室蘭民報 【2014年5月1日(木)朝刊】
白老に2020年(平成32年)に開設される「民族共生の象徴となる空間(象徴空間)」を見据えた「第1回合同学習会」(白老町活性化推進会議主催)が4月28日、町総合保健福祉センターで開かれ、国のアイヌ政策推進会議委員で道内に10の宿泊施設を展開する鶴雅グループ社長の大西雅之氏が「アイヌ文化を活用したまちづくり」をテーマに講演した。
約80人が耳を傾けた。大西氏は道東の阿寒湖温泉で展開されている「アイヌ文化の発信基地になろう」という取り組みを紹介。火の神を迎える千本たいまつ行進、アイヌのさまざまな物語を題材にした人形劇、アイヌ民族が務めるネイチャーガイド、アイヌ文化を取り入れた宿泊設造りなど事例を挙げながら「この町の郷土力の中心はアイヌ文化」と強調した。
さらに「アイヌブランドを全道各地から発信していこう。その核になるのが象徴空間が開設される白老。そして各地域のアイヌ文化の発信を同時に行わなければならない」と述べた。カジノを含む統合型リゾート(IR)についても言及し「先住民のためのIRはどうあるべきか、白老と釧路が一緒に研究を進めることを提案したい」と提言した。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2014/05/01/20140501m_08.html
白老に2020年(平成32年)に開設される「民族共生の象徴となる空間(象徴空間)」を見据えた「第1回合同学習会」(白老町活性化推進会議主催)が4月28日、町総合保健福祉センターで開かれ、国のアイヌ政策推進会議委員で道内に10の宿泊施設を展開する鶴雅グループ社長の大西雅之氏が「アイヌ文化を活用したまちづくり」をテーマに講演した。
約80人が耳を傾けた。大西氏は道東の阿寒湖温泉で展開されている「アイヌ文化の発信基地になろう」という取り組みを紹介。火の神を迎える千本たいまつ行進、アイヌのさまざまな物語を題材にした人形劇、アイヌ民族が務めるネイチャーガイド、アイヌ文化を取り入れた宿泊設造りなど事例を挙げながら「この町の郷土力の中心はアイヌ文化」と強調した。
さらに「アイヌブランドを全道各地から発信していこう。その核になるのが象徴空間が開設される白老。そして各地域のアイヌ文化の発信を同時に行わなければならない」と述べた。カジノを含む統合型リゾート(IR)についても言及し「先住民のためのIRはどうあるべきか、白老と釧路が一緒に研究を進めることを提案したい」と提言した。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2014/05/01/20140501m_08.html