こんばんはKEDちちです。
今日は雨。U10はひさびさのカップ戦だっただけに燃えていた様でしたが、残念ながら中止。彼女達の心中を察すると「練習まで中止にしてしまうと、あのヒトたちは家の中で暴れたおすから」というNBAコーチのはからいで、MKフットサル練習になりました。
案の定U10はみんな大いにハッスルしていました。あぶないとこや。
U12は今日もハードにやっておきました。このへんは悩み悩みなんですけど、よくわからないからそうしておいた。なので「今日はゆっくり休みなさい」と言ってあります。
私は、アレックス・ファーガソン監督の言葉をまねて、チームをバスに例えることがあります。ただ人数がそろっているのと、チームとして想いをひとつにするというのは違うからです。ウチの場合、バスが出発するのは梅雨明けか夏前あたりかな。
いろいろ考えていたのですが、関西大会の予選を突破したチームの場合は、そこから電車に乗りかえる事になるのかな。より速くより遠くということです。バスとの違いは、線路しか走れないというところ。寄り道したり回り道したりという、ある意味、楽しめる部分はあきらめないといけなくなる。
そうして、びわこカップを目指すチームは、これまた乗りかえる事になるのでしょう。行先は、静岡、神奈川、新潟ということだから、新幹線だな。(実際の会場は滋賀だよ)
新幹線の形が、イルカの顔みたいな形になっているのは、空気の抵抗をへらすため。普通の電車が、時速280キロで走ると、空気抵抗で安定しないんだね。だから形をかえる必要があるんです。
今、チームは速度をどんどん上げていっているので、空気抵抗で車体が安定していないんだな。それは身体の部分もそうだし、心の部分もそうだ。
例えば、ピッチ内での感情なんかに表れてくる。乱れ、高ぶっている。心ない言葉も飛び交うだろうし、チャージも激しくなったりしている。
私のような大人は、これはこれで良いと思っていたりする。これは得がたい経験なんだと思ってみている。みんながみんな、もがき苦しむ必要があるんだと思っている。そして、そんな選手達のことを、ちょっとだけうらやましくも感じている。
予定を見ると、大きなところでは遠征合宿が近い。そして来月初にはANAなでしこカップがある。このあたりがヤマ場かな。ここを過ぎてから、選手達が変わってきてくれたらいいのかな。
イルカの顔みたいな形のことを「流線型(りゅうせんけい)」という。どんな風が吹いてきても、乱れることがない。ココロがそんなカタチになれば、どういうサッカーになるのだろうか。楽しみですね。
選手全員の顔が「なんかイルカっぽいぞ」ってなったら、それはカントクの失敗だな。顔じゃない、ココロだ。身体を休めながら、久々に北上ノートでも読んでみたらどうだ。選手諸君。
おっとそうだ、受験組もそろそろ合流してくるらしいぞ。彼女達もまた、もがき苦しんで、そしてそれを乗り越えてきたヒトたち。なので、ちょっとだけ期待しています。