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白老で象徴空間見据え学習会、「アイヌ文化発信を」

2014-05-02 | アイヌ民族関連
室蘭民報 【2014年5月1日(木)朝刊】
 白老に2020年(平成32年)に開設される「民族共生の象徴となる空間(象徴空間)」を見据えた「第1回合同学習会」(白老町活性化推進会議主催)が4月28日、町総合保健福祉センターで開かれ、国のアイヌ政策推進会議委員で道内に10の宿泊施設を展開する鶴雅グループ社長の大西雅之氏が「アイヌ文化を活用したまちづくり」をテーマに講演した。
 約80人が耳を傾けた。大西氏は道東の阿寒湖温泉で展開されている「アイヌ文化の発信基地になろう」という取り組みを紹介。火の神を迎える千本たいまつ行進、アイヌのさまざまな物語を題材にした人形劇、アイヌ民族が務めるネイチャーガイド、アイヌ文化を取り入れた宿泊設造りなど事例を挙げながら「この町の郷土力の中心はアイヌ文化」と強調した。
 さらに「アイヌブランドを全道各地から発信していこう。その核になるのが象徴空間が開設される白老。そして各地域のアイヌ文化の発信を同時に行わなければならない」と述べた。カジノを含む統合型リゾート(IR)についても言及し「先住民のためのIRはどうあるべきか、白老と釧路が一緒に研究を進めることを提案したい」と提言した。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2014/05/01/20140501m_08.html

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目覚めた地下の遺産を公開 恵庭市郷土資料館で発掘調査成果展

2014-05-02 | アイヌ民族関連
苫小牧民報  (2014年 5/1)
 恵庭市南島松の市郷土資料館は18日まで、2013年度発掘調査成果展を開いている。縄文時代からアイヌ文化期までの地層で発掘された土器や台石など遺物約160点を展示している。
 道路工事や公園造成などに伴い、13年度に発掘調査したユカンボシE1遺跡(恵南)、同E2遺跡(和光町)、西島松10遺跡(西島松)の3遺跡から出土したばかりの文化財などを展示した。
 縄文時代中期(約4300年前)の地層から、住居跡の床面に土器がまとまって出土。土坑の一つでは直径20センチほどの石の表面がつるつるに磨かれた、台石や砥石(といし)が9個まとめて見つかった。
 アイヌ文化期(約500年前)の地層から断面が四角い和くぎが見つかったほか、鉄鍋の底や小刀なども出土した。いずれも発掘調査した際の写真などと共に飾っている。
 同資料館は「(遺物は)かつて恵庭に生活していた人の文化や歴史を雄弁に語ってくれる」と話し、毎年恒例になっている成果展で「遺跡や埋蔵文化財に対する理解が深まれば」と期待している。
 入場無料。問い合わせは同資料館 電話0123(37)1288。
http://www.tomamin.co.jp/20140512318

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