先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

体験型観光サミット、オンライン開催に変更

2021-05-07 | アイヌ民族関連
北海道新聞 05/06 20:12
 体験型観光「アドベンチャートラベル(AT)」の国際サミットの実行委員会は6日、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、9月20~24日に札幌など道内で開催予定だったサミットを、オンライン開催に切り替えると発表した。
 サミットは米国の団体が主催し、道や北海道運輸局など20組織で構成する実行委が運営。当初計画では約60カ国から約800人の旅行会社やメディア関係者らの来道が見込まれていた。道などは今後、主催団体と連携してオンラインでの参加を呼び掛けていく。
 オンライン開催となるサミットでは、道などはアイヌ民族の文化、カヌーやラフティング、サイクリングなど道内で体験できるメニューの動画での紹介などを想定。海外の旅行会社やガイドらを対象とするオンライン商談会、ATの専門家らの講演も計画している。
 ATはアウトドア活動や異文化体験を組み合わせた欧米の富裕層に人気の旅行スタイル。米国の主催団体によると、約72兆円の市場規模がある。(犬飼裕一)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/540930

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登別で金成マツ企画展 知里幸恵のおばでアイヌ文化伝承に貢献

2021-05-07 | アイヌ民族関連
NHK 05月06日 19時54分

「アイヌ神謡集」の著者、知里幸恵のおばで、アイヌ文化の伝承に大きな役割を果たした金成マツを紹介する企画展が登別市で開かれています。
この企画展は、知里幸恵のおばで、育ての親でもある金成マツが亡くなってことしで60年になるのに合わせて、登別市の「知里幸恵銀のしずく記念館」で開かれています。
金成マツは、アイヌの人たちに伝わるウエペケレと呼ばれる昔話などを数多く聞き取って記録していて、会場に展示されているメモ帳のコピーには、ローマ字で書かれたアイヌ語のタイトルのほか、聞き取った相手の名前や日付が記されています。
また、マツがおよそ100年前にアイヌ文様の刺しゅうを施したテーブルの敷物なども展示されていて、マツがアイヌ文化を大切に守り伝えてきたことを知ることができます。
記念館のスタッフの松本徹さんは、「マツさんはアイヌ文化を伝え、将来につないでいく役割を果たしています。この地域に残されているアイヌ文化をぜひ見てほしいです」と話しています。
この企画展は今月末まで開かれています。
※レは小文字
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20210506/7000033702.html

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【名作ヒンナヒンナ】『ゴールデンカムイ』熱い闘いを生き抜いてアイヌ文化を知ろう

2021-05-07 | アイヌ民族関連
Lawrence 2021-05-06

集英社 週刊ヤングジャンプ連載中(2021年5月現在 〜25巻)の大人気コミック。日露戦争を生き抜いた帰還兵杉元佐一と、アイヌの少女アシㇼパがタッグを組んで、アイヌの埋蔵金の行方を追う!
© SHUEISHA Inc. All rights reserved.
©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
アイヌが遺した金塊を巡る 三つ巴の抗争を描く大作コミック
舞台は日露戦争終戦後の北海道。
和人(本州の日本人)から北海道を独立させるため?の軍資金としてアイヌたちが集めたとされる巨額の埋蔵金を求めて、日露戦争最大の激戦区 旅順で生き残った日本陸軍最強の第七師団の残党と、五稜郭で死んだとされていた元・新撰組副長の土方歳三らが暗躍する中、同じく日露戦争下で、不死身の杉元という異名をとった帰還兵 杉元佐一は、偶然知り合ったアイヌの少女アシㇼパをパートナーに埋蔵金探しに加わる。
しかし、埋蔵金の在処は、網走刑務所に収容されていた24名の囚人の身体に施された刺青に記されており、すべての刺青を集めなければ、その場所はわからないようになっていた。
情報将校 鶴見中尉率いる第七師団の残党と、土方歳三一派を敵に回して、杉元とアシㇼパに勝ち目はあるのか??
そういうお話です。
不死身の帰還兵 と悲劇的な境遇に置かれたかもしれないアイヌの少女の奇妙な関係→アイヌ文化への軽い接触
主人公の杉元には惚れた女性がおりまして。彼女はある事情から杉元の親友と結婚してしまうのですが、眼の病を患って失明寸前になってしまいます。杉元の親友は金を稼いで彼女に手術を受けさせようと考えるのですが、杉元をかばって爆弾の直撃を受けてしまいます。
こうして、命を落とした親友に代わって彼女の目の手術代を稼ごうと、杉元は金塊探しに一枚噛むことになるのです。
杉元と組むことになるアイヌの少女アシㇼパは、アイヌの埋蔵金を隠した首謀者が自分の父親(アイヌ語で、アチャ、といいます)かもしれない、という恐るべき疑念を抱きながら、杉元と共に行動します。
彼女は勇敢で死を恐れない杉元に、好意以上の感情を抱くようになりますが、杉元の心に他の誰かが住んでいることをそれとなく悟って想いを封じこめているようです。杉元もアシㇼパを大事に扱いますが、それは大切な妹に対する優しさのようにもみえます。2人の間柄は、他の誰にも引き裂けない密接なものになりながら、ひどく脆そうにも見えてくるのです。
ちなみに本作では、敵の目を避けるために、杉元とアシㇼパは山野で行動することが多く、その過程で杉元はたくさんの事柄をアシㇼパから学びます。アシㇼパは少女でありながら(物語開始時点では、おそらく12歳くらいかと?)狩や植物採集における、アイヌらしい豊富な知識を持ち、厳しい自然を生き抜く術を知っています。
その流れで、読者である我々もアイヌの文化、特に食事(1日に何回かは必要になることですからね!)に関する事柄に触れる機会を多くもてる仕掛けになっています。
なにより耳に残るのは、骨や内臓ごと美味しくいただくための料理法チタタプ(アイヌ語で、みんなで叩くもの、という意味らしいですが、一種のタタキですかね。鮭からリスからなんでも叩いて潰して、鍋に入れたりします) ヒンナヒンナ(感謝、という意味のアイヌ語ですが、美味しいと感じるときに使うようです)の二つですね。
あとは、尾籠な話で恐縮ですが、オソマ(アイヌ語で糞のこと。杉元が常備している味噌を見て、アシㇼパがオソマと勘違いする、というシーンで出てきます)かなあ。
とにかく、読んでいるだけでなんとなくアイヌに親しんでいる気がしてくるので、本作はアイヌ文化を知るための入門編としての評価を受けていると聞いたことがあります。
被ることのない、多くの魅力的な登場人物たち
冒頭で述べたように、本作の主人公は不死身の杉元こと杉本佐一とアイヌの少女アシㇼパですが、埋蔵金の在処を求めて暗躍する多くのバイプライヤーが登場し、それぞれが見た目も性格も背負ったストーリーもとてもユニークで実に唆られます。
例えば第七師団を率いる鶴見中尉は、天才的な人たらしで、階級に関係なく多くの人を魅了し、自在に操ります。日露戦争を勝利に導いたのは自分たちだという自負を持ちながら戦後冷遇されていることを不満に思い、クーデターを起こすための軍資金として埋蔵金を探している、という話ながら、本当の彼の狙いはよくわかりません。ただ鶴見中尉の悪魔的に緻密な戦略と大胆な行動は、悪役としての存在感を示して余りあります。
また、彼と敵対し、杉元たちをも時に組み、時に冷酷に切り捨てようとする土方歳三も、五稜郭で倒れなかったらこんな感じになってそうと納得できる、目的のためならなんでもやる感満載の、さすがの鬼の副長ぶりを見せてくれます。
他にも、鶴見陣営にいたと思えば土方と組んだりと、およそ信念などなさそうな狙撃の達人 尾形上等兵や、アシㇼパの父親の元盟友と思われるアイヌのキロランケ、杉元達の仲間になる天才的脱獄囚 白石由竹など、多くのキャラを登場させながらも、一目で分別し得るデザインとそれぞれに独特の魅力を与えることに成功しているのが、本作の魅力であり、作者である野田サトル先生の力量の高さの証明、と言えるところでしょう!
好みはあるでしょうが、トーマス的にはアニメ版よりコミック版をオススメします
さて、本作はテレビアニメ化され、現在シーズン3が一部配信されているようです。
が、ぼくが思うに、本作が持つユーモラスな感じをなくさずに残虐とも思えるシーンを描き切る、青年誌連載ならではの面白さはアニメ版では描き切れてない気がします。(また、「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」などのような、戦闘シーンの緻密な描写も少ない気がします)まあ、そこは好き好きなんでしょうが、トーマス的には、コミック版を優先して読み通すことをオススメします。
もちろん、アニメだろうがコミックだろうが、面白いか面白くないか?と聞かれたら、断然面白い!と答える絶対おすすめの作品です。どうぞ、安心してご賞味くださいませ。ヒンナヒンナと思わず口にすること請け合いです。
https://lrnc.cc/_ct/17450828

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知られざる木彫家・藤戸竹喜の全貌を紹介する、東京では初となる展覧会開催

2021-05-07 | アイヌ民族関連
ぴあ 5/6(木) 18:11
北海道美幌町生まれの熊彫り作家・藤戸竹喜(ふじとたけき/1934-2018)の全貌を紹介する、東京では初めてとなる展覧会が、7月17日(土)より東京ステーションギャラリーにて開催される。
共にアイヌ民族であった両親のもとに生まれ、12歳のときに木彫り熊の職人だった父に弟子入りした藤戸は、15歳の時には阿寒湖畔の土産物屋の店先で職人として熊彫りの実演を始める。30歳の時に阿寒湖畔に移り住み、以降数多くの木彫作品を生み出した。
藤戸は制作にあたって一切デッサンすることがなく、丸太に簡単な目印を入れるだけで、あとは一気に形を彫り出していた。繰り返し、繰り返し彫ることで、熊の形態を、熊を取り巻く空間を理解していったという。
34歳の時に依頼され、半年かけて観音立像を制作したことが制作の大きな転機となり、その後、人物、狼や鹿、海洋生物など、熊以外のさまざまなモチーフにも命を吹き込んでいった。特にアイヌ民族の先人たちの姿を等身大で彫った作品群は、精緻な写実的描写のなかに威厳に満ちた存在感が表現されている。
80歳を超えてなお、旺盛な制作活動を続け、北海道文化賞、文化庁地域文化功労者表彰、 北海道功労賞などを受賞。2017年には札幌芸術の森美術館、国立民族学博物館(大阪)で大規模な個展も開催された。
同展では、84歳で亡くなるまで、アイヌ民族として、熊彫りとして、誇りをもって生き抜いた藤戸竹喜の初期作から最晩年にいたる代表作80点あまりを展観。大胆さと繊細さ、力強さと優しさが同居する、その作品世界を紹介する。
【開催概要】
『木彫り熊の申し子 藤戸竹喜 アイヌであればこそ』
会場:東京ステーションギャラリー
会期:7月17日(土)~9月26日(日)
時間:10:00~18:00(金曜は20:00まで、入館は閉館30分前まで)
休館日:7/19(月)、8/10(火)、8/16(月)、8/23(月)、9/6(月)、9/13(月)
公式サイト(www.ejrcf.or.jp/gallery)
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため開催内容が変更になる場合があります。
https://news.yahoo.co.jp/articles/444e48eb53ed3e34f498504867dc9d2697c0b81e

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