土木のしごと - (有)礒部組現場情報

地域のためにはたらき、ふつうの暮らしを支える人たち。(有)礒部組とその仲間たちのたのしくゆかいな面々。日々是土木。

集水桝と街渠(がいきょ)桝

2022年02月07日 | 国道493号北川道路和田工区関連工事

 

 

 

国道493号北川道路和田工区

人の通る道

排水路

となるボックスカルバート周りの

もろもろの構造物をつくっていってます。

 

現在施工中なのは

 

 

 

 

 

 

集水桝。

水を集めて流すので

集水桝。

 

ここではこんな感じですね。

 

 

 

 

上の絵のうち

6号集水桝っていうのが

今つくってる構造物です。

 

おおきい桝です。

 

人を入れると

そのサイズ感がわかります。

 

 

どっこいしょっと

 

 

 

 

 

 

これでは全体のスケール感がイマイチわかりませんね。

 

 

では

底まで降りてもらいましょう。

 

 

 

 

 

 

 

おお

デカイ。

 

 

 

この現場では

桝をたくさんつくります。

 

集水桝

街渠(がいきょ)桝

に分かれてます。

 

 

桝(ます)

 

 

 

 

そう

この角に塩を盛って・・・

 

 

 

 

 

 

塩をなめて

冷や酒をキューッと

 

 

あゝたまんねえや・・

 

 

 

思わず生つばを飲みこんだアナタ

相当な好きもんですね。

 

といっても

今ではコッチの方が一般的ですね。

 

 

 

 

 

うん

朝から喉がなる

 

 

じゃなく

 

 

 

土木用語としての桝は

残念ながらそれではございません。

 

集水桝

街渠桝

 

どちらも水を集めて流す(排水)のを目的にしてる構造物ですが

その用途で名前を変えて区別してます。

 

集水桝は

水路と水路を接続するもの

街渠桝は

道路側溝を流れる水

つまり

道路に降った雨を集めて排水するもの。

 

あれ

側溝も水路ですね。

 

では言いなおしましょう。

 

集水桝は

田んぼや畑の排水を集めて流すためのもの。

街渠桝は

道路の排水を集めて流すためのもの。

 

ですね。

 

この現場の場合はそういう区別ですが

土木業界一般には

道路の排水には街渠桝で

宅地や耕作地の排水には集水桝と呼びます。

雨水桝っていう呼び方もありますが

雨水だけではなかったりするので

集水桝

街渠桝

って表現したほうが

用途の区別がしやすいんでしょうね。

 

わたし的には

ぜんぶ集水桝でいいんじゃない?

とも思うんですが

 

このようにいくつも桝がある現場ですから

街渠桝

集水桝

に区別しておいた方がわかりやすいんでしょうね。

 

以上

本日の「トシ子さんの疑問に答える」は

集水桝と街渠桝のちがいは?

 

 

 

あれ?

近ごろアレやってないんじゃないの?

 

とお思いのそこのアナタ。

 

彼女のせいじゃなく

ひとえにわたしの怠慢でした。

 

質問疑問は

たっぷりたまっております。

ぼちぼちと出していきますので

期待せずに待っててください。

 

では

今週も

はりきっていってみましょう!

 

(宮内)

 

 

 

 

↑↑ 採用情報

 

 

↑↑ インスタグラム ーisobegumi

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

君のゆく道は・・

2022年02月04日 | 国道493号北川道路柏木工区関連工事

 

いやあー

時間の経つのがこんなに早いなんて・・

 

1月は

個人的に息子の祝言があったり

会社的にもアレやコレやがあり

ソレもコレもやらなければいけないなんて調子で

あっというまに過ぎ去り

気づいてみたら

2月もはや4日目。

 

現場でこの若者を見たのは

ほんの2~3日前のような気がしてたんですが

指折り数えてみたら

もう一週間以上も前のことでした。

 

 

 

 

 

なんだかんだ言いながら

すっかり定着した感がある建設業での海外からの技能実習生ですが

この田舎では

まだそれほど多くの人を見ることはありません。

 

その制度の是非や

労働者不足を解決する策としてどうなのかこうなのかという

本質的な議論はさておいて

ただただ単純に

おじさんはいつも思うんです。

 

 

生まれ育った国を出て

言葉のちがう見ず知らずの人たちのなかで

仕事をし

暮らしていくという

その一点において

彼らはえらいと。

 

現場に仲間がたくさんいる場合は

そうは思わないんですが

こうやって

ひとりたたずむ姿をみると

思わず応援したくなってきます。

 

負けるな。

がんばれよ。

 

勝手に物語をつくって

勝手に肩入れしているだけで

本人たちは

意外と気楽に考えてるのかもしれませんが

それでもね

おじさんはそう思うわけです。

 

 

 

なんてことがあったのが10日前

おじさんの感傷などは風前の塵のようなもんで

現場は止まりません。

 

彼が所属するパーティーは現場から離れ

そこからは当社直営班による掘削作業が進行中。

 

 

 

 

 

 

 

タンタンタンタンタン

ダンダンダンダンダン

 

今日も岩との格闘がつづきます。

 

 

 

 

以上

奈半利川を吹き抜ける寒風が冷たい

国道493号北川道路柏木1号橋A2橋台工事現場からでした。

 

(宮内)

 

 

 

 

 

↑↑ 採用情報

 

 

↑↑ インスタグラム ーisobegumi

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サクラサク

2022年02月03日 | その他

 

久々の登場

シントくんです。

 

 

 

いえいえけっして

泣いてるのではございません。

 

きのう2月2日は

二級土木施工管理技士試験の合格発表日でした。

 

この顔にさかのぼること1分前・・・

 

 

 

合否を確認した同僚が差し出した

ケータイ画面をおそるおそるのぞき込むシントくん。

 

 

 

 

 

ではそのあとのリアクションは連続画像で

 

 

 

 

 

 

 

そう!

合格でした!!

 

 

彼の他にも

 

 

 

 

 

 

 

新米技術者のふたりも合格。

 

おめでとう!!

 

 

どんなにむずかしい資格をとったとしても

資格は仕事をしてくれません。

これが基本です。

 

でも

されど資格

 

資格がなければはじまらないのもまた事実。

資格は

この仕事をやる上で

とってもとっても大事なものです。

 

ということでもう一度

 

おめでとう!!!

 

 

本年度の当社土木施工管理技士資格戦線はこれにて終わり。

一級二級あわせて

5戦して3勝2敗と

かろうじて勝ち越しました。

 

残念ながら

サクラチルとなったふたりも

来年は合格できるよう

捲土重来を期してがんばってください。

 

ちなみに

今回二級土木施工管理技士試験に合格した3名とも高卒で

他業種を経験してから

縁あって当社を選んでくれました。

 

学校で土木を学んだわけではなく

土木の経験もなく当社に入ってきた人たちですが

受検したい

という要望に応えて開いた社内講習会で学び

今回の合格に結びつけました。

 

「資格」は個人のものです。

もちろん会社にとって必要なものではありますが

つまるところは個人のものです。

そう考えると

個人のスキルアップにとっては

たかが「資格」ではなく

されど「資格」。

とってもとっても大事なものです。

もちろん

会社にとっても有益なものですから

互いがWin-Winとなるものです。

 

二級の先には一級があります。

そしてその先には特級・・・

(はないか)

 

とまあ

先のことはとりあえず置いといて

 

なにはともあれ

 

 

おめでとう!!!

 

(宮内)

 

 

 

 

↑↑ 採用情報

 

 

↑↑ インスタグラム ーisobegumi

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

肩こりの思い出

2022年02月02日 | 国道493号北川道路和田工区関連工事

 

 

 

朝、わざとらしく右肩の痛みをうったえるケーくん。

なんでも

きのうはミニバックホウに乗って

床掘りの補助作業をしていたらしいのですが

 

慣れない作業で

小一時間もすると

肩が痛くなってきたそうなんです。

 

あのね

オマエね

昔とちがって

今のバックホウはチカラが要らんの

よっぽどガチガチになって

必要がないチカラをいれちょったキ

肩がこったがヨ

どうせ歯を食いしばってやりよったろ(笑)

 

笑って言うおじさんが

ユンボへはじめて乗ったとき

その時分の機械は

レバー操作にある程度のチカラを入れる必要があって

一日中操作した翌日

上半身がガチガチになってました。

って

チカラを入れる必要があるといっても

当時でもそれほどのチカラは要らなかったわけで

結局

今回の彼とおなじように

必要以上にチカラを入れ

歯を食いしばって操作したからそうなっただけ

 

なんて遠い昔の出来ごとを

わざとらしく痛がる青年を見て思い起こした朝。

 

やですねー

歳をとると昔の話ばかりをするようになって。

 

 

おっと

肝心の現場情報ですね。

 

 

 

 

 

 

国道493号北川道路

柏木1号橋A2橋台工事は

土留めの設置が完了し

絶賛床掘り進行中です。

 

ということで

またあした。

 

(宮内)

 

 

 

↑↑ 採用情報

 

 

↑↑ インスタグラム ーisobegumi

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボックスカルバート据え付け完了

2022年02月01日 | 国道493号北川道路和田工区関連工事

 

from 命の道をつくってます@国道493号北川道路

 

先週土曜日は休日でしたが、

ボックスカルバートの据え付けをしました。

 

 

 

 

 

業界構成員はどこも繁忙期のまっただなか。

その間隙をぬってクレーンや下請けさんを確保するのもひと苦労です。

そこで

「土曜日なら」

ということで話がまとまり休日出勤。

 

 

 

 

 

あっというまに据え付け完了。

そのあとにはPC鋼棒を緊張。

発注者監督職員さんに

きちんと締め付けられたかどうかの確認をしてもらわなければならないのですが

そこは今という時代です。

 

 

 

 

いわゆる遠隔臨場を実施。

オンラインで状況を確認してもらって

すべての作業を一日で完了させました。

 

おかげさまで

あとの作業が滞りなく進むはずです。

 

みなさん

休日での対応

どうもありがとうございました。

 

ところで・・・

(ここからは業界内向けの話)

みなさんご存知のように

i-Construcion(アイコンストラクション)には3つの施策があります。

まずは「ICT技術の全面的な活用」。

次に「規格の標準化(コンクリート工)」。

最後に「施工時期の平準化」。

 

とかく

「ICT施工」だけがクローズアップされがちなんですが

あとの2つも実施されれば効果は抜群。

2つめの「規格の標準化」には、

鉄筋をプレハブ化、型枠をプレキャスト化、各部材の規格を標準化するなど、効率的な工法により省力化や工期短縮を実現する、っていうのも含まれます。

 

今ある技術でもっとも手っとり早いのは

コンクリート二次製品をどんどん活用すること。

どうしても「現場打ち」との経済比較でうんぬんという話がつきものですが

少々割高でもプレキャスト製品を使った方がよい場合は多いし、

かんたんお手軽にできる i-Constructionじゃないかとわたしは思ってます。

 

で当社では

たとえ「現場打ち」の設計がプレキャストに変更できなくても

可能なかぎりプレキャスト製品を使うようにしています。

(今回は設計そのものがプレキャストでしたが)

 

ま、

省力化や工期短縮

ひいては利益

というものの考え方次第ですし

いろんな考え方があってそれはそれでいいんですが

少なくともわたしはソッチ派ですね。

 

以上

念のため言っときますが、けっしてコンクリート製品業界の回し者ではないおじさんからでした。

では。

 

(宮内)

 

 

 

 

↑↑ 採用情報

 

 

↑↑ インスタグラム ーisobegumi

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする