先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

アイヌ民族の遺骨=三股智子 /北海道

2016-09-13 | アイヌ民族関連
毎日新聞2016年9月11日 地方版
 この夏、アイヌの遺骨にまつわる二つの慰霊儀式を取材した。北海道大から浦河町杵臼の遺族らに返還された12体の再埋葬と、北大納骨堂で開かれた毎年恒例のイチャルパ(慰霊祭)。19世紀後半以降に研究名目でコタン(集落)の墓地などから持ち去られた遺骨は、北大だけで約1000体にのぼる。
 遺骨返還に際し、北大は「和解内容に無い」として謝罪しなかった。イチャルパでは、山口佳三学長がこれまでの遺骨の扱いなどがアイヌ民族の尊厳への配慮に欠いたとして「反省」を口にしたが、当事者意識に欠けているように思えた。
 確かに、不適切な遺骨収集があった当時の研究者は大学に残っていない。しかし、アイヌの人々の訴えを受けて納骨堂ができるまで不適切な保管を続け、現在も返還が進まないことを、大学はどのように受け止めているのか。報道陣の問いかけにもほとんど答えない対応は残念だった。
 国内外の博物館や研究機関で、続々とアイヌの遺骨が見つかっている。国が整備する慰霊施設への集約を前に、全容解明と当事者の真摯(しんし)な対応に期待したい。
http://mainichi.jp/articles/20160911/ddl/k01/070/183000c

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人類学者の加藤九祚氏が死去 国立民族学博物館名誉教授

2016-09-13 | アイヌ民族関連
共同通信 2016/9/12 18:52

NPO法人ユーラシアンクラブ(東京)に入った連絡によると、シルクロード研究などに尽力した人類学者で国立民族学博物館名誉教授(北・中央アジア民族史)の加藤九祚(かとう・きゅうぞう)氏が、仏教遺跡の発掘調査のため滞在していたウズベキスタン南部テルメズの病院で現地時間11日午後、死去した。94歳。死因は不明。韓国慶尚北道生まれ。葬儀・告別式は未定。
数日前に現地で倒れ、テルメズの病院で入院中だった。
1944年に出征。満州で敗戦を迎え、シベリアに抑留された。75年に民博教授。ウズベキスタンの仏教遺跡で発掘調査を続けていた。
http://this.kiji.is/147997197037502465?c=110564226228225532


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

文化人類学者の加藤九祚さん死去 ウズベキスタンで

2016-09-13 | アイヌ民族関連
NHK9月12日 16時56分

シベリアや中央アジアのシルクロードを中心に歴史や民族の調査を続けてきた文化人類学者の加藤九祚さんが、発掘のため訪れていたウズベキスタンで日本時間の12日未明、亡くなりました。94歳でした。
加藤さんは大正11年に朝鮮半島で生まれ、上智大学の予科に在学中に徴兵されて、終戦後、ソ連軍の捕虜になり、昭和25年までシベリアに抑留されます。
帰国後に上智大学を卒業すると、シベリア抑留中に学んだロシア語を使ってシベリアの歴史や民族の研究を始めました。
昭和50年には国立民族学博物館の教授になり、翌年、アイヌ民族の研究者として知られるニコライ・ネフスキーの生涯を書いた「天の蛇」で大佛次郎賞を受賞しました。
また、中央アジアのシルクロードの研究も手がけ、地域の情勢が安定しないことから発掘調査が進んでいなかったウズベキスタンの仏教遺跡などの調査にあたったほか、一般向けの著作も数多く出版しました。
平成11年に南方熊楠賞に選ばれ、平成23年には瑞宝小綬章を受章しています。
加藤さんは立正大学がウズベキスタンのテルメズで行っている発掘調査に同行していましたが、大学によりますと調査中に倒れて現地の病院に入院し、日本時間の12日未明、亡くなったということです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160912/k10010682321000.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

縄文期の土器・土偶作り体験しよう 新見で10月9日「野焼き祭り」

2016-09-13 | 先住民族関連
山陽新聞 (2016年09月11日 14時15分 更新)
 縄文時代に行われていた野焼き技法で土器・土偶作りを実演するイベント「秋の縄文野焼き祭り」が10月9日、猪風来美術館(新見市法曽)前の広場で開かれる。
 当日は、館長を務める縄文造形作家・猪風来さんと同業で息子の村上原野さんらの指導で、事前に愛好者が製作した作品約100点を、雑木を組んで焼き上げる。石を磨いて勾玉(まがたま)を作ったり、粘土で土器を作ったりできる縄文体験コーナー(いずれも有料)をはじめ、野菜を土器で炊いた汁のサービスや地元特産品の販売もある。
 今回、猪風来さんが米国で知り合った先住民・ホピ族の銀細工師が参加。アクセサリーなどの銀細工を展示販売するほか、猪風来さんと対談する。猪風来さんは「縄文の世界観をより多くの人に体感してもらいたい」と話している。
 午前9時~午後4時。雨天時は10日に順延。館内では土器・土偶も手掛ける画家米本久美子さん=岡山市=の作品展「旅のはじまりから未来へ」も開催中(11月27日まで、要観覧料)。問い合わせは同美術館(0867―75―2444)。
http://www.sanyonews.jp/article/413479


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする