北川村小島地区の国道493号。
この道が吹っ飛んでしまったのは2011年の7月19日。
すぐさま開始した応急復旧工事を含め、約一年半、この地で復旧に勤しんできました。
その間、始めてまもなくからずっと、現場近くのお地蔵さんの世話をさせてもらい、この現場情報へも度々登場してもらいました。
そして、我が社が受け持っていた道路災害復旧工事がすべて終わったのが1月末。
それからひと月あまり、お地蔵さんの横を通るたびに、最後にお供えした花がしおれてくるのを横目で見ながら、
「どうせ、いつまでも続けれんのやろ?どっかで止めなイカンがやキン」と自分に言い聞かせていました。
と、昨日のことです。
社長の奥さんが、新しい花を持ってきて私に言いました。
「もうちょっと続けてみん?これでパタッとやめるのもねえ」
言い終わるか言い終わらないかで、
「やります!誰かがそう言うてくれるがを待ちよった!」
一夜明け、
「もうしばらく、続けさせてもらいますキンねえ」
と、頭を下げる私なのです。
(宮内)
地域に貢献し、地域と共に生きる。
「より良いモノをより早くつくる」をモットーに、
災害復旧工事から「モネの庭」まで幅広い分野の土木工事を施工しています。
発注者(行政)と受注者(企業)がチームワークで、住民のために工事を行う。
(有)礒部組は三方良しの公共事業を実践しています。