北海道新聞09/07 11:09
アイヌ工芸作品コンテストで優秀賞を獲得した倉島さん
【北広島】アイヌ文化振興・研究推進機構(札幌)主催のアイヌ工芸作品コンテストで、北広島市の主婦倉島美栄さん(77)の刺しゅう作品「のれん(カパラミプ仕立て)」が、一般作品部門で最高賞に当たる優秀賞に輝いた。倉島さんは昨年、同コンテストの奨励賞に選ばれており、2年連続の受賞を喜んでいる。
コンテストには木工や織物など約190点の応募があり、8月に受賞が決まった。
作品の大きさは縦約1メートル70センチ、横約1メートル10センチ。指導を受ける北海道アイヌ協会優秀工芸師の石井美香さんに文様をデザインしてもらい、自身で全体の構図を考えた。
倉島さんは昨年9月に左手を骨折したが、痛みを押して藍染めの木綿布に文様を縫い付けた。
倉島さんはもともと手芸やパッチワークを趣味にしていた。2010年に市内で開かれたアイヌ刺しゅうの講座に参加。「家族の無事を祈って一針一針に心を込めて作る」と聞いて感銘を受け、技術を磨いてきた。12年には地域の主婦らとアイヌ刺しゅうを学ぶサークル「ウレシパ会」を作り、月2回集まって創作を続けている。
倉島さんは「好きでやっているだけ。これからも会の仲間と楽しみながら作品を作っていきたい」と笑顔で話していた。(谷本雄也)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/sapporo/1-0313434.html
アイヌ工芸作品コンテストで優秀賞を獲得した倉島さん
【北広島】アイヌ文化振興・研究推進機構(札幌)主催のアイヌ工芸作品コンテストで、北広島市の主婦倉島美栄さん(77)の刺しゅう作品「のれん(カパラミプ仕立て)」が、一般作品部門で最高賞に当たる優秀賞に輝いた。倉島さんは昨年、同コンテストの奨励賞に選ばれており、2年連続の受賞を喜んでいる。
コンテストには木工や織物など約190点の応募があり、8月に受賞が決まった。
作品の大きさは縦約1メートル70センチ、横約1メートル10センチ。指導を受ける北海道アイヌ協会優秀工芸師の石井美香さんに文様をデザインしてもらい、自身で全体の構図を考えた。
倉島さんは昨年9月に左手を骨折したが、痛みを押して藍染めの木綿布に文様を縫い付けた。
倉島さんはもともと手芸やパッチワークを趣味にしていた。2010年に市内で開かれたアイヌ刺しゅうの講座に参加。「家族の無事を祈って一針一針に心を込めて作る」と聞いて感銘を受け、技術を磨いてきた。12年には地域の主婦らとアイヌ刺しゅうを学ぶサークル「ウレシパ会」を作り、月2回集まって創作を続けている。
倉島さんは「好きでやっているだけ。これからも会の仲間と楽しみながら作品を作っていきたい」と笑顔で話していた。(谷本雄也)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/sapporo/1-0313434.html