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石狩川にサケ再びと稚魚放流 旭川

2011-04-19 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 04/04 12:02)

 【旭川】石狩川にサケを呼び戻そうと、市民が育てた稚魚を放流する「サケ出発式」(大雪と石狩の自然を守る会主催)が3日、旭川市末広東の石狩川秋月橋右岸広場で行われた。アイヌ民族の儀式「カムイノミ」(神々への祈り)でサケの無事を祈り、約5千匹の稚魚が川に放たれた。
 出発式は同会が毎年春に行っており、今年で28回目。稚魚は昨年12月から市民から募集した「さけゼミナール」の会員ら約30人が自宅の水槽などで受精卵から育ててきた。
 サケはアイヌ民族にとって神が与えてくれる恵みの象徴とされる。「カムイノミ」では旭川アイヌ協議会のメンバーが民族の伝統衣装を身につけ、川や海などの神を表す祭具「イナウ」にお神酒をかけて川に流し、サケが無事に海に着くよう祈りをささげた。
 続いて、稚魚が入ったバケツを手にした親子連れら約150人が河原に並び、かけ声に合わせて一斉に放流。雪解け水で冷たい川を元気よく泳ぐ稚魚を目を細めて見守った。家族と参加した道教大付属小6年の長沼舞さん(11)は「かわいい小さな魚が、遠い海まで泳ぐなんてすごい。数年後に大きくなって戻るのが楽しみ」と話していた。(鈴木雄二)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki4/283399.html
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