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先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

アイヌ民族のサケ漁、要件緩和 名簿の事前提出省略

2020-03-25 | アイヌ民族関連
北海道新聞 03/25 05:00
 道は24日の道議会水産林務委員会で、アイヌ民族が伝統的なサケ漁を行う際の申請手続きを緩和すると明らかにした。昨年5月施行のアイヌ施策推進法で、同漁への配慮を求められたことに伴う措置。市町村が策定するアイヌ施策推進地域計画に文化伝承を目的としたサケ採捕が盛り込まれた際、市町村の職員を責任者とすることで、サケ漁を行う全員の名簿の事前提出を省略できるようにする。
 従来は全員の名簿を道に提出するよう義務づけていた。許可の有効期間も最大1年だったが、市町村の地域計画に合わせて最大5年に延ばす。採捕期間や漁法などは従来通り、道への申請が必要。手続き緩和の開始時期は未定。
 市町村職員が立ち会い、申請に基づいた漁を行うよう指導・監督するため、道は「違法操業と明確に区分できる」としている。自民党・道民会議の佐々木大介氏(石狩管内)への答弁。
 道は許可申請を条件に、伝統文化の継承などを目的としたサケの特別採捕を1986年から例外的に認めている。
(麻植文佳)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/405626

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アイヌのサケ漁 申請手続き緩和

2020-03-25 | アイヌ民族関連
NHK 03月24日 12時17分
アイヌの伝統的なサケ漁をめぐって、道は、申請手続きを緩和することになりました。いまは、道に漁を行う全員の名簿を提出する必要がありますが、新年度からは市町村の責任者が認めた人は誰でも漁ができる制度も設けられるということです。
24日の道議会水産林務委員会で、道は、アイヌの人たちが伝統的なサケ漁を行う際、申請手続きを緩和する方針を示しました。
いまは、道に対して事前に漁を行う全員の名簿を提出する必要がありますが、これに加えて新年度からは、市町村の職員を責任者として責任者が認めた人は誰でも漁ができる制度も設けられるということです。
アイヌのサケ漁をめぐっては、紋別市のアイヌの男性らが行政の許可を得ずに漁をしたとして警察に書類送検された一方、アイヌ施策推進法では、伝統的な漁法の継承のため特別な配慮をするよう求めています。
【アイヌ協会理事長は】
北海道アイヌ協会の加藤忠理事長はNHKの取材に対し「いずれにしても許可制であることに変わりはないが、ひとつ前進したものと受け止めている。長年かかって成立したアイヌ施策推進法のもと、今後も引き続き、多文化共生社会の実現に向けて改善を進めてほしい」と述べました。
【専門家は】
先住民の権利に詳しく紋別アイヌ協会を支援する室蘭工業大学の丸山博名誉教授は「手続き論も重要だが、紋別市のアイヌの男性らが訴えた先住権の問題に真正面から応えたものとは言えない。当事者であるアイヌをきちんと加えた形で、議論を深めていくべきだ」と指摘しています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200324/7000019404.html

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アイヌのサケ漁、要件緩和 名簿の提出不要に

2020-03-25 | アイヌ民族関連
産経新聞 2020.3.24 18:41
 北海道は24日、伝統的な儀式や漁法の伝承目的に限り認めている川でのサケ漁の許可申請手続きについて、漁を行う先の市町の担当職員が認めた場合には、参加者の名簿提出を不要にする内規改正を近く行うと明らかにした。
 昨年5月施行のアイヌ施策推進法に基づき、文化振興や環境整備に向け作成した地域計画にサケ漁を盛り込んだ釧路市など6市町が対象。道の担当者は「誰が漁をするか各市町が把握できていればよい。手続きが簡単になる」と話した。
 アイヌのサケ漁は明治政府が禁止。道は平成17年から伝統儀式などに限って手続きを踏んだ上でのサケの捕獲を許可しているが、一部で反発を呼び、紋別市に住むアイヌの男性が昨夏に許可申請せずに漁を強行し、書類送検された。浦幌アイヌ協会(浦幌町)はサケ捕獲は先住民族の持つ「先住権」だとして国や道に確認を求める訴訟を起こす方針を固めている。
https://www.sankei.com/life/news/200324/lif2003240071-n1.html

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主体的学び、手順明示 中学教科書検定 知識偏重脱却図る 教員の工夫阻む懸念も

2020-03-25 | アイヌ民族関連
北海道新聞 03/25 09:59
 24日に発表された教科書検定に合格した中学校の教科書は、新たな学習指導要領の目玉である「主体的・対話的で深い学び」を意識し、生徒自身の考える力や多様な視点を育む仕掛けが盛り込まれた。知識の詰め込みを重視してきた従来型の授業からの脱却を目指すものだ。道内の教育現場からは負担増などを懸念する声もくすぶっており、新たな教科書が負担軽減などにつながるか注目される。
 「主体的・対話的で深い学び」は、教師から教わる一方通行の授業ではなく、生徒が自ら考えたり、クラスで話し合う機会を通じて、未知の課題に対応できる力や生涯学び続ける姿勢を養うのが狙いだ。
 検定に合格した教科書は新しい形の授業に向け、単元ごとに学習の目的や方向性を明確に示し、問いの立て方や話し合いの手法などを解説。帝国書院の編集者は「課題解決型の学習になるような教科書の構成を意識した」と話す。
 例えば公民の社会保障の授業では、教育出版が中学3年生までにかかる医療費や教育費を生徒が調べるページを単元の最初に新設。社会保障が抱える課題やそれを学ぶ意義を生徒が考えるように促している。日本文教出版は架空の政党の社会保障政策を比較し、景気への影響などを話し合う教材を掲載した。
 道内の教育現場でも、こうした「主体的・対話的で深い学び」に向けた模索は既に始まっている。日高管内新ひだか町立静内第三中は学級を3、4人ずつのグループに分けて生徒同士が教え合う「協同的な学び」を取り入れ、教師が教科書よりもレベルが高い発展的な問題を用意して授業に取り組んでいる。
 ただ、生徒が意欲的に取り組める問題をつくるためには試行錯誤が必要。同校研修部長の前川勝哉教諭は「教材研究に時間をかけ過ぎると、帰りが遅くなってしまう」と長時間労働の短縮など働き方改革も求められる中での苦労を語る。
 こうした教育現場の負担を減らすため、新しい教科書では、そのままグループでの話し合いなどに活用できる教材が数多く掲載された。ある編集者は「若い先生も増えており授業で使える題材を多く用意した」と説明。ただ、授業の手引のような教科書への依存が高まれば、教員の工夫の余地をなくしかねない懸念もある。
 東大大学院の藤江康彦教授(教育学)は「どんな教材でも教師が答えを教える授業では生徒が受け身になる」と指摘。「生徒が自ら答えにたどり着いて『分かった』と実感する経験が、生涯学び続けられる姿勢を育むことにつながる」と、従来のような教師が一方的に教える授業から、共に学ぶ授業への意識転換が必要だとしている。
 部活や生活指導に追われる中、「主体的・対話的で深い学び」の要素を取り入れた授業に取り組んでいる道東の40代の中学教諭は「深い学びは、人生を豊かにしてもテストの点数にはならない」と語る。知識偏重のこれまでの教育を変えていくには、評価方法や受験のあり方も変えていく必要があると指摘した。(鈴木誠、嘉指博行)
■英語、動画で導入 QR全社活用
 英語では文法中心の授業からコミュニケーション重視に大きくかじを切るため、動画で英語を聞いてから授業を始める教科書が登場した。今回の教科書検定からQRコードが掲載できるようになり、新しい学びが実現した。
 英語の新学習指導要領では、実際のコミュニケーションを通じて文法や語彙(ごい)を習得するように変わった。各社とも教科書に「読む・聞く・話す・書く」と活動内容を示すマークを入れ、授業で英語を使いながら学べるように工夫。「聞く」活動ではQRコードを全社が活用し、スマートフォンなどで外国人が話す音声を聞けるようにした。
 さらに光村図書出版と東京書籍はQRコードを使い、各章の最初に英語の動画を見せることを導入にして、文法などを学ぶ構成にした。東京書籍の編集者は「音声だけよりも動画があった方が情報が多く、英語を理解しやすい」と説明。「小学校は『聞く・話す』が中心で(文法などより)基礎ができている。その積み上げを授業に生かしたい」と狙いを話す。
 QRコードは英語以外の教科書でも活用。東京書籍の社会科では、アイヌ民族や領土問題について地理、歴史、公民それぞれの教科で特集した内容を、QRコードを読み込んで見られるようにした。
 学校図書の理科では、これまで紙に掲載していたコラムをデジタル教材に変更し、3年生の教科書で前回より40ページ減らし、100グラム以上軽くした。同社の編集者は「教科書の重さが社会問題になり、ページ数を減らす必要があった」と話している。(鈴木誠)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/405685

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アイヌ民族 6教科で記載 教科書検定 音楽や美術にも 新学習指導要領が影響

2020-03-25 | アイヌ民族関連
北海道新聞 03/25 05:00
 文部科学省が24日に公表した教科書検定で合格した中学校の教科書では、アイヌ民族や文化について社会科のほぼ全ての教科書が取り上げたほか、音楽や美術にも記載された。背景には学習指導要領の改訂や、アイヌ施策推進法が昨年施行されたことがある。
 アイヌ民族関連を取り上げたのは6教科の計35点。社会科の地理、歴史、公民では、自由社の公民以外の全教科書が掲載し、記載があるページ数は社会科全体で現在の計73ページから85ページに増加。教育出版は歴史と地理で特集ページを新設し、胆振管内白老町に開業予定の民族共生象徴空間「ウポポイ」なども紹介した。
 これまでの学習指導要領では、歴史で近世の北方交易を説明するためにアイヌ民族を紹介するとされていたが、新たな指導要領ではアイヌ文化も記載するよう明記。また社会科のほか、音楽で弦楽器「トンコリ」、美術ではアイヌ文様など、教科に応じてアイヌ文化が掲載された。
 題材では、社会や国語の計8点が「アイヌ神謡集」や著者の知里幸恵を取り上げ、差別の中で生きながら、アイヌ民族に伝わる物語を記録に残した経緯を紹介している。登別市の「知里幸恵 銀のしずく記念館」の金崎重弥館長は「幸恵の生きざまを通し、アイヌ民族が歩んできた時代背景や痛みを知ってほしい」と期待する。
 現代のアイヌ民族の姿を詳述した教科書もある。光村図書出版は2年生の道徳で、アイヌ民族の歌手川上容子さん(42)がアイヌ民謡の伝承に懸ける思いを紹介した。川上さんは「多様な文化を尊重し合い、一緒に生きる大切さを感じてもらいたい」と願っている。(斉藤千絵、鈴木誠)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/405624

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ウポポイ来月開業 国交相が意欲 「道内観光への応援に」

2020-03-25 | アイヌ民族関連
北海道新聞 03/25 05:00
 赤羽一嘉国土交通相は24日の閣議後記者会見で、1カ月後の4月24日に迫ったアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」(胆振管内白老町)の開業について「何としても実現をしたい」と述べ、予定通りの開業に意欲を示した。ただ、新型コロナウイルスの感染状況次第で延期する可能性にも触れ、専門家の意見を踏まえて最終判断するとした。
 赤羽氏は「北海道は今、感染状況も随分落ち着いている」と述べ、日程を変えないことが感染拡大で集客に苦しむ道内観光業に対する「最大の応援の一つだ」と強調。18日の開園記念式典についても予定通り開催する方針を示した。
 一方、判断には感染状況を分析する政府の専門家会議の意見が不可欠と説明。場合によっては開業延期もあり得ることを示唆した。
 国や道は感染防止策として、入場者が密集しないよう複数の入り口を設けたり、一定の間隔をあけて見学してもらったりすることを想定。体温検査の実施や伝統的なコタン(集落)を再現したエリアの立ち入り制限なども検討している。
 観光施設や博物館などの休業が続く中、道内からは明るい話題としてウポポイ開業に期待する声が上がる。政府関係者は「最終決定は直前になるかもしれないが、できる限り日程を変えずに開業する方向で準備を進める」と話す。(山田崇史)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/405620

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森友問題再燃 麻生氏言動が波紋 弔問巡り遺族と食い違い

2020-03-25 | アイヌ民族関連
北海道新聞 03/25 05:00
 麻生太郎財務相の言動が、学校法人「森友学園」の決裁文書改ざん問題の再燃をきっかけに波紋を広げている。自殺した財務省職員の遺族側と認識が食い違っているのに取り合わず、記者会見では挑発を繰り返す。政府内では「麻生氏の個性だと見なされている」として不問に付す向きが強いが、閣僚としての資質が問われそうだ。
 「弔問には了解をいただければ伺いたいと申し上げたが、うまくいかなかった。原告と被告の立場になるなど難しさがある」。麻生氏は24日の衆院財務金融委員会で遺族への弔問に否定的な考えを重ねて示した。自殺した近畿財務局職員の妻は18日発売の週刊文春で、財務省に麻生氏による墓参りを希望していたと証言。後日、墓参りの申し出を遺族側が断ったと誤解した局長から「断ってくれてありがとう」と言われ、強い憤りを感じたと主張している。
 ところが、麻生氏は18日の国会答弁で、遺族の了解があれば弔問する意向を示す一方で、職員が自殺した2018年当時、「遺族の了解をいただけなかった」と説明。妻は23日、「麻生氏は国会で私の言葉をねじ曲げた」とのコメントを公表した。麻生氏が参院予算委員会で再調査だけでなく、弔問にも難色を示すと、妻は「麻生氏が裁判を理由に弔問を断るのは絶対におかしい」と2度目のコメントを出した。
 19日の記者会見では、森友問題の追及を繰り返し受けると、最後に原油価格を唐突に持ち出し「財研(財務省の記者クラブ)だったら(原油価格の下落は)どうですかくらい質問は出んのかね。それも知らない?」などと挑発。23日の会見では記者に逆質問し「何だ、誰も返事できないって悲しかねえか。ちょっと頼むぜ。ここ社会部じゃねえだろう」と語った。
 10日には新型コロナウイルスを「武漢ウイルスなるもの」と発言。中国政府の抗議を受け「新型コロナと呼んでいることを否定するつもりは全くない」と釈明した。1月には「(日本は)一つの民族」と発言、アイヌ民族を「先住民族」と明記する「アイヌ施策推進法」に矛盾するとして、撤回、謝罪に追い込まれた。
 立憲民主党の中堅議員は「何を言っても麻生氏だからといって不問に付すのは民主主義の危機だ」と警鐘を鳴らす。(石井努)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/405604

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阿寒湖温泉、アイヌ民族が案内 6月からツアー 散策、工芸体験…自然敬う精神性も伝える 4月末に予約開始

2020-03-25 | アイヌ民族関連
北海道新聞 03/25 05:00

 【阿寒湖温泉】阿寒アイヌ工芸協同組合(釧路市阿寒町)は、アイヌ民族が案内役を務めるガイドツアーを6月1日から始める。自然との共生を重んじるアイヌ民族の考えに触れながら自然散策やものづくりが体験でき、関係者はツアーを阿寒湖温泉の観光客の増加につなげたい考え。4月30日から特設サイトで予約を受け付ける。
 ツアーは自然散策や神へ祈る儀式「カムイノミ」を体験する「森の時間」(約1時間半、5610円)、自然散策や口琴のムックリ作りを楽しむ「湖の時間」(約2時間半、7700円)、アイヌ文様の刺しゅうか木彫を体験できる「創る時間」(約1時間、各4290円)の計4種。いずれも小学生以上が対象で、定員は各10人(最少催行人数は2人)。一部は英語による案内も可能だ。
 ツアーでは「Anytime,Ainutime!(エニータイム、アイヌタイム!)」をコンセプトに、自然を敬うアイヌ民族の精神性も伝える。ガイド役の阿寒湖アイヌコタン在住の4人は自身の体験や昔話など交えて案内し、参加者にアイヌ文化に触れてもらう。
 担当者は「旅を通してやすらぎや癒やしを感じてほしい。ツアーで知ったアイヌ民族の思想や暮らしの知恵を、普段の暮らしの中でも大切にしてもらえれば」と期待する。
 同組合や釧路市などはツアーの実施に向け、これまでガイドの養成講座やモニターツアーを重ねてきた。ウェブサイト、PR動画の制作などにはアイヌ政策推進交付金を活用する。
 ツアーの予約はウェブサイトhttps://anytimeainutime.jpから。問い合わせは阿寒アイヌ工芸協同組合(電)0154・67・2727へ。(光嶋るい)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/405540

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保健福祉部長に三瓶氏 経済部長は山岡氏 道人事

2020-03-25 | アイヌ民族関連
北海道新聞 03/25 01:05 更新
 鈴木直道知事は24日、4月1日付の道部長級人事を決めた。47人中31人を交代させる大幅な異動となり、新型コロナウイルス感染症対策を取り組む保健福祉部長には三瓶徹観光振興監(57)、ウイルスに関連する経済対策などを担う経済部長には山岡庸邦人事委員会事務局長(58)を起用。総合振興局長・振興局長は新任が9人となった。
 交通企画監に柏木文彦日高振興局長(58)、観光振興監に大内隆寛根室振興局長(58)を充てる。水産林務部長には佐藤卓也上川総合振興局長(57)が就く。
 会計管理者は三井真十勝総合振興局長(58)、監査委員事務局長は加藤浩道立総合研究機構経営企画部長(58)、人事委員会事務局長は青木誠雄空知総合振興局長(57)を起用。教育部長は志田篤俊労働委員会事務局長(58)、地域振興監は佐々木徹渡島総合振興局長(56)、食産業振興監は経済産業省から出向中の豊島厚二空港戦略推進監(49)を充てる。
 総合振興局長・振興局長の新任では、空知に高野瑞洋航空局長(58)、石狩に佐藤則子人事局長(56)、日高に北村英則政策局長(54)が就く。渡島は鳴海拓史地域経済局長(57)、上川は中島俊明経済部次長(54)、宗谷は竹花賢一情報統計局長(58)を起用。オホーツクには橋本智史農村振興局長(56)、十勝に水戸部裕生産振興局長(55)、根室に遠藤俊充水産局長(56)を充てる。
 本庁部長級で、築地原康志環境生活部長(59)、小田原輝和農政部長(58)、小林敏克建設部長(59)、阪正寛東京オリンピック連携推進監(58)、長橋聡アイヌ政策監(57)、近藤晃司道議会事務局長(59)は留任する。
 知事は主要部長のうち、総務部長に平野正明教育部長(58)、総合政策部長に倉本博史経済部長(58)を充てることを既に決めている。(内藤景太、高橋澄恵)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/405363

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日高管内平取町で木彫り職人を目指す 植松由貴(うえまつ・ゆき)さん

2020-03-25 | アイヌ民族関連
北海道新聞 03/24 10:47
 細やかな切り込みで表した花のつぼみとシカの角をあしらった根付け―。日高管内平取町の工芸店でアイヌ民族のマキリ(小刀)に触れて、そのデザインと機能性に心を奪われた。あれから2年、今は自分がマキリを作る立場に立った。「あの時のマキリが、進むべき道を教えてくれた気がするんです」
 鹿児島県出身。高校生の時、日本史の教科書で、あらゆる物に魂が宿ると考えるアイヌ民族の考え方や神秘性を知り、興味を持った。熊本大3年の夏、自転車で野宿などをしながら、約1カ月間かけて白老や札幌、網走など全道のアイヌ関連施設を訪問。平取町のライダーハウスにも滞在し、アイヌ文化財を見たり、アイヌ語教室に参加したりして町民と交流を深めた。
 「生活の中にアイヌ文化が根付いている。人とのほどよい距離感が心地よい」と町が気に入った。伝統的な木彫りを行う職人とも出会い、その時買ったマキリを大切に持ち続けてきた。
 大学卒業後、東京のIT会社に勤めたが、昨年秋に偶然、平取町のホームページで町が地域おこし協力隊を募集していると知った。不慣れな土地への移住に不安もあったが、マキリへの思いが再燃した。「物作りをしてみたい」と応募し、2月に同町に着任した。
 任期は最大3年間。町アイヌ工芸伝承館「ウレシパ」を拠点に、町内の工芸家に師事しながら木彫りの技術を学ぶ生活を送る。「アイヌ民族の生活や文化、生き方を道外の人に伝えたい。伝統を受け継ぎながら、自分だけの文様を模索したい」。23歳。(川崎博之)
◆ウレシパのシは小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/405297

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アイヌの高校生が見たマオリのまち ウピシカンタ

2020-03-25 | アイヌ民族関連
NHK 2020年3月24日(火)午後0時08分 更新
ニュージーランドの先住民の言葉・マオリ語はかつて、いまのアイヌ語のような消滅の危機にあった…。
その危機をどう乗り越えたのかを知るために、アイヌの若者たちが現地を訪れました。
マオリの歓迎
アイヌの高校生や大学生など9人が訪れたのは、ニュージーランド北部のまち、ムルパラ。ここは、住民のほとんどがマオリのまちです。一行を迎えたのは、地元の部族学校「テ・クラ・カウパパ・モテュハケ・オ・ターフィウアウ(日本語で「神聖な山の近くの学校」)」の生徒たち。ハカ・ポーヒリと呼ばれる特別な踊りで、歓迎の気持ちを表しました。
アイヌの訪問団も歓迎のお返しに伝統の歌を披露したあと、マオリの若者たちと額と鼻をつける「ホンギ」(マオリの伝統的なあいさつ)で交流が始まりました。
訪問団の織田瑞希さん(高校3年生)
「こころよく受け入れてくれる感じがあって嬉しかった」

アイヌ語伝承を阻んできたもの
織田瑞希さんは、平取町の高校3年生です。織田さんが生まれ育った平取町は、アイヌの人々が多く住み、アイヌ文化が深く息づいた町です。しかし、そんな平取町でもアイヌの独自の言語、アイヌ語を話せる人は、ほとんどいないのが現状です。
背景にあるのは、明治政府が進めた同化政策です。アイヌの人たちは、法律で「旧土人」と位置づけられ、学校では日本語での教育が強制されました。アイヌの人たちへの差別意識も強まり、いまでも、アイヌであることを隠さざるを得ないひとたちは少なくないと指摘されています。
織田さんにも自分がアイヌであることを言えない時期がありました。6歳のころから地元のアイヌ語教室でアイヌ語を学び、当初は、自分がアイヌであることに恥ずかしさを感じることはありませんでした。しかし、小学5年生の時に引っ越しにともなって町内の別の小学校に転校。まわりにアイヌ語教室に通っている子は1人もおらず、周囲にアイヌであると明らかにすることに、初めて抵抗を感じました。
織田瑞希さん
「アイヌであることが言えずに、ビクビクしていました」
アイヌだと言われることが恥ずかしいと感じ、友達にもアイヌであることはなかなか言えずに過ごしていました。
織田さんの母の久美子さんもみずからがアイヌと打ち明けることができなかった時期が長年、続いていました。まわりからアイヌだと言われるのが嫌になり、平取町を出て東京で働いていた時期もありました。
久美子さんの祖母や曾祖母は、アイヌ語を話すことができましたが、教わったことはなかったといいます。「アイヌであることを隠したい」という意識がアイヌ語の伝承を阻んでいたのです。
瑞希さんの母・久美子さん
「自分がアイヌだと言えない時期があった。伝承してきたいが、私はアイヌ語を話すことはできない」
マオリとの出会いが変えた
織田瑞希さんに転機が訪れたのは、中学1年生のとき。海外の先住民族との交流事業で訪れたニュージーランドでのマオリとの出会いでした。
目にしたのは、ハカ。その踊りに圧倒的な迫力と民族としての一体感、そして「誰にも負けない」という気持ちを感じたといいます。気づけば涙を流していました。
織田瑞希さん
「マオリのひとたちが誇りを持って披露していた。私もアイヌであることを隠さなくてもいいのかな、アイヌも胸を張って歌や踊りができたらいいな」
その後も、町の事業でニュージーランドを訪れたり、平取町にマオリの人たちが留学でやってきたりと交流は続きました。そのなかで、織田さんは大きな夢を持つようになりました。「アイヌの学校をつくる」という夢です。
アイヌ語の伝承が、自分たちの世代で途絶えてしまうのではないか。自分の好きなアイヌ語を消滅させたくないという思いが強くなっていきました。
マオリ語でマオリの歴史を語るということ
アイヌ語を後世に伝え、残すためにどうすればいいか。織田さんは、ムルパラの部族学校を訪れました。
80人が通う学校での授業の様子に驚かされました。ムルパラの部族は、人口およそ3500とマオリの中では非常に小さなグループです。それでも、生徒たちは、みずからの部族の歴史や語り継がれてきた物語を通して、マオリ語を学んでいたのです。カリキュラムや教材は、先生たちが手作りしたものでした。
副校長 リアン・バードさん
「私たちの歴史や物語を通して、マオリ語で学ぶことは、非常に重要です。ただ、マオリ語を学ぶのではなく、子どもたちが自分の民族に誇りを持つことが大切なのです」
マオリの子どもたちは、みずからの民族の歴史をすらすらとマオリ語で話して見せます。10歳の子どもでも自分の祖先の名前を10代まで遡って話すことができるのです。織田さんは、マオリ語を話すこと、マオリの歴史を受け継ぐことの大切さを、子どもたちは理解していると感じました。
校長のことば
織田さんは、部族学校を設立したペム・バード校長に、学校を設立した理由について尋ねました。
バードさんは、幼少期からの過去を語ってくれました。
部族学校を設立・ペム・バードさん
「私たちの親の世代は、学校でマオリ語を話すと、耳をつねられたり、たたかれたりしました。ですから私たちを育てるときに、同じ苦しみを味わって欲しくないと、マオリ語を教えようとしませんでした」
背景には、19世紀、イギリスによる植民地政策がありました。マオリの子どもたちは「原住民学校」で英語での教育を強いられました。さらに第2次世界大戦以降、マオリの人たちが都市に住むようになり、英語中心の都市生活の中でマオリ語を話す人が急激に減っていきました。1960年代には、マオリ語は消滅の危機に瀕していました。
しかし、1970年代、マオリの人たちによって、マオリ語を取り戻そうとする署名活動などが国内で盛んに行われるようになりました。1980年代には、マオリの人たちがみずからの手でマオリ語で教える学校をつくり、マオリ語復興の土台になりました。
今では、マオリ語でほとんどの授業を行う学校の数は、国内で114校に上ります。
バードさんもみずからの部族のことばを失いたくないと、学校を設立しました。部族の人数は決して多くはありませんが、家族や親戚を中心にマオリ語を教える人材を探し、オリジナルの教材をつくりました。
織田さんにバードさんが最後に伝えたのは…
「私たちは多くのものを失いましたが、マオリ語が話されるためには努力が必要なのです。自分を強く信じて、自分の判断を信じなさい。私たちはいつでもあなたたちの味方だ」
アイヌと同じく、言語の消滅という危機を乗り越えたバードさんの言葉に織田さんは、背中を押されました。
「マオリとアイヌは同じような歴史をたどっている。学校設立のハードルは高いと思うけど、バードさんやマオリの人たちもアイヌの学校の設立を応援してくれている。私ももっと勉強して、アイヌの歴史を、アイヌの言葉を子どもたちに教えたい」
2020年3月24日
3月27日(金)のほっとニュース北海道で特集します
午後6時10分~総合テレビ
関連放送予定
3月25日(水)の国際報道2020 せかトレBOX
午後10時~BS1
マオリ取材記 web 
https://www.nhk.or.jp/sapporo/articles/slug-n9ade437d24f0

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響け白老産ムックリ ウポポイ開業まで1カ月 障害者らが制作

2020-03-25 | アイヌ民族関連
北海道新聞 03/24 05:00
 【白老】胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の4月24日の開業が1カ月後に迫る中、来場者に販売するアイヌ伝統楽器ムックリ(口琴)づくりが町内で進んでいる。地元のアイヌ民族と障害者、芸術家らが共同で商品化し、関係者は「アイヌ民族と障害者、和人が共につくる商品は多文化共生の象徴」と作業に励んでいる。
 ムックリを制作しているのは白老町を活動拠点とする文化芸術プロデューサー木野哲也さん(41)や若手工芸家の団体。知的障害者が通う町内の生活介護事業所「みらいえ」に包装作業を委託し、同封された説明書のQRコードをスマートフォンなどで読み取ると、地元のアイヌ文化伝承者山崎シマ子さん(79)がムックリを演奏する英語字幕付きの動画を見られる。ウポポイ中核施設の国立アイヌ民族博物館のミュージアムショップで千円(税抜き)で販売される予定だ。
 みらいえでは3月に入ってから障害者6人がムックリにひもを付け、包装する作業に取り組んでいる。作業代も支払われ、一間新平施設長は「地域の障害者を巻き込んだ商品の販売は多文化共生を体現する。施設をあげて協力したい」と歓迎する。
 木野さんらがムックリづくりを始めたのは2年前。「アイヌ文化を体感できる楽器」と興味を持つ一方、職人が年々減少していると知ったのがきっかけだ。職人に教えを請うなどして500個以上の試作を経て自信をつけた昨年10月、「いぶり工藝舎(こうげいしゃ)」を設立し、本格生産を始めた。
 みらいえや山崎さんに協力を呼び掛けたのは「アイヌの人々や障害者、自分たちのような和人が力を合わせてつくったムックリは多文化共生の象徴となる」(木野さん)と考えたためだ。地元でも若い世代によるアイヌ文化伝承の取り組みと注目され、ウポポイで販売されることになった。
 新型コロナウイルスの感染拡大で全国の国立博物館の臨時休館が続く中、ウポポイが予定通り開業できるか懸念する声もあるが、木野さんは「ムックリづくりを地域産業に育てたい。ウポポイ定番の土産になる」と開業を待ち望んでいる。(金子文太郎)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/405233

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ウポポイ 開業1カ月前、準備停滞 集客イベント規模縮小 新型コロナ影響

2020-03-25 | アイヌ民族関連
北海道新聞 03/24 05:00
 【白老】町内で整備が進むアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の開業まで24日であと1カ月となる中、開業に合わせた町の催しが新型コロナウイルス感染拡大の影響で停滞している。JR白老駅北側で4月1日にオープンするインフォメーションセンターや集客イベントは準備がストップ。町内からは「国は一刻も早く開業か延期かの判断をしてほしい」と切実な声が上がる。
 白老駅とウポポイの中間地点にあるインフォメーションセンターは、町が約2億6千万円を投じて建設。白老観光協会が指定管理者となり、4月1日から町内の観光情報の発信や物販ブースで特産品の展示販売を行う予定となっていた。
 しかし、新型コロナウイルスの影響で来館者の見込みが立たないことから、町などはオープン後しばらくは特産品販売を休止し、観光案内のみの実施を検討する。約80平方メートルの物販スペースで白老牛ハンバーグや菓子類計300点を陳列する計画だったが、現在はアイヌ工芸品約60点が置かれているだけ。観光協会の担当者は「オープンしても観光客が来るのか見通せず、営業はしばらく足踏み状態」と頭を抱える。
 開業に合わせて開催予定だったロングランイベントも暗礁に乗り上げている。町はインフォメーションセンター横の交流広場で4月24日から8月上旬まで、毎週末ごとに白老牛フェアやビアガーデンといった催しを開く計画だったが、事業者の確保が困難になった。実施に向けた関係団体の会合も2月上旬に1度開かれたのみで準備は滞ったままだ。
 開業の行方が定まらない中、町は町職員を主体とした小規模なプログラムでの開催を模索する。戸田安彦町長は「予定通り開業すると想定し、できる範囲で盛り上げたい」と苦渋の表情を浮かべる。町商工会の熊谷威二会長は「町内事業者はコロナウイルスへの対応に追われており、開業するのであればそれなりの準備が必要になる。政府は早く態度を表明してほしい」と訴えている。(金子文太郎)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/405152

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オープン予定懸念の声も準備進む

2020-03-25 | アイヌ民族関連
NHK 03月24日 19時57分
アイヌ文化の発信拠点、ウポポイのオープンまであと1か月です。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、地元の白老町では予定どおりオープンできるか懸念する声も出ていますが、町の観光案内所などでは来場者の受け入れに向けた準備が進められています。
アイヌ文化を発信する国立博物館などの施設、愛称、ウポポイは、来月24日に白老町にオープンする予定です。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、東京や京都など、全国4か所にある国立博物館では臨時休館が続き、開館のめどが立たないなか、白老町でもウポポイが予定どおりオープンできるか懸念する声も出ています。
電器店を営む60代の男性は「商店街でもオープンに向けて多少の準備はしているが、オープンしてもお客さんが来るかわからず、雰囲気は盛り上がっていない。新型コロナウイルスが収まらない限り本格的ににぎわうのは難しいのではないか」と話していました。
コメの小売店を営む60代の男性は「ウポポイに期待するところが大きいので、この1か月で世の中が好転してオープンを迎えたい。商店街に多くのお客さんが来てほしい」と話していました。
一方、ウポポイを所管する内閣官房アイヌ総合政策室の担当者は「予定に変わりはない」としています。
このため白老町では、予定どおりのオープンに向けて来場者の受け入れ準備が進められていて、ウポポイの近くに新設される町の観光案内所では、アイヌの工芸品などを売店の棚に陳列する作業が行われていました。
白老町経済振興課の臼杵誠参事は「新型コロナウイルスの影響で人の流れが少なくなっているので、いつのタイミングで販売を始めるかは検討していきたい」と話しています。
https://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20200324/7000019429.html

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北海道「ウポポイ」4月24日開業へ 地元で準備進むも"新型コロナ"で団体見学キャンセルなど"影響懸念

2020-03-25 | アイヌ民族関連
UHB 3/24(火) 13:30配信
 アイヌ文化の復興拠点として建設が進む北海道・白老町(しらおいちょう)の民族共生象徴空間ウポポイの開業が1か月後に迫るなか、新型コロナウイルスの感染拡大の影響も懸念されています。
 4月24日の開業に向けて準備が進むウポポイ。
 地元・白老町では開業に向けた様々な準備を進めていて、駅周辺の整備やインフォメーションセンターなどの開設も予定されています。
 町内の障がい者施設ではアイヌの伝統楽器ムックリの制作が行われています。
 施設の担当者は:「この事態(新型コロナ)が終息して、たくさんの人に白老町に来てほしい」
 アイヌ民族文化財団によりますと、新型コロナの影響で団体見学を予約した小中学校など400校のうち9校が中止、43校が延期となるなど影響が出ています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200324-00000005-hokkaibunv-hok


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