先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

<新刊と文庫>「壁抜け男」など

2020-03-17 | アイヌ民族関連
北海道新聞 03/15 05:00
<単行本>
◆壁抜け男 マルセル・エーメ著、ヨシタケシンスケ絵
 世界の作家の短編小説を新訳で紹介する「世界ショートセレクション」シリーズ。フランスの作家の6編を収録。骨董屋(こっとうや)に並ぶ靴に憧れるが、貧しさのため諦めている少年の悲しみと喜びを描いた「七里のブーツ」、壁を抜ける特殊能力を身につけたために破滅の道をたどる中年男が主人公の表題作など、恵まれない庶民に向けた温かいまなざしが感じられる良作がそろう。平岡敦訳。(理論社 1430円)
◆子どもたちのビミョーな本音 武井明著
 思春期外来を開設する市立旭川病院の精神科医が、長年向き合ってきた小中高生60人の声を紹介する。発達障害があったり、親から暴力を受けていたりと複雑な例も。学校や親との関係で悩む様子や、解決に向けた本人たちの工夫にも触れた。著者は「問題を抱える子や親の解決の糸口に」と願う。(日本評論社 1980円)
◆秘蔵古写真 紀行 日本カメラ博物館監修
 幕末や明治期の日本各地を写した、日本カメラ博物館所蔵の古写真約500点を“紀行”というテーマで編集収録。英国軍人サットン撮影による箱館奉行所役人とアイヌ民族との会見や、開拓使に雇われたオーストリア人写真師スティルフリード撮影の道内風物も必見。かなたに消えた日本の風景に目が離せなくなる写真集だ。(山川出版社 1980円)
<文庫・新書>
◆全盲の弁護士 竹下義樹 小林照幸著
 中学生の時に網膜剥離で失明した後、1981年、9回目の挑戦で司法試験に合格し、全盲の弁護士第1号となった竹下義樹(よしき)の半生を描く。生活保護行政の問題を追及した柳園(やなぎその)訴訟の原告弁護団長を務めるなど、人間の尊厳や生きる権利を守るため、困難な闘いに挑んだ弁護士活動を紹介。2005年刊の単行本を文庫化した。(岩波現代文庫 1342円)
◆昔は面白かったな 石原慎太郎、坂本忠雄著
 作家、政治家として歩んだ石原と多くの作家を担当した文芸編集者坂本の対談集。戦時中、米軍機から機銃掃射された体験を持ち、その後、批評の神様とされた小林秀雄にたてついた若き日の石原。悪筆の石原の原稿を解読する坂本の苦労話のほか、往年の文壇エピソードから死生観まで縦横に語り合う。(新潮新書 792円)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/402708

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聖火と私/2 多様性 大会のビジョンに

2020-03-17 | アイヌ民族関連
会員限定有料記事 毎日新聞2020年3月17日 東京夕刊
 2020年東京オリンピックは大会ビジョンに「多様性と調和」を掲げる。人種、肌の色、性別、性的指向、言語、宗教、政治、障害の有無など、あらゆる面での違いを肯定し、自然に受け入れ、互いに認め合うことで社会は進歩する、とうたう。大会ビジョンを体現するように、聖火ランナーにはアイヌ民族や性的少数者(LGBTなど)、外国籍や海外にルーツを持つ人たちが名を連ねている。
 聖火ランナーに決まった静岡県湖西市の木村タエコさん(20)はブラジル国籍の日系3世。小学2年で来日したがいじめに遭い、中学で不登校になった。柔道に打ち込むことで仲間と出会い、苦しい経験を乗り越えてきた。「外国人の代表として、いじめを受けている全ての人に少しでも希望を与えたい」
 ブラジル北部マナウス市の出身。第二次世界大戦中にコーヒー豆栽培のため、愛知県からブラジルに渡った曽祖父母がルーツだ。幼少期に両親が出稼ぎで湖西市に渡り、祖母に育てられた。両親と一緒に過ごしたいと来日を決めた。
この記事は有料記事です。
残り1305文字(全文1729文字)
https://mainichi.jp/articles/20200317/dde/007/050/040000c

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<北海道>さらに便利!「エアポート」が1時間5本に

2020-03-17 | アイヌ民族関連
HTB 3/16(月) 19:01配信
 列車が、駅が、大きく変わりました。14日からJRの快速エアポートが1時間5本に増え、札幌周辺や新千歳空港の移動がさらに便利になりました。
 14日朝。札幌駅のホームに現れたのは、「特別快速」のエアポート。朝は札幌発の2便、夜は新千歳空港発の2便で、途中停車駅は新札幌と南千歳だけ。所要時間は4分短い最速33分となります。「快速エアポート」は1時間あたり5本に増便。日中はこれまでの15分間隔からおおむね12分間隔となりさらに便利になります。
 東京から出張「空港で待たずにすぐ来られた。便利になった。」
 札幌市民「運休になっても次があると余裕がある。」
 利便性が増す一方、新型コロナウイルスの影響で新千歳空港では多くの便が欠航となっていて、利用客の確保が課題です。4月24日のウポポイの開業を前にリニューアルされた白老駅。きれいになった駅舎にはアイヌ文様が描かれ、駅の南北を結ぶ広々とした自由通路もできました。
 地元の人「いままで田舎くさい地元にあったような駅だったけど、モダンな感じになったと思います。こんなのになるとは思わなかった」
 ウポポイまで歩いて10分とアクセス抜群の白老駅。「ウポポイ・民族共生象徴空間前」の副駅名も付けられました。また、特急「すずらん」に加えて、これまで通過していた特急「北斗」も新たに1日19本停車するようになり、さらに便利になりました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200316-00000011-htbv-hok

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