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木彫りで紡ぐアイヌ文化 釧路・阿寒湖コタン 魅力発信、活発に

2023-06-25 | アイヌ民族関連
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北海道新聞2023年6月24日 14:47(6月24日 17:08更新)
 アイヌ民族の伝統的な木彫り技術が受け継がれてきた観光地、釧路市の阿寒湖アイヌコタン。その技術の高さは道内随一を誇り、繊細な文様を施した伝統の小刀や、数メートルを超える柱状の彫刻など多様な作品を生み出している。後継者育成にも力を入れ、近年は間伐材を使ったアートも誕生。アイヌ文化への関心が高まる中、その魅力を発信する動きも活発になっている。
 アイヌ文様の渦巻き状のモレウ、うろこ状のラムラムノカ…。「美しい文様をより多くの人に見てもらいたい。そんな思いを込めて彫っている」。阿寒湖アイヌコタンの工房で6月上旬、木彫作家の岡田実さん(43)は彫刻刀を握る手に力を込め、制作中の作品に丁寧に曲線を描いていった。
木彫り作品が並ぶ阿寒湖アイヌコタンの工房内で、オールをモチーフにした作品に彫り込みを入れる岡田実さん(小松巧撮影)
 岡田さんは京都市出身。大学卒業後に観光で訪れた阿寒湖で、アイヌ文様の美しさに衝撃を受け、職人の道へ進んだ。2019年に工房を開き、阿寒湖畔の森林で間伐された木材を使った作品作りに取り組む。「チップ材にされてきた地元産の間伐材を、伝統の木彫り技術で作品に生まれ変わらせるのは、やりがいがある。新しい土産品として地域活性化につなげたい」と話す。
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https://www.hokkaido-np.co.jp/article/867148/
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