毎日新聞2025/1/14 地方版 有料記事 678文字
白老町にあるアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」を管理運営するアイヌ民族文化財団の職員。誘客課主任として、お客に「ウポポイに行ってみよう」と思ってもらえるような魅力発信に知恵を絞っている。
札幌市出身。母親が平取町生まれのアイヌで小学3年のころから自然とアイヌの文化に親しんでいった。高校中退後、札幌市アイヌ文化交流センター(サッポロピリカコタン)でアイヌ文化の振興に関わり、2014年から白老で同財団の伝承者育成事業を受講。旧アイヌ民族博物館勤務を経て18年に現職となった。
23年から誘客担当になると札幌の旅行会社との打ち合わせや日本観光振興協会などが主催するツーリズムEXPOジャパンに毎年参加。旅行会社との商談や一般の参加者への解説だけでなく、東京や大阪で踊りを披露するなど精力的に各地を飛び回る。漫画やアニメで人気の「ゴールデンカムイ」の影響もあってか、最近はブースの見学者が増えたように感じている。
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【平山公崇】