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加藤小夏、浜野謙太ら出演、福島の民謡から生まれた短編映画予告編

2021-05-22 | アイヌ民族関連
北海道新聞 05/21 22:10
 福島の民話「姥皮(おっぱの皮)」から生まれた短編小説「おばあさんの皮」(著:大前粟生) を原作に、同タイトルのショートフィルム(監督:井上博貴)が制作され、その予告編が解禁された。
 容姿をほめられることが苦手な女性が、故郷の福島県三島町から上京する途中、立ち寄った土湯温泉で、「おばあさんの皮」を手渡された京子。皮を被っておばあさんに変身し、気になる男性の心のうちを探ろうとする、というストーリー。
 出演は、加藤小夏(dTVチャンネル・ひかり TVのドラマ『取り立て屋ハニーズ』主演)、浜野謙太(NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』、映画『くれなずめ』公開中、映画『夏への扉』、『鳩の撃退法』の公開が控える)、金澤美穂(映画『哀愁しんでれら』)、片桐はいり(映画『キネマの神様』)、高橋惠子。
 本作は、米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)2021』 で昨年スタートした、日本古来よりある「侘び寂び」や「粋」に代表される日本人特有の美的感覚を探る企画(日本博主催・共済型プロジェクト)の一つで、「日本各地に眠る文化や昔話のエッセンスを含む短編ストーリーを創作し、短編映画化するプロジェクト」から生まれたもの。本編は6月21日(月)午後9時より日本博特別サイトにて公開予定。
 なお、令和3年度日本博主催・共済型プロジェクトでは、「Discover Beauty/ 美の発見」をテーマに、 6月15日に配信開始となるシンポジウム(Discover Beauty シンポジウム~社会課題としての女性のエンパワメント)と連動し、 女性監督の視点から「日本の美」を描くショートフィルムを集めた「Discover Beauty プログラム」を6月11日~21日まで、『SSFF & ASIA 2021』オンライン会場にて配信。8月8日~8月16日に開催の『SSFF ASIA 2021 in Achi』にて上映。プログラムには松田美由紀と早乙女太一が共同監督したショートフィルム『祈り人』も含まれている。
■「Discover Beauty プログラム」
●『祈り人』(29分/日本/ダンスムービー/2021年)
監督:松田美由紀、早乙女太一
出演:早乙女太一、清水舞手、SARO、木乃下真市、TRIQSTAR、Rin'(リン)、ヒダノ修一
 日本では古来より人々の幸せを祈るためや、自分の身代わりとして人形が作られ
象徴として祭られていた。「いのり」の語源は、「い」は呼吸、生命であり、「のり」は事を宣べる。つまり、祈りとは、呼吸を響かせ、生き抜くこと。心に火を燃やし呼吸を響かせ、自分自身と戦い、自分の行動を天に宣言する事だ。人間の醜いものから、美しい人形が現れる。この人形は神の象徴でもあり、自分の願いの姿でもある。人形は祈りのために、四季折々の自然の美しさの中で踊り狂い、風に舞う花の精、水の精、火の精を表現し、祭りに捧げる日本人の古来の姿を映し出す。
●『七五郎沢の狐』(14分/日本/アニメーション/2015年)
監督:すぎはらちゅん
 函館東山の里山に棲む狐は、先祖代々七五郎沢の恵みを糧に暮してきたが、人
間たちが医療廃棄物を沢に捨てるようになり、狩りをすることができなくなってしまった。やがて乳もでなくなり、子育てもままならず、母狐は里山を下りて人間の住む町へと向かう。アイヌ神謡(カムイユカラ)の手法を一部に取り入れ、アイヌ語で制作された短編アニメーション。
●『津波そして桜』(39分/アメリ カ/ドキュメンタリー/2011年)
監督:ルーシー・ウォーカー
 桜の花が咲く頃、東日本大震災の被災地も復興に向けて力強く歩み始める。日本の象徴的花である桜が持つ癒しのパワーと、人生のはかなさを詩的に綴ったドキュメンタリー。本作は、震災の年 2011年9月に公開され、『第84回アカデミー賞』短編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされた。
●『ウィール・オブ・フェイト~映画 『無法松の一生』をめぐる数奇な運命~』(19分/アメリカ・日本/ドキュメンタリー/2020年)
監督:山崎エマ
出演:宮島正弘、白井佳夫、田村亮、太田米男
ナレーション:リリー・フランキー
 2度にわたる検閲、主演女優の原爆死。本作は、『無法松の一生』 の知られざ
る数奇な運命を紐解くとともに、宮島正弘撮影監督の修復にかける想いと、コロ
ナ禍での国境を越えた修復に密着したドキュメント。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/546653

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十勝の開拓史 個人で出版 芽室の加藤さん「入植者の汗と涙知って」

2021-05-22 | アイヌ民族関連
北海道新聞 05/21 18:40
【芽室】町在住の加藤公夫(きみお)さん(74)が、十勝開拓の歴史をまとめた「十勝開拓史 年表」(北海道出版企画センター)を出版した。752ページ、全7章の大作。帯広百年記念館などによると、十勝全域の開拓史を網羅する史料を個人が出版するのは珍しいという。加藤さんは「昔から十勝の開拓史に興味があった。自分が読みたいから書いた」と控えめに話す。
 開拓期を中心に、約12万年前の「後期更新世」から現在まで、年月の順を追って記載。江戸時代の十勝、網走のアイヌ民族による利別川漁猟権をめぐる対立や、農作物に大きな被害を与えた明治時代のトノサマバッタの襲来などが書かれている。
 加藤さんは同町出身。帯広畜産大学別科を修了後、道庁に入り、開拓営農指導員や農業改良普及員として38年間勤務した。
 加藤さんの祖父母は1897年(明治30年)、愛知県から開拓農家として芽室町へ入植。幼い頃はよく、祖父母から入植当時の苦労話を聞いていたという。一昨年の夏、十勝全域の開拓史を1冊にまとめた史料が少ないことに気づき「自分で書こう」と決意。自宅にそろえた千冊を超える史料を参考に、約10カ月かけて執筆した。
 加藤さんはこれまで、韓国の農村地帯を旅した「韓国ひとり旅」(連合出版)など計15冊の著書を発表。妻憲子(のりこ)さん(70)が校正などの作業を手伝いながら、約40年間、休むことなく執筆活動を続けてきた。長時間に及ぶ執筆作業がたたり、加藤さんは現在車いすで生活する。憲子さんは「それでも朝から晩まで机に向かっているんですよ」と、笑いながらも陰から支える。加藤さんは「十勝の農業がここまで大発展を遂げたのは、入植者の汗と涙の努力によるものだと知ってほしい」と話している。
 A5判、6930円。喜久屋書店帯広店(長崎屋帯広店内)など管内の主要書店で販売している。(三島今日子)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/546546

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民宿の次はカフェ 阿寒湖温泉街の空き店舗にオープン 帯広出身・円城寺さん 「明かりともせてよかった」

2021-05-22 | アイヌ民族関連
北海道新聞 05/21 17:01
 【阿寒湖温泉】釧路市の阿寒湖温泉街に「奏楽(そら)の森カフェ」(阿寒湖温泉4)がオープンした。温泉民宿「山口」(阿寒湖温泉5)を営む、円城寺篤さん(34)が約4年前から空き店舗だったカフェを引き継いだ。総菜やケーキなどを取りそろえ、「地元の人も観光客も思い思いに自由な時間を過ごしてほしい」と話している。
 店は4月11日オープン。母親で温泉民宿「山口」おかみの円城寺康子さん(59)と篤さんが作るコロッケやザンギ、ハンバーグなど総菜を日替わりで10種類ほどを並べるほか、コーヒーや釧路町内の洋菓子店のケーキを提供。好きな総菜を選んで容器(50円)に詰め、持ち帰ることもできる。
 店内には、阿寒湖温泉を拠点に活動する写真家山本光一さんのシマフクロウグッズや、釧路市出身の漫画家板垣恵介さんの人気格闘漫画「グラップラー刃牙(ば き)」のマスクなど地元の土産品コーナーも設けた。
 円城寺さん親子は8年半ほど前に帯広市から移住し、後継ぎがいなかった民宿を名前ごと引き継いで営業する。カフェも以前あった店の名前を引き継いだ。篤さんは「アイヌコタンの入り口にある空き店舗に明かりをともせてよかった。家庭料理を提供しているので気軽に立ち寄ってほしい」と話している。
 座席数21。通常時は午前11時~午後10時(不定休)で酒類の提供をしているが、緊急事態宣言を受け、営業を午後8時までに短縮し、酒類の提供はしていない。店の情報はインスタグラム(@soranomoricafe)で発信している。(伊藤美穂)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/546486

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ウポポイだより 「ムックリ」で文化伝承 石田慈久恵さん

2021-05-22 | アイヌ民族関連
NHK 05月21日 21時32分

アイヌ文化の発信拠点、ウポポイの取り組みや携わる人々の思いを伝えるコーナー、「ウポポイだより」は、アイヌの伝統楽器「ムックリ」を通じてアイヌ文化の伝承に取り組んできた石田慈久恵さんです。
白老町出身の石田さんは21年前、旧アイヌ民族博物館に就職しました。
それまでアイヌ文化との接点はなく、当時、施設に来た人から「アイヌの血を引いていないのにどうしてここで歌ったり踊ったりしてるの」と尋ねられたことがありました。
そのとき、アイヌにルーツのある先輩たちから「本当にその血を引いてなくても伝えたい、残したいという思いがあるのなら、いくらでも教えるからぜひやってほしい」という言葉をかけられ、石田さんは「訪れた人にちゃんとアイヌ文化を理解してもらえるように伝えるのが私の仕事だと感じた」と話します。
石田さんが最もひかれた楽器がムックリでした。
ムックリは、薄く削った竹の弁をひもで引っ張り、口の中で振動させて鳴らすアイヌ民族の伝統楽器です。
さまざまな音色は、感情や自然の美しさを表現しているといわれています。
初めて鳴ったときの感動は色あせていません。
自ら彫刻刀を握り、細かい音の調整にもこだわります。
アイヌ文化を学び始めて20年あまりとなり、今は教える立場になりました。
後輩には、アイヌ以外のルーツを持つ人も増えるなか、ムックリの指導にも熱が入ります。
アイヌ文化を全く知らないところからスタートを切った自分だからこそ、伝えられることがあると考えています。
石田さんは「この20年の間に施設が大きくなり、その分スタッフも増えています。いろんなルーツを持った出身や国の違う人たちが集まっていますが、ちゃんと昔から残っている伝承されているものや先輩方がずっと受け継いできたものを理解して、きちんと広めることができるなら、それは血筋にかかわらずできる思います」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20210521/7000034389.html

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異なるルーツでも伝えたい

2021-05-22 | アイヌ民族関連
NHK 2021年5月21日(金)午後7時13分 更新

アイヌ民族の伝統楽器、ムックリ。演奏・指導を担当する女性職員は今から21年前、その音色に魅了され、活動を伝え続けてきました。長年、文化伝承に関わってきた女性職員の思いとは。
ムックリの魅力
ムックリは、薄く削った竹の弁をひもで引っ張り、口の中で振動させて鳴らします。独特な音色は、感情や自然の美しさを表現しているといわれています。石田慈久恵さんは、ウポポイでアイヌの伝統楽器、ムックリの演奏や指導を担当する職員です。
石田さん:ムックリは口の琴と書いて口琴(こうきん)とも呼ばれます。口元で反響させて楽しむ楽器なので、自分の開けた口のところから音がすごく体に響いてくるんです。自分も楽器の一部になっているのがすごく面白いところだなと思います
感染対策のため、ムックリを口にあてて音を出すことはできませんが、訪れた人が家に帰ってから音を出せるようにと、手の位置やひもを引っ張る力を丁寧に教えます。音が鳴ったときの感動を多くの人たちに味わってほしいと考えています。
アイヌ文化との接点なかった
白老町出身の石田さんは21年前、地元の旧アイヌ民族博物館に就職したのをきっかけに、アイヌの歌や踊りを学び始めました。それまでアイヌ文化との接点はありませんでしたが、地元の会社で働きたいと考えた上での選択でした。
踊り手としてアイヌ文化を伝える仕事を始めたころ、施設を訪れた人からあることを尋ねられました。
「アイヌの血を引いていないのに、どうしてここで歌ったり踊ったりしているの」
質問に戸惑ったという石田さん。しかし、先輩職員からかけられた言葉が、その後の活動の支えになりました。
「その血を引いてなくても伝えたい、残したいという思いがあったら、いくらでも私たちがちゃんと教えるからぜひやりなさいよ。自分の得意なことを1つ見つけて、自分の強みにして、それを負けないものとしてやっていきなさい」
石田さんが誰よりも好きになったのがムックリでした。初めて音が鳴ったときの、自分の身体が楽器の一部になった感動は今も色あせていません。
自ら彫刻刀を握って、竹を削り、細かい音の調整にもこだわります。削っては弾いてを繰り返して、自分好みの音が出てくるオリジナルのムックリを作っています。
異なるルーツでも伝えたい
去年7月にウポポイがオープンし、スタッフの数も大幅に増え、アイヌ以外のルーツを持つ人も多くなりました。ことし21年目のベテラン職員になる石田さんは、後輩たちを育てていく立場になりました。アイヌ文化を全く知らないところからスタートを切った自分だからこそ伝えられることがあると考えています。
石田さん:この20年の間に施設がとても大きくなり、いろんなルーツを持った人たちが集まりました。それでも、昔から残っているものや先輩方が受け継いできたものを理解してきちんと広めることは、血筋にかかわらずできると思います。様々なことを教えてくれた、力になってくれた先輩の思いを、1人でも多くの人に伝え続けていきたいです
(2021年5月21日放送)
伝統楽器
アイヌ民族の伝統楽器はムックリがよく知られていますが、そのほかにもトンコリがあります。トンコリは3本から5本の弦が張られた弦楽器で、5本のものが多いことから五弦琴とも呼ばれます。子どもを寝かしつけるときや大勢の人が集まったときに歌や踊りの伴奏として演奏されたと言われています。
https://www.nhk.or.jp/hokkaido/articles/slug-n6bd3ddda3e70

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アメリカの先住民コミュニティを守る、ソーシャルグッドなチャリティTシャツに注目!

2021-05-22 | 先住民族関連
SPUR.JP 2021.05.21
アーティストのEmma Robbins(エマ・ロビンス)と6397(シックススリーナインセブン)のコラボレーションによる「Standing Rock Projects(スタンディング・ロック・プロジェクツ)」Tシャツが、6397のオンラインサイトにて発売中。
アーティストのエマ・ロビンスと6397のコラボレーションによる「スタンディング・ロック・プロジェクツ」Tシャツが、6397のオンラインサイトにて発売中だ(日本からの購入も可能)。6397はStella Ishii(ステラ・イシイ)が2012年に設立したブランド。エフォートレスでボーイッシュな側面を持った現代女性たちに向け、毎日着られるベーシックなアイテムを提案している。
ステラがサポートしているのは、彼女が何度も訪れたスタンディング・ロックを巡る問題。スタンディング・ロックとはノース・ダコタ州の先住民族保護区。そこに住む人々はこれまで多くの抑圧、迫害を受けてきた歴史を持つ。その中でも深刻な問題となっているのがDakota Access Pipeline(ダコタ・アクセス・パイプライン)。アメリカ中部を通る石油パイプが、多くの先住民保護地区の貴重な水源の安全性を脅かしているのだという。

今回発表されたTシャツは、この問題に対する運動をサポートするもの。エマによるデザインで、ホワイト、ブラック、グレーの3色展開。販売による収益はすべてThe Chapter House(ザ・チャプター・ハウス)に寄付される。ザ・チャプター・ハウスはネイティブアメリカン-ナバホ族の自治体的役割であり、現在の先住民としての生き方や問題を話し合うコミュニティーセンターとして運営されている。先住民族保護区に住んでいる人々を守るソーシャルグッドな活動にあなたもぜひ参加して。
6397
https://6397news.com/blogs/stories/standing-rock
info@6397news.com(※日本語対応可能)
text: Fuyuko Tsuji
https://spur.hpplus.jp/fashion/news/202105/21/OUmYiEY/

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クマを彫り60年 初個展 伊藤幹男さん【上士幌】

2021-05-22 | アイヌ民族関連
十勝毎日新聞 2021.05.21
 小学生の頃から木彫りのクマを彫り、阿寒湖アイヌコタン「熊の家」(釧路市)の専属職人を長く務める上士幌町の伊藤幹男さん(71)が、初の作品展「みきおさんのクマ展」を22日から帯広市内の「廊-KOHBUNDO」(西2南9、六花亭本店3階)で開く。伊藤さんは「最初で最後の個展。見て癒やしを感じてもらえれば」と話している。
腹筋をするクマなど愛らしい木彫り作品と伊藤さん
 伊藤さんは新得町生まれ。10歳の時に兄が買ってきた木彫りのクマに興味を持ち、家にあった木と彫刻刀でクマを彫り始めた。中学卒業後、上士幌町糠平の木彫り作家に弟子入り。25歳で独立して現在の場所に工房と住居を構え、木彫り職人として熊の家や問屋に作品を卸してきた。
 木彫りのクマは土産品として次第に下火になり、職人仲間も減少。伊藤さん自身、妻と2人の子どもを養うため40歳の頃から林業に従事し、雨の日や冬場など仕事が休みの時に制作していた。
 3年前に体調を崩して仕事を続けられなくなり、木彫りに専念。病気が原因で彫刻刀を握る右手や腕が思うように動かなくなったが、「これ以上できなくなるから、彫りたいクマを彫ろう」と、ひたむきに作品と向き合っている。
 腹筋をしたり、股の下から顔をのぞかせたりとユーモアあふれるクマや、親子のクマなど、愛らしい作品には「見て癒やされるクマにしたい」(伊藤さん)という思いがある。
 伊藤さんの知人で上士幌町内のデザイナー会社ワンズプロダクツの瀬野航さんが「熊の家でしか見ることができないかわいらしい作品と、作者自身を多くの人に知ってもらいたい」と木彫りのクマの写真集出版を提案。6月中の出版に向けて撮影を進める中で作品展開催の話が持ち上がり、有志で集まった5人が実行委員会として準備を進めてきた。
 作品展では約40点を展示し、一部販売もする。伊藤さんは「倒れるまで彫り続けたい」と木彫りへの熱い思いを語り、「コロナには気を付けて見に来てもらいたい」と話す。会期は30日まで。午前10時半~午後6時。水曜定休。新型コロナ対策として混雑時の入場制限などを実施する。
http://www.hokkaido-nl.jp/article/21733

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