先住民族関連ニュース

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小中高380校がウポポイの予約 コロナで時期変更も

2020-03-18 | アイヌ民族関連
北海道新聞 03/18 05:00
 道は、4月24日に胆振管内白老町に開業予定のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」への小中高校の予約が380校約4万5千人に上るとの調査をまとめた。現時点で新型コロナウイルスの感染対策で既にキャンセルが2校、来場時期の変更が27校に上っているという。18日の道議会予算特別委員会で説明する。
 ウポポイの来場者について、国や道は開業年となる今年、100万人を目標に掲げる。小中高校の来場者の多くは修学旅行で、道外も含まれているという。道内で新型ウイルスの感染が続けばウポポイへの来場を控える動きが加速する可能性もあるため、道は施設での感染予防対策を強化する方針。(安倍諒)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/403396

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苫小牧市がIR誘致継続 課題山積 市民と再考を 苫小牧報道部・鈴木雄二

2020-03-18 | アイヌ民族関連
北海道新聞 03/15 11:21
 カジノを中心とする統合型リゾート施設(IR)の誘致を目指している苫小牧市は2020年度予算にIR関連費を計上し、誘致継続の姿勢を明確にした。だが、IRは鈴木直道知事が昨年11月に「誘致に挑戦したい」としつつも、当面の認定申請を行わないことを表明。IRを巡る汚職事件を背景に、道が20年度予算案でも関連予算の計上を見送り、IRの早期開業の道は事実上閉ざされた。市はこうした状況を受け止め、まちづくりにIRが本当に必要なのか、市民に問い直すべきだ。
 苫小牧市は、新千歳空港に近接する植苗地区の一帯を「国際リゾートエリア」として開発し、高級ホテルや商業施設、大規模展示・会議場などを整備する構想を描く。IRはエリアの中核施設と位置づけ、市内経済界と連携して誘致を目指してきた。
 同エリアではIRと別に、健康をテーマにした海外富裕層向けリゾート施設の整備計画が進む。不動産開発森トラスト系の投資会社MAプラットフォーム(東京)が最大2500億円を投じ、高級ホテルなどを23年にも開業する。
 市は20年度、MA社の事業計画も踏まえつつ、IR誘致の可能性を探り、外国人を同エリアから市中心部などに回遊させる方法を専門家を交えて調査する。関連予算は1500万円。岩倉博文市長は「人口減と少子高齢化が進むなか、将来も持続可能なまちづくりを続ける新たな戦略として、構想の実現にチャレンジしてきた」と強調する。
 市がIR誘致にこだわるのは、富裕層を照準とする集客と経済効果への大きな期待が背景にある。市の試算では、IRには最大で年間838万人が訪れ、うち外国人客が175万人を占める。開業後の経済波及効果は年間2100億円。このほか、カジノ利用料や固定資産税などの市税収入の増加も期待する。
 苫小牧は製紙業の企業城下町として栄え、石油、自動車産業などの企業も誘致することで成長してきた。外部資本を導入し、地域活性化を図る政策は綿々と継承され、IRにも通じるところがある。
 しかし、道がIRの認定申請を見送ったのは、開発による自然環境への影響など、目下の課題の早期解決が難しいためだった。市が今後もIR誘致を目指すならば、事業効果を高めるための調査よりも、積み残した「宿題」を片付けることが先ではないか。
 カジノによるギャンブル依存症対策、上下水道や道路といったインフラ整備の負担、既存の商業施設などへの影響―。環境問題以外にも山積する課題にどう対応するか、市として明確な考え方を示すべきだ。現状では具体的な解決策の検討は道半ばで、20年度予算も市民向けの説明会の経費などは盛り込んでいない。
 一方、まちづくりには時間軸の視点も重要だ。IRの認定申請の主体の道は、20年度予算案でIR関連費用の計上を見送った。現職国会議員が逮捕されたIRの汚職事件が影を落とし、道議会側の慎重な声にも配慮したとされる。
 市は、国が3カ所を上限に21年夏にも決めるIR開設地が1、2カ所にとどまり、空いた枠に再挑戦するシナリオに期待していたが、道の予算計上見送りで、それも難しい情勢になった。次の機会は、国が開設地域数を再検討する約10年後との見方が強い。
 IR誘致が当面難しく、将来の実現性も不透明な現実を直視すれば、市は外部資本に依存せずに、地域資源を生かすまちづくりの戦略を磨く必要があるだろう。苫小牧の西隣の胆振管内白老町ではアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の開業を控え、市内でも国内外の観光客を呼び込む機運が高まっている。苫小牧港東港区では今春、道内の農水産物輸出の拠点となる大型冷凍冷蔵倉庫が完成予定だ。地域の価値を高め、経済の活力を生み出すテーマには事欠かない。
 市内では昨秋、鈴木知事のIRを巡る判断が迫る中、誘致の是非を問う住民投票を目指す市民有志が団体をつくった。カジノとギャンブル依存症問題を考える勉強会も開かれた。苫小牧の将来を、行政や企業任せではなく、市民自ら考えようとする意識が高まった。市はIRが直面する諸課題を謙虚に受け止め、市民とともに立ち止まり、見つめ直す姿勢を示してほしい。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/402544

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聖火と私 多様性/2 日本へ 希望の橋渡し

2020-03-18 | アイヌ民族関連
会員限定有料記事 2020年3月17日 18時28分(最終更新 3月17日 18時35分)
2020年東京オリンピックは大会ビジョンに「多様性と調和」を掲げる。人種、肌の色、性別、性的指向、言語、宗教、政治、障害の有無など、あらゆる面での違いを肯定し、自然に受け入れ、互いに認め合うことで社会は進歩する、とうたう。大会ビジョンを体現するように、聖火ランナーにはアイヌ民族や性的少数者(LGBTなど)、外国籍や海外にルーツを持つ人たちが名を連ねている。
 聖火ランナーに決まった静岡県湖西市の木村タエコさん(20)はブラジル国籍の日系3世。小学2年で来日したがいじめに遭い、中学で不登校になった。柔道に打ち込むことで仲間と出会い、苦しい経験を乗り越えてきた。「外国人の代表として、いじめを受けている全ての人に少しでも希望を与えたい」
 ブラジル北部マナウス市の出身。第二次世界大戦中にコーヒー豆栽培のため、愛知県からブラジルに渡った曽祖父母がルーツだ。幼少期に両親が出稼ぎで湖西市に渡り、祖母に育てられた。両親と一緒に過ごしたいと来日を決めた。
この記事は有料記事です。
残り1508文字(全文1932文字)
https://mainichi.jp/articles/20200317/org/00m/050/007000c

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観光客にアイヌ文化発信 協業民芸と亜細亜が新商品開発-白老

2020-03-18 | アイヌ民族関連
苫小牧民報2020.03.17

ウポポイ開業を前に商品開発に取り組んだ白老観光商業協同組合の関係者
 4月の民族共生象徴空間(ウポポイ)開業を前に、白老観光商業協同組合に所属する協業民芸(壬生龍之介社長)と、陶芸・藍染め工房の亜細亜(盛悦子代表)が観光客向けの新商品を開発した。商品はアイヌ文様をデザインした革製品や布製品、銀細工など豊富に取りそろえ、町内の観光インフォメーションセンターなどで販売する。白老に根差し、もの作りを通じてアイヌ文化を発信してきた両者は「まちをアピールしたい」と意気込んでいる。
 同組合は、町内の民芸品店などで1972年に発足し、ポロトコタンで民芸会館ミンタラを運営。木彫り熊など民芸品を扱う店が並んだ会館は、白老アイヌ文化の発信拠点として観光客の人気を呼んだ。だが、アイヌ民族博物館を構えたポロトコタンが国のウポポイ整備地となったため、会館は取り壊しとなり、その後の仮設店舗も2017年に営業を終了。組合員の脱退も相次ぎ、現在は協業民芸と亜細亜が中心となって組合を続けている。
 修学旅行生などにアイヌ文化の体験プログラムも提供している両者は、ウポポイ来館者に地元白老をアピールしたいと商品開発を模索。亜細亜は町内外のハンドメード作家にも協力を呼び掛け、アイヌ文様を施した革製品のキーホルダーやがま口、銀細工のアクセサリー、文様の刺しゅう入り布製品のトートバッグやタペストリーなど約30種を取りそろえた。
 協業民芸は、アイヌ文様と「SHIRAOI(白老)」の文字、ポロトコタンのシンボルだった「コタンコロクル」像のデザインを組み合わせた日本手拭いを作った。
 商品の中で革製品はいずれもカラフルな仕上がりで、がま口にアイヌ民族の若い女性をデザインしたかわいらしい品物も。アイヌ文様を施した銀細工の耳飾りも目を引く。日本手拭いは外国人観光客からも人気が出そうだ。
 今後、各商品の価格などを検討し、4月から駅北観光商業ゾーンで白老観光協会が運営する観光インフォメーションセンターなどで販売する予定。協業民芸(東町2)と亜細亜(日の出町1)でも取り扱う。
 高度成長期をはじめ長く白老観光を支えた組合の民芸品店は、観光ブームの下火に伴って次々に廃業。木彫りなどもの作りの職人もめっきりと少なくなった。白老観光商業協同組合も一時50人以上の組合員を数えたが、今では3組合員に減った。そうした中で組合の専務理事を務める亜細亜の盛悦子さん(73)は、ウポポイ誕生を好機として捉え、「もう一度、白老のもの作りを盛り上げたい」と言う。協業民芸を切り盛りする石山篤子さん(69)と斉藤孝延さん(41)も「地元の文化発信を意識して活動したい」と意欲を見せる。
http://www.hokkaido-nl.jp/article/16463

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「星野リゾート 界 ポロト」2021年冬開業

2020-03-18 | アイヌ民族関連
ホテルバンク-2020.03.18
星野リゾートは、北海道・白老(しらおい)町と2018年6月28日に締結した「パートナーシップ協定書」に基づき、温泉旅館を開業することとし、その施設名称を「星野リゾート 界 ポロト」(42室)に決定した。アイヌの人々の暮らしや自然観、家族観から学び、現代にあった新しい形で再現する。
アイヌ文化を尊重し異なる民族との共生を体感
界 ポロトは、星野リゾートが全国で16施設を展開する温泉旅館ブランド「界」としては、界 長門(2020年3月12日開業)、界 霧島(2021年開業)、界 別府(2021年開業)に続いて19軒目、北海道では占冠村にある「リゾナーレトマム」、旭川市にある「OMO7旭川」に続き3軒目。
界 ポロトは、2021年冬に開業を目指しており、設計は建築家の中村拓志(なかむらひろし)氏が手掛ける。
世界的にも珍しい植物由来の有機物を含有する「モール泉」が湧出する白老温泉。界 ポロトは、野鳥等も生息する北海道の天然林に囲まれたポロト湖畔に面し、全客室レイクビューとして、宿泊施設からでも四季折々に色づく景色を楽しめる。
湖面にはアイヌの建築方法である、丸太組みの三脚構造を再解釈した「カシ」と呼ばれる湯小屋が集落の様に佇む。まるで湖に浸かっているかのような露天風呂は、モール泉を心行くまで満喫でき、「ココロカムイ」(温泉の神)に感謝を捧げる神聖な空間となる。アイヌの人々の暮らしや自然観、家族観から学び、現代にあった新しい形で再現したデザインとなるという。
温泉旅館ブランド「界」は、その土地、その季節でしか出会えない日本ならではのおもてなしと、心地よい和にこだわった快適な空間を提供している。
界 ポロトは、白老町及び隣接する民族共生象徴空間「ウポポイ」の関連団体と連携をとりながら、アイヌ文化を尊重し、ゲストがアイヌ文化や異なる民族との共生を体感することのできるよう、こだわりのおもてなしを提供していくという。
出典:白老町
2020年4月24日に白老町ポロト湖畔に誕生するウポポイ(民族共生象徴空間)は、先住民族であるアイヌの文化復興等に関するナショナルセンター。アイヌを主題とした日本初の国立博物館で国立アイヌ民族博物館・国立民族共生公園・慰霊施設が整備される。「ウポポイ」はアイヌ語で「(おおぜいで)歌うこと」を意味する。
【計画概要】
施設名称:星野リゾート 界 ポロト
所在地:北海道白老郡白老町若草町1-1018-1
敷地面積:9963平米
建築面積:2015平米
延床面積:4906平米
階数:地上4階
客室数:42室
設計:株式会社NAP建築設計事務所、前田建設工業株式会社
着工日:2020年5月中旬(予定)
開業時期:2021年冬(予定)
北海道白老町ホテル展開状況
メトロエンジンリサーチによると、白老町には宿泊施設が30、部屋数にして300室が提供されている。
貸し別荘が多く展開しているエリア。
森林域はヒグマの生息地でポロト湖付近などでヒグマが出没することがある。
https://hotelbank.jp/hoshinoresort-kai-poroto-open-2021winter/

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