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北海道新聞2023年6月24日 09:28
今月8日、「アイヌ神謡集」をまとめた知里幸恵が生誕120年を迎えた。旭川は幸恵が人生の大半を過ごし、同化政策に悩みながらも、民族意識に目覚めた場所だった。幸恵は日記の中で、神謡集の執筆に取りかかる決意をこう記している。「知れる限りを、生の限りを、書かねばならぬ」
言語学者の金田一京助を頼って上京する少し前、幸恵はアイヌ民族の青年と恋に落ち、結婚の話も持ち上がった。しかし、幸恵の体を心配した母親はかたくなに反対。幸恵は情熱のすべてをアイヌ語の継承にささげると決め、文字通り命を削って執筆に取りかかる。
上京後のある日、・・・・・
(渡辺愛梨)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/867093/
北海道新聞2023年6月24日 09:28
今月8日、「アイヌ神謡集」をまとめた知里幸恵が生誕120年を迎えた。旭川は幸恵が人生の大半を過ごし、同化政策に悩みながらも、民族意識に目覚めた場所だった。幸恵は日記の中で、神謡集の執筆に取りかかる決意をこう記している。「知れる限りを、生の限りを、書かねばならぬ」
言語学者の金田一京助を頼って上京する少し前、幸恵はアイヌ民族の青年と恋に落ち、結婚の話も持ち上がった。しかし、幸恵の体を心配した母親はかたくなに反対。幸恵は情熱のすべてをアイヌ語の継承にささげると決め、文字通り命を削って執筆に取りかかる。
上京後のある日、・・・・・
(渡辺愛梨)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/867093/