先住民族関連ニュース

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五輪トーチ持つ武四郎像を制作 津の有志、白老町に寄贈へ

2020-03-05 | アイヌ民族関連
北海道新聞 03/04 18:36 更新
 津市の有志らでつくる「美里ふるさと愛好会」は4日までに、聖火リレーのトーチを持った三重県松阪市出身の探検家松浦武四郎(1818~88年)の像を制作した。武四郎は「北海道」の名付け親とされ、6月中旬に白老町を東京五輪の聖火リレーが通るのに合わせ、町に寄贈する。
 道内では新型コロナウイルス感染が相次いでおり、発案した松阪市の前川幸敏さん(72)は「早期終息を願い、北海道の皆さんを応援したい」と話している。
 像は和服姿で高さ約1・8メートル、重さ約50キロ。鉄製の骨組みに発泡スチロールを貼り付け、銅像のように塗装した。
 武四郎は北海道を探検し、地理やアイヌ文化を詳細に記録した。前川さんが、アイヌ民族が多く住む白老町に寄贈を打診し、了承が得られた。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/399187

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はまらぬピース

2020-03-05 | アイヌ民族関連
北海道新聞 03/04 16:00
 枠に収まらないのであれば、枠を取っ払ってしまえば良い。そんな発想が世界的な大ヒットゲームを生んだ。
 コンピューターパズルゲーム「テトリス」。四つの正方形で作られた7種類のブロックを回転させながら落とし、横一列に並ぶとその列が消える。一度は遊んだ方も多かろう。
 開発した旧ソ連の科学者アレクセイ・パジトノフ氏は、多様な形のブロックのピースを枠のケースに納めるパズルに着想を得た。
 早さと正確性でゲーム性を高めたが、すぐにコンピューター画面がブロックで埋まってしまう。
 そこで生み出したのが、横一列がつながったブロックを消すというアイデアだ。枠に収めるだけのゲームが、無限の可能性を持つことになった。
 こちらは、たくさんの可能性を閉ざすことになりはしないか。
 今夏の東京五輪開会式でアイヌ民族の伝統舞踊が不採用となった。総合演出を統括する狂言師の野村萬斎さんは「式典の制約の中で、はまらなかった」と説明した。
 同化政策などで抑圧された歴史を持つ先住民族にとって、五輪開会式は、文化や伝統を世界に発信する好機となる。
 東京大会が掲げる「多様性と調和」にもふさわしい。近年、先住民族の文化発信は定着していただけに関係者の落胆は大きい。
 式典の制約があるというが、舞踊の登場の仕方を工夫することで克服できないものか。
 思考や視座の角度と方向を変えてみれば、未知なる演出が生まれるかもしれない。(田中祥彦)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/399086

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苫小牧の自然写真集に 市内の小嶋さん制作

2020-03-05 | アイヌ民族関連
北海道新聞 03/04 05:00
 苫小牧市矢代町の写真愛好家小嶋洋子さん(69)が、苫小牧市内の川の源流部や動植物などを撮影した写真集「続とまこまいのyamwakka」(ヤム・ワッカ=アイヌ語で「冷たい水の湧くところ」)を制作した。小嶋さんは「季節によって姿を変える自然の美しさや湧き出る水の雄大さを楽しんでほしい」と話している。
 写真集はA4判82ページで2010年に続き2作目。赤や黄色に色づいた紅葉が水面に映る幌内川の様子や岩場を激しく流れる錦多峰川の源流部など6つの川のほか、撮影中に出合ったカワセミやキタキツネなどの動物、スミレやミズバショウなどの写真856枚が並ぶ。
 小嶋さんは1990年に市内高丘の北大研究林で行われたホタルの放流会で見た水辺の美しさにひかれたのをきっかけに、水流や草花の観察・撮影を始めた。夫の徹夫さん(67)と共に週末を中心に市内各地に足を運び、撮影を続けている。
 写真集は200部制作し、関係者に配布したほか、苫小牧市立中央図書館と苫小牧市美術博物館に寄贈した。小嶋さんは「自分が見て感動した自然の美しさを写真を通してより多くの人に感じてほしい」と話している。(斎藤佑樹)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/398970

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アイヌの血を引く少年描いた福永壮志監督作、トライベッカ映画祭コンペ部門へ!

2020-03-05 | アイヌ民族関連
映画.COM 2020年3月4日 17:00
阿寒湖のアイヌコタンを舞台に、アイヌの血を引く14歳の少年の成長を描く
(C)AINU MOSIR LLC/Booster Project
[映画.com ニュース] 「リベリアの白い血」の福永壮志監督作「AINU MOSIR」(アイヌ・モシリ)が、アメリカの第19回トライベッカ映画祭のインターナショナル・ナラティブ・コンペティション部門に、長編日本映画として初めて出品されたことがわかった。
ニューヨークを拠点に活動し、長編デビュー作「リベリアの白い血」が第65回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門に正式出品され、第21回ロサンゼルス映画祭では最高賞に輝いた福永監督。企画から約5年をかけて作り上げた本作では、自身の出身地である北海道で、阿寒湖のアイヌコタン(集落)を舞台に、アイヌの血を引く14歳の少年の成長を描く。主人公・カントを演じた下倉幹人はじめ、現地に住むアイヌの人々を起用。ほかリリー・フランキー、三浦透子がゲスト出演している。
さらに、国際色豊かな豪華製作陣が結集。「Ryuichi Sakamoto: CODA」のエリック・ニアリ、「閉鎖病棟 それぞれの朝」の三宅はるえがプロデューサーに名を連ねた。ショーン・プライス・ウィリアムズ(「神様なんかくそくらえ」)が撮影監督を務め、ヨハン・ヨハンソンやマックス・リヒターら著名な作曲家たちと共作してきたクラリス・ジェンセンと、アイヌの音楽家でアイヌの伝統弦楽器・トンコリ奏者のOKIが音楽を手掛けた。
トライベッカ映画祭は、2001年にアメリカ同時多発テロからの復興を願い、ロバート・デ・ニーロらによって設立された。サンダンス映画祭、SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)映画祭と並ぶ、北米を代表するインディペンデント映画祭である。第19回トライベッカ映画祭は、4月15~26日(現地時間)に開催される。
「AINU MOSIR」は、秋に東京・渋谷のユーロスペースほか全国で公開予定。
https://eiga.com/news/20200304/14/
作品情報
『AINU MOSIR』
2020年秋にユーロスペースほか全国で公開
監督・脚本:福永壮志
出演:
下倉幹人
秋辺デボ
下倉絵美
三浦透子
リリー・フランキー
配給:太秦
https://www.cinra.net/news/20200304-ainumosir

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アイヌが題材の映画『AINU MOSIR』トライベッカ映画祭コンペ部門に選出

2020-03-05 | アイヌ民族関連
シネマネット 2020/03/04 17:00
『AINU MOSIR』 ©AINU MOSIR LLC/Booster Project
映画『AINU MOSIR』が『第19回トライベッカ映画祭』インターナショナル・ナラティブ・コンペティション部門に選出されたことが発表された。
『リベリアの白い血』の福永壮志監督が企画から約5年をかけて作り上げた同作は、監督の出身地である北海道・阿寒湖のアイヌコタンを舞台に、アイヌの血を引く14歳の少年の成長を描いた作品。出演者には主人公カント役の下倉幹人、現地に住むアイヌの人々、ゲストのリリー・フランキーと三浦透子らが名を連ねる。今秋に東京・渋谷のユーロスペースほか全国で公開予定。長編日本映画が『第19回トライベッカ映画祭』のコンペティション部門に選出されるのは今回が初となる。
プロデューサーは『CUT』『Ryuichi Sakamoto: CODA』のエリック・ニアリと『あの日のオルガン』『閉鎖病棟-それぞれの朝-』の三宅はるえ。撮影監督は『神様なんかくそくらえ』『グッド・タイム』のショーン・プライス・ウィリアムズが務め、音楽はクラリス・ジェンセン、アイヌの音楽家でトンコリ奏者のOKIが担当した。
『トライベッカ映画祭』は2001年に同時多発テロからの復興を願ってロバート・デ・ニーロらによって設立されたインディペンデント映画祭。『第19回トライベッカ映画祭』はアメリカ・ニューヨーク現地時間4月15日に開幕する。
https://www.cinra.net/news/20200304-ainumosir

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寝袋から ぼ~っと「流氷浴」 眺めるだけの体験観光話題 斜里

2020-03-05 | アイヌ民族関連
北海道新聞 03/04 05:00
 【斜里】流氷が接岸する町ウトロの海岸で、寝袋にくるまって椅子に座り、流氷を眺める新たな体験観光が始まり、話題を呼んでいる。森林浴になぞらえて「流氷浴」と名付けられ、利用者から「流氷の静けさを感じられた」「斬新」といった声が上がる。主催する観光関連業者は「知床の流氷の良さを肌で感じ、癒やしにしてほしい」とアピールする。
 流氷浴は断熱性の高い冬用の寝袋と、長時間座っても疲れにくいキャンプチェアを使い、45分ほど目の前に流氷が広がるダイナミックな光景を眺め、静けさの中で風の音や鳥の鳴き声を聞く。足を伸ばしてリラックスできるように板を用意し、カイロや温かな飲み物を提供する。小型無人機ドローンで記念撮影を行うサービスもある。
 発案したのは町ウトロ地区で旅館やレストラン、遊覧船事業などを展開する「しれとこ村」グループの企画担当、渡部譲二さん(40)。知床沿岸は流氷が接岸すると波音が消え、静寂に包まれる。「寝袋を使えば長い時間眺められ、流氷の素晴らしさを体感してもらえるのでは」と観光商品化を提案。運営会社「ザ・キムンカムイ(アイヌ語で山の神の意味)」を立ち上げ、2月から営業を始めた。
 これまで利用した約40人の観光客からは「座り心地がよくて気持ちいい。もっとゆっくりしたかった」といった感想が寄せられた。
 来年以降、旅行会社のツアーに組み込まれることも決定。渡部さんは「知床の新しいアクティビティとして定着してほしい。知床流氷フェスなどのイベントと絡ませ、新しい展開ができれば」と期待をかける。
 流氷浴の場所は飲食店「かにや幌別店」付近の海岸で、営業は流氷が接岸している今月下旬まで。午前9時~午後3時半。1人2500円。問い合わせはザ・キムンカムイ(電)070・4796・9238へ。(国乗敦子)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/398872

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