北海道新聞2025年1月12日 21:21(1月12日 22:02更新)
「ウアイヌコロ会議」で共生社会をテーマに議論する道内外の高校生ら
【白老】共生をテーマに北海道内外の高校生が議論する「ウアイヌコロ会議」が11日、胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」で開かれた。14校78人が参加し、多様な人が暮らす社会に向け、アイデアを出し合った。
アイヌ民族文化財団(札幌)などでつくる実行委が初めて主催。日産自動車やオーストラリアのカンタス航空なども会議に参加した。
各社の事業内容を聞いた高校生たちは、共生社会に必要な企業の取り組みを考えた。カンタス航空については、オーストラリア先住民のアボリジニに、機体や乗務員の制服をデザインしてもらう意見が出た。
札幌の北星学園女子高1年の高野求さん(16)は「多様な価値観を知り、共有していくことが、共生社会に向けた第一歩だと感じた」と話した。
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※ウアイヌコロのロは小さい字