんですよね。
そんなこじんまりとした映画でした。