明治21年(1888年)10月28日、日本初の軽便鉄道が三津~松山間に開通。
明治19年12月に敷設の許可を得ますが、なにしろ日本では他に例がないため、機関車や客車はもちろん、レールも日本にはありません。そこで、遠くドイツのクラウス社から輸入することになり、次々と到着した資材は、神戸から三津へ回送され、無事開業の運びとなります。
夏目漱石が小説『坊っちゃん』で「マッチ箱のような」と形容したことでも有名。
三津~松山間の所要時間は28分、運賃は3銭5厘。順調な業績から、明治25年には高浜まで延長されます。
その後の明治44年、三津の有志は伊予鉄に対抗して、三津(江の口)~道後に至る「松山電機軌道」を設立し、伊予鉄も負けてられないと、蒸気機関車の軌道を改修し、電車の運転を始めます。
この両鉄道の熾烈な競争は全国的にも話題になりました。
その後、両者は合併し現在に至っています。今ではその面影も無くなりましたが、松山ー高浜線は今日ものんびりと走っています。
120年以上前から走っていると思うと、いろんな事を考えさせられます。なんだか凄いですね。
少しずつ朝晩は涼しくなっている近頃、境内ではツクツクボウシがよく鳴いています。
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秋祭りの主な日程
十月五日午後9時頃 宵宮神輿上納(よいみやしんよじょうのう)(けんか神輿あり)
秋祭り前夜祭のようなものです。
六日午前10時 秋季大祭祭典(しゅうきたいさいさいてん)
厳かな祭典が執り行われます。
六日午後7時 子供神輿宮出し 子供とら舞奉納
子供たちによる子供とら舞が奉納されます。
七日午前0時 とら舞奉納
七日午前1時 宮出し(けんか神輿あり)
けんか神輿をしてから神輿(みこし)が神社を出ます。
七日午後9時頃 宮入り(けんか神輿あり)
町内を巡り終えた神輿が神社に戻り、けんか神輿を行います。
けんか神輿について
古来より、神輿は鈴を鳴らしたり、激しく練ったりするほど御神威が高まり人々に幸福を与えてくれると信じられてきました。当社の「ハチ合わせ」もこの信仰に基づく神事であります。
秋祭りは毎年同じ日程・時間で執り行います。ご参拝お待ちしております。