NHK 02月15日 07時41分
大阪・関西万博まで2か月を切り、参加国の展示する品々が届き始めています。
南米チリのパビリオンで展示される伝統的な手織物も大阪の港に届き、14日、関係者が状態を確認しました。
4月に開幕する大阪・関西万博の会場では、各パビリオンの外観がほぼ完成しつつあり、内装の仕上げや展示の準備が本格化しています。
このうち、南米チリのパビリオンで展示される品々は、1か月半の船旅を経て、大阪・南港に到着し、14日、関係者が見守る中、コンテナから取り出されました。
チリのパビリオンでは、先住民の伝統や文化が紹介される予定で、シンボルとなる展示は、幅5メートルあまり、奥行き13メートルの構造物の周囲や屋根を覆うタペストリーです。
先住民の女性200人が伝統的な手法で織り上げたもので幾何学模様の色鮮やかな手織物が姿を見せると、関係者らは安心した様子で状態を確認していました。
立ち会ったチリのロハス駐日大使は、「無事、手織物が大阪に届いてうれしいです。チリの伝統を表現したものなのでぜひパビリオンで、直接見て感じてほしい」と話していました。