先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

豪・シドニーで「光の祭典」開幕

2014-05-25 | 先住民族関連
TBS News ‎- 2014年05月25日
 オーストラリアのシドニーで23日、南半球最大の「光の祭典」が開幕し、世界遺産のオペラハウスなどが鮮やかにライトアップされました。
 今年で6回目となる「ビビッド・シドニー」と名付けられたこのイベント。シドニー市内の観光名所や建物などが18日間に渡ってライトアップされる南半球最大の「光の祭典」です。ユネスコの世界遺産に指定されているシドニーオペラハウスも、有名アーティストらがプログラムした数分ごとに変化する59のパターンで彩られ、見物客らもその美しさに見入っていました。
 「すばらしい!」
 「言葉がでないくらい美しいわ!」
 「どれも良くて、青のライトアップが好き」
 イベント初日のこの日は、先住民アボリジニによるパフォーマンスが披露されたほか、シドニー市内各所で家族連れも楽しめるアトラクションが催されました。
 主催者は、イベント開催期間中、世界中から80万人の見物客を見込んでいます。(24日06:49)
http://news.tbs.co.jp/20140524/newseye/tbs_newseye2208501.html

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静寂に映えるツツジ…伊達・有珠善光寺

2014-05-25 | アイヌ民族関連
読売新聞  2014年05月24日
 国の史跡にも指定される北海道伊達市の有珠善光寺で、ヨドガワツツジが見頃を迎えた。開け放たれた客殿越しに見ると「びょうぶ絵」のような光景が広がる。ヨドガワツツジはボタンツツジの別名があり、薄紫色の花と新緑のコントラストはまばゆいばかり。先代の住職が約60年前に客殿脇の庭に植え、高さ約3メートル、幅約5メートルに成長した。
 同寺は、江戸時代、幕府がロシアの南下への警戒と、役人やアイヌ民族の人心安定などを目的に指定した「蝦夷えぞ三官寺」の一つで、第19世住職の木立大忍さん(64)は「ひとりでも多くの人に楽しんでもらえれば」と、客殿を無料開放している。花のピークは今週末という。
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20140524-OYTNT50034.html

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人形劇で世界観表現 阿寒湖アイヌシアター、来春から新作上演 ピヤラ アイヌ民族の今

2014-05-25 | アイヌ民族関連
北海道新聞  (2014/05/13)
さまざまな生き物の神が登場
 来春から上演される阿寒湖アイヌシアター「イコロ」の人形劇第2作「ちっちゃいカムイとゆっくりカムイ~森のなかまの荒グマ退治」は、故山本多助エカシ(長老)がユーカラを基に書いた物語が原作だ。舞台にはさまざまな生き物の神が登場し、多様な神様が共生するアイヌ民族の世界観を表現。子どもからお年寄りまで楽しめる舞台を目指し、出演者たちは練習を続けている。先月11日に行われた公開リハーサルの模様から、人形劇の魅力を一足先に紹介する。(文・鈴木誠、写真・小野弘貴)

 人形劇「ちっちゃいカムイとゆっくりカムイ」で表現されているアイヌ民族の世界観や劇の見どころについて、脚本の遠州まさきさん(61)=札幌市=と演出のくすのき燕(つばめ)さん(53)=長野県松本市=に聞いた。(鈴木誠)
【脚本】遠州まさきさん 荒グマが自然災害象徴
 原作では残酷なシーンもある物語ですが、人形劇ではコミカルにして、子どもからお年寄りまで誰にでも楽しく、喜んでもらえるものになったと思います。
 脚本を書く上で意識をしたのは、色んな神様が力を合わせなければ、悪い荒グマを倒せないということです。「せっかちな神」のミソサザイには勇気と正義感があり、「のんきな神」のサマイクルには深い知恵と思いやりがあった。いろいろな個性を持った神様が一緒に戦った結果、「この世には無駄な神様はいない」という共生の考えにたどり着くお話しです。
 ですが、それではみんなに倒される荒グマの存在は何なのか…。私は、荒グマを「自然災害」や「自分の中にある欲のようなもの」と解釈してみました。特に、脚本を書いたのが東日本大震災の後でしたので、震災や原発事故と荒グマが重なりました。昔から語り継がれてきた物語ですが、現代にこそ訴えるものがあるのではないでしょうか。
 物語は、アイヌ語で伝承されたものを山本多助さんが文章にし、社会に共有される道ができました。そして、芝居をつくる過程で、脚本、演出、美術、出演者など一人一人が自分の中に取り入れて解釈がより深まり、再生産されています。
 荒グマの解釈のように、いろいろと考えれば考えるほど、楽しめる豊かな物語です。観客の皆さんもぜひアイヌ民話の独特な世界に触れて、アイヌ文化を理解する入り口にしてもらえればと思います。
【演出】くすのき燕さん 楽器生演奏も楽しんで
 アイヌ民族には、動物など具体的な神様のほかに、ある種の漠然とした抽象的なものを神様とする世界観があるのでないかと考えました。今回の物語では、荒グマは災厄のイメージ。また、サマイクルは世界全体の中の智恵のようなものと考えてみました。
 森の鳥の神様が戦う中で、ケラ神(キツツキ)が歌い踊りながら荒グマに挑むシーンがあります。ちょっとふざけたシーンなのですが、歌は魔を払う意味合いがあるものをもってきました。弱い神様たちがまとまってみんなで魔を払う、そんな物語になっています。
 アイヌ民族の楽器がとても面白いと思いましたので、出演者が少ない中で大変だと思いましたが、生演奏をお願いしました。ムックリにしてもトンコリにしても、音色がきれいだし、私のような本州の人間にとっては珍しい楽器ですから。
 また、必ずしも人形劇が目的ではない観光が目的という方に、どう楽しんでもらうかということも悩みました。荒グマとの戦いをボクシングのラウンドに見立てるアイデアは、稽古の中で浮かびましたが、公開リハーサルでお客さんが笑ってくれるまで、本当に大丈夫なのか、笑ってもらえるのかと自信は持てませんでした。
 上演した後、作品はお客さんのものです。上演時間の40分間を楽しんでいただければありがたいですし、これからもアイヌ文化や人形劇に興味をもってもらい、足を運んでもらえるきっかけになればと思います。
【あらすじ】
 鳥たちが楽しく暮らす森にある年、恐ろしい荒グマが現れた。荒グマは人間を殺し、森を壊し始めた。森の鳥たちは荒グマ退治の相談を始めるが、あまりに強い荒グマに誰も立ち向かおうとはしない。
 そんな時、小鳥のミソサザイ(ちっちゃいカムイ)は「わたしが戦う」と声を上げる。だが「おまえのようなチビに何ができる」と、他の鳥たちにバカにされてしまうのだった。それでもミソサザイは諦めず、サマイクル(ゆっくりカムイ)に相談。共に戦うことを誓うが、せっかちなミソサザイは1人で荒グマと戦い始める。
 6日間戦い続けたミソサザイがサマイクルを再び訪れると、戦いのために片脚のすね当てをちょうど付け終わったところ。のんきなサマイクルにミソサザイはあきれるが、ミソサザイの戦いぶりに勇気づけられた他の鳥たちと共に、再び荒グマに挑むことに。
 果たして荒グマを倒すことができるのか。そして、サマイクルがのんびりしている訳とは。
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/piyar/232883.html

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米、和解金で潤う先住民居留地―ほぼ空の中古車展示場も

2014-05-25 | 先住民族関連
時事通信-2014 年 5 月 24 日 20:07 JST
By DAN FROSCH
 【フォートワシャキー(米ワイオミング州)】ウィンドリバー・インディアン居留地で3人の子どもを育てるシングルマザーのミスティー・マンさんは長い間、やりくりに追われていた。
 しかし、先月末、政府から5万2000ドル(約530万円)を超える額面の小切手が届くと、生活は楽になった。滞納していた公共料金を支払い、子どもたちに新しい靴やズボンを買ってやった。中古のトラックを買う資金もある。
 未払いの鉱山使用料をめぐって米国政府と争っていたウィンドリバー・インディアン居留地に住むイースタンショショーニ族とノーザンアラパホ族は政府が1億5700万ドル(約160億円)を支払うことで和解。両部族の住民約1万4000人が多額の小切手を受け取った。マンさんはその中の1人だ。
 和解が確定したのは今年1月。和解金は2つの部族が公平に分けることになった。ノーザンアラパホ族は1人当たり6300ドルを、住民が少ないイースタンショショーニ族は1人当たり1万3000ドルを受け取った。ワイオミング大学の研究者が実施した2010年の調査によると、広さ220万エーカーに上るこの居留地では、成人のネイティブアメリカンの約40%が失業中で、半数が政府の貧困基準を下回る生活を送っている。
 「仕事がある私たちでも次の給料が出るまで何とか持ちこたえるようなぎりぎりの生活をしている」とマンさんは言う。33歳のマンさんはイースタンショショーニ族のビジネス協議会の秘書をしている。和解金が部族の人々の生活に役立つと語った。オバマ政権はここ数年で、土地の管理をめぐって数十の部族が提起した訴訟を和解に持ち込み、これまでに10億ドルを超える和解金を支払った。
 ウィンドリバー居留地の訴訟は内務省が居留地で操業していたガス会社や石油会社から適切な使用料を徴収しなかったとして2つの部族が1979年に提起した。
 居留地に暮らす人々にとって和解金は人生に1度あるかないかの思いがけない収入だった。居留地の町リバートンとランダーは多額の金を持った人々であふれかえった。
 リバートンでは、銀行で口座を開いたり、日用品を買ったりするために家族連れが列を作った。トラブルが起きないようにと町のあちこちに警察が警備を強化した。店のオーナーは和解金のおかげでこれまでに経験したことがないほど繁盛していると話す。
 中古車販売のマークス・オート・セールスの販売台数は通常、1カ月に30〜50台だというが、1週間で150台売れた。リバートンのメインストリートに近い同社の展示場はほとんど空っぽだ。ウォルマートでは、若いノーザンアラパホ族の家族がうれしそうに65インチ型のテレビを買っていた。残りの金は全て銀行に預けた。家を買うつもりだそうだ。
 部族の幹部は住民に和解金の一部を取っておくように勧めている。大家族なら受け取った和解金は数万ドルになる。和解金のおかげで、多くの住民は将来、困ったときに使える資金を蓄えることができる。
 和解金のおかげで希望が持てたと言う人もいる。32歳のAllesandro Shoyoさんは1万3000ドルの小切手の半分を使って中古のクライスラー・セブリングを購入した。Shoyoさんはフォートワシャキーにある イースタンショショーニ族の事務所で管理人として働き始めたばかりで、これまでは事務所まで歩くか母親の車に乗せてもらっていた。
 Shoyoさんの人生には問題が多かったようだ。しかし、これからは真面目に生きると言った。「小切手のおかげで謙虚な人間になった気がする」という。「残りのお金は賢く使おうと思う。浪費はしない」
http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303295604579581630611163524

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メキシコの水中洞窟で発見された1万2000年前の少女、あなたは誰?

2014-05-25 | 先住民族関連
2014年5月24日 The New Classic編集部
メキシコ・ユカタン半島に位置する都市トゥルムの海中洞窟から2007年に見つかった人骨を分析した論文が、今月15日に科学雑誌Science誌に発表された。1万3000年前までに絶滅したとされているサーベルタイガーやオオナマケモノの骨とともに見つかった少女だ。
偶然発見された骨
このほぼ完全な形で見つかった骨格は、10代の少女のものとされており「ナイア(Naia)」と名付けられた。オヨ・ネグロとして知られている水中洞窟で発見された骨片からは、DNAを採取することに成功し、国際的な研究チームが分析にあたっていた。
専門のダイバーによって、複雑なカルスト洞窟群を800メートルほど進んだ場所から偶然発見された骨は、動物の骨が散乱していた空間に横たわっていた。ダイバーによって、ギリシャ神話に登場する水の精「ナイアス」になぞらえて「ナイア」と命名された。
彼女の骨は、少なくとも1万2000年以前のものであり、歯のエナメル質による分析から古くても1万3000年前のものであることが明らかになった。また、ナイアの年齢は15~16歳であり、骨盤が折れていることから、彼女がこの洞窟に落ちたのではないかと考えられているものの、その頭蓋骨はほぼ無傷だった。
この洞窟は、かつて陸上に存在したものの、最終氷河期が終わった約1万年前に、海面の上昇とともに海中へ沈むこととなった。発見されたのは2007年だったが、洞窟の調査や記録、ダイバーらの訓練、関係当局との調整などによって発見が公表されたのは2011年で、そこから大きな注目を集めてきた。
最初のアメリカ人
この人骨は、アメリカ大陸においてこれまで発見されたものの中では最も古く完全な状態であることから期待が高まっていたが、まず今回の調査結果が明らかにしたことは、北アメリカ人はアジアから陸の橋を渡って新たな大陸に到達したという長年の理論を支持したということだ。
現在シベリアと北アメリカ大陸とは、ベーリング海峡によって隔てられているが、古くはベーリング地峡によって陸続きになっており、ここからアジアにいた民族がアメリカ大陸にまで渡ったことがよく知られている。
彼女は、こうしたネイティブ・アメリカンの祖先である「パレオ・インディアン」の骨格であることから、はじめて北米に渡ってきた人々の実態を知る上での貴重な資料となった。
パレオ・インディアンとは?
ネイティブ・アメリカンの祖先は、「パレオ・インディアン」と呼ばれるが、現代のネイティブ・アメリカンとは異なる特徴を有していることで、長年にわたって謎とされていた。すなわち、パレオ・インディアンが、なんらかの変化を伴いながら現代のネイティブ・アメリカンになったのか?、あるいは、パレオ・インディアンは現代のネイティブ・アメリカンにとって変わられたのか?という問いかけだ。
パレオ・インディアンたちは、石器でつくられた槍を道具として古代のバイソンやヘラジカなどの大型動物を狩り、一方では木の実や根菜なども食べ、洞窟で暮らしていたと考えられる。「ナイア」の頭蓋骨は、パレオ・インディアンの特徴を有しており、彼女のDNA分析に期待が高まっていた。
ネイティブ・アメリカンと関係が
そして、調査の結果として「ナイア」の骨からは、現代のネイティブ・アメリカンが持っているミトコンドリアDNAが認められた。すなわち、考古学者ジェームズ・チャターズの指摘によれば「ナイア」の顔は、現代のネイティブ・アメリカンと「ほぼ対照的」であるにもかかわらず、遺伝的関係があることを示しているのだ。
研究チームが注目するのはそればかりではない。この骨から採取されたDNA配列の特徴は、アメリカ大陸でのみ発見されているアジア系の血統と合致した。この特徴は、チリやアルゼンチンの先住民に見られることから、南米大陸の先住民との関係性が明らかになることも期待されている。もちろん、こうした唯一の骨格から多くの結論を引き出すことは危険であると指摘する専門家も多いが、「ネイア」の骨格が新たな議論をもたらしてくれる可能性に期待する人々は多い。
http://newclassic.jp/13913

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野口さん、大川で個展 60点展示

2014-05-25 | 先住民族関連
読売新聞 2014年05月24日
 南米・ペルーの人たちを描いた作品で知られる大川市大野島の画家、野口忠行さん(75)の個展が同市小保の旧吉原家住宅で開かれ、初期から近作まで素朴なタッチの約60点が展示されている。25日まで。
 野口さんは武蔵野美術大を卒業し、市内の中学校で美術を教えた。30歳で画家を志し、世界中を巡ってスケッチしている。ペルーは1981年からほぼ毎年訪れ、自然と共生する先住民や街並みを描き続ける。画業以外でも、私財を投じてアンデス地方に小学校を開校するなどし、同国の教育に貢献したとして、2008年に日本外務大臣表彰を受けた。
 個展は、地元住民らでつくる「藩境のまちづくりを考える会」が地域活性化の一環で企画。キャンバス代わりにベニヤ板に描いた高校時代の静物画から、水彩絵の具を水で溶かさず和紙にすり込む技法でアンデスの家族らを表現した近作までそろい、画家としての歩みが分かる構成になっている。
 野口さんは「世界中を巡ったが、華やかさよりも、貧しさの中で黙々と生きるアンデスの人たちにひかれた。難しいこと抜きに作品を見て、楽しんで」と話している。
 展示は午前9時~午後5時(最終日は午後4時半)。無料。問い合わせは、考える会(0944・87・0931)へ。
http://www.yomiuri.co.jp/local/fukuoka/news/20140523-OYTNT50407.html


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「レッドスキンズは人種差別的」米議員らNFLチーム名変更求める

2014-05-25 | 先住民族関連
AFPBB News-2014年05月23日 19:30 発信地:ワシントンD.C./米国
【5月23日 AFP】米国の首都ワシントンD.C.(Washington D.C.)を本拠地とするナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の「ワシントン・レッドスキンズ(Washington Redskins)」のチーム名は人種差別的だとして抗議する先住民の運動に連帯し、米上院議員の約半数が連名でロジャー・グッデル(Roger Goodell)NFLコミッショナーに改名を促す書簡を送った。
 ニューヨーク州の先住民オナイダ(Oneida)の人々は、「レッドスキン」は米先住民に対する蔑称だとして名称変更を要求している。22日に公開された前日付の書簡では、民主党のハリー・リード(Harry Reid)上院院内総務をはじめ全上院議員の約半数にあたる49人が「今こそNFLが行動するときだ」と呼び掛けている。
 書簡の中で、議員らは「ワシントンD.C.のフットボールチームは、誤った歴史に属している。米先住民に対する人種差別発言を認めながら、アフリカ系米国人に対する人種差別発言をどう戒めるというのか」と指摘した。
 その上で「もはやNFLは、この問題を無視して人種差別に他ならないチーム名を使い続けさせてはならない」「われわれは、NFLが(レッドスキンズのチーム名変更を)公式に支持し、改名に向けて働き掛けることを強く求める」と、書簡は述べている。
 先住民組織オナイダ・インディアン・ネーション(Oneida Indian Nation)は、「レッドスキンは辞書で人種差別語だと定義されている」と主張してチーム名変更を求めているが、ワシントン・レッドスキンズのオーナー、ダニエル・スナイダー(Daniel Snyder)氏は名称変更に断固反対の立場を取っている。(c)AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3015773

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米西部、新たな保護地域の指定に賛否

2014-05-25 | 先住民族関連
毎日新聞 2014年05月23日
 バラク・オバマ大統領は今月14日、新たなナショナル・モニュメント(国立公園に似た保護地域)を指定した。これにより、かつてアメリカ先住民の戦士ジェロニモが闊歩していた、ニューメキシコ州南部の国有地約2000平方キロが保護されることになる。
 テキサス州エルパソとニューメキシコ州ラスクルーセスの間に横たわるオルガン山脈・デザートピークス地域は、オバマ氏が今年に入って指定した2カ所目のナショナル・モニュメントとなった。オバマ氏の在任中では11カ所目となり、面積は約2000平方キロと最も広い。
 オバマ氏はホワイトハウスでの式典で、「ラスクルーセスを見渡すオルガン山脈を見たことのある人なら、誰でも『壮観な場所だ』と言うだろう」と述べた。
 新たなモニュメントの半分は手つかずの自然として指定されているため、車の立ち入りや採鉱などの開発が規制される。また、新モニュメントは連邦土地管理局の管理する土地と重なることから、同局がこの地域を引き続き管轄する。
◆ルーズベルトの遺産
 オバマ氏による新たなナショナル・モニュメントの指定は、国有地の文化的・科学的資源の保護を目的としてセオドア・ルーズベルト大統領が署名した、1906年の遺跡保存法を利用している。内務省広報官によれば、リチャード・ニクソン、ロナルド・レーガン、ジョージ・H・W・ブッシュ(ブッシュ前大統領の父)を除く全ての大統領が、自由の女神像、グランドキャニオン、グランド・ティートンなどの文化・自然遺産を、この法律を使って保護してきた。
 ウィルダネス・ソサエティを始めとする環境団体は、新たに保護される国有地ができたことを歓迎するが、西部の共和党議員は反対している。彼らは以前からこうした指定に対し、国有地を閉め切って開発から遠ざける「土地の押収」とみなしてきたからだ。
◆隠れ場所となった山
 オルガン山脈・デザートピークモニュメントには5つの連山が含まれ、オルガンのパイプを思わせる尖塔のような山頂が連なる。243カ所もの遺跡が見つかっているほか、知られている中で最も初期のアメリカ先住民の村や、先住民の3部族による古代の岩石彫刻がある。
 アパッチ族の戦士ジェロニモや、19世紀の開拓地で無法者として知られたビリー・ザ・キッドが、この山々を隠れ場所として使った。また、起伏の多い土地はアポロ宇宙船の宇宙飛行士が訓練に使用した。プロングホーン、ミュールジカ、イヌワシ、アメリカワシミミズクを始めとする多くの動物の生息地でもある。
 今回のモニュメント指定には、ニューメキシコ州選出の民主党上院議員トム・ユードール(Tom Udall)氏とマーティン・ハインリック(Martin Heinrich)氏の支援があった。一方、同州の共和党下院議員で、選挙区の一部がモニュメントに含まれるスティーブ・ピアース(Steve Pearce)氏は昨年、モニュメントの広さを約2000平方キロから221平方キロに制限する法案を提出している。
 ユタ州選出の共和党下院議員ロブ・ビショップ(Rob Bishop)氏は、新たなナショナル・モニュメントの指定に以前から反対を表明しており、同州内にある現在検討中の複数の候補地についても指定に反対してきた。ビショップ氏はオバマ大統領への書面の中で、国境付近のナショナル・モニュメントは麻薬密売人や人身売買業者に隠れ場所を提供することになり、「国境警備隊が定期的なパトロールや逮捕を行う権限を阻んでしまう」と懸念を表明している。
 米国税関・国境取締局はビショップ氏の主張に対し、モニュメントの指定は当局の国境警備権限を「決して制限するものではない」と反論している。
Laura Parker, National Geographic News
http://mainichi.jp/feature/nationalgeo/archive/2014/05/23/ngeo20140523004.html

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企業のCSRに対する取組の動向に関する調査報告書をまとめました

2014-05-25 | 先住民族関連
経済産業省 (プレスリリース)-2014/05/22
本件の概要
経済産業省では、企業活動に大きな影響を与えるCSR(企業の社会的責任)の今日的な課題を理解するため、企業の個別事案や諸外国のCSR 戦略、国際フレームワークの現状を包括的に把握するための調査を行いました。このたび、調査結果を「国際的な企業活動におけるCSR(企業の社会的責任)の課題とそのマネジメントに関する調査報告書」として取りまとめました。
1.調査の背景
企業のグローバル展開が進む中、人権や環境問題等のCSR(企業の社会的責任)に関連する様々な問題が、これまで我が国企業が想定してこなかったようなビジネスインパクトをもたらすようになっています。企業の海外拠点やサプライチェーンにおける雇用や労働条件に関する人権問題、事業を行うための土地契約に関する先住民問題、水資源や生活権に関する問題、紛争地域における資源開発や鉱物資源利用の問題等、様々な問題がリスクとして顕在化しています。
一方で、これらの問題への対応を強化することで、競争相手と比べた優位性を確保しようとする企業も出てきています。今後、日本企業が国際的な活動を通じて、持続的な価値創造を続けるためにも、CSR の課題・リスクに的確に対応することは、事業存続の条件(License to Operate)であるとともに、競争力の源泉となり得るものと言えます。
こうした状況を受けて、国際的にも、国連の「ビジネスと人権に関する枠組み」(2008 年)や「ビジネスと人権の指導原則」(2011 年)、ISO26000(2010 年)、OECD多国籍企業行動指針の改定(2011 年)等、各種の枠組みづくりが行われています。また、米国のドッドフランク法(紛争鉱物規制)、EU のセクター別人権ガイダンスや非財務情報の開示規制等、各国においてもCSR に関連した制度改正が行われています。
企業やそれに関わるステークホルダーが、これらの課題や各種フレームワーク・制度の背景を理解するとともに、CSRの各種課題にどのように対応すべきかを検討するための一助とするため、我が国及び諸外国の企業が関係した事案と取組状況等をまとめて提示することを目的としております。
2.報告書の概要
本報告書では、我が国企業において必ずしも十分に認識や対応が取られていない一方、グローバルに活動する中で直面せざるを得ないCSR 上の重要論点を抽出し、その現状と課題を実例とともにまとめています。
具体的には、①新興国における労働問題、②先住民の生活及び地域社会、③水ストレスの高い地域における水リスク、④腐敗防止、⑤食品サプライチェーンにおけるトレーサビリティ及び持続可能性、⑥紛争鉱物、⑦租税回避の7分野を抽出し、文献調査及び特徴的な企業へのヒアリング等を実施しました。
さらに、国連やOECD、ISO 等の国際的なフレームワークの目的、内容、各国における活用状況を整理するとともに、各国のCSR 戦略をとりまとめています。
本報告書が、グローバル展開を行っている、または行おうとしている企業において、各分野で直面しうるリスクや取り組みうるグッドプラクティスを把握し、実践する上での参考となれば幸いです。
担当 経済産業政策局 企業会計室
公表日 平成26年5月23日(金)
発表資料
企業のCSRに対する取組の動向に関する調査報告書をまとめました(PDF形式:121KB)PDFファイル
グローバル企業が直面する企業の社会的責任の課題(調査報告概要)(PDF形式:365KB)PDFファイル
国際的な企業活動におけるCSR(企業の社会的責任)の課題とそのマネジメントに関する調査報告書(PDF形式:1,842KB)PDFファイル
http://www.meti.go.jp/press/2014/05/20140523004/20140523004.html

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[評]Ninfa嘆きの天使…人力のスペクタクル

2014-05-25 | アイヌ民族関連
読売新聞- 2014年05月22日 08時00分
 大仕掛けな野外舞台で知られる劇団が、東京・世田谷の住宅地に異界を出現させた。
 会場は緑深い太子堂八幡神社。まず薄暮の境内で行われた顔見せ=写真=に驚いた。降りしきる水、樹上の櫓やぐらでの掛け合いなど鮮烈なパフォーマンスで物語の設定を印象づける。
 続いてテントに移動して本編に。起点は高度経済成長期に向かう頃の青森の貧しい姉弟の物語だ。弟ノリオは新聞配達で家計を助け、映画館のスクリーン裏の木馬の脇でまどろむことが楽しみだ。姉セツは心を病み、つらい生活から逃れてオーロラの海に行くことを夢想する。2人の周囲でチョウのように時空を舞う慈母のような女性ぼろ、曲馬団の少女、故郷を失った老アイヌ、出稼ぎで体を壊した父、ぼろを追う盗賊の頭かしららがうごめく。
 舞台はたっぷりと奥行きを取り、家屋を乗せた2台の回り舞台を駆使して、青森、網走、ロシアの寂れた土地に場面を移す。詩情あふれる空間で現実、非現実の漂泊者が絡み合う物語は夢の中の出来事のよう。貧困のために流浪した人々の悲哀、怒りや優しさ、悠久のロマン、叙情が巨大でわい雑なセットで増幅され、様々な思いが心に広がった。
 劇団は1987年旗揚げ。ぼろ役の千代次ら屋外の芝居で鍛えられた役者陣は巧者ぞろいで、ハプニングも演技に取りこんで観客の心をつかむ。また膨大な水を操るなどのスペクタクルは人力で行われる。粗削りながら、人間が出来ることのすごさも感じた。作・演出は桃山邑ゆう。(祐成秀樹)
 ――6月3日まで。5月21、26日は休演。
http://www.yomiuri.co.jp/culture/stage/theater/20140521-OYT8T50174.html

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