先住民族関連ニュース

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「アバター」のジェームス・キャメロン監督が探検家に

2011-07-08 | 先住民族関連
「アバター」「タイタニック」を生み出し、来春には「3D版タイタニック」の公開を控えている ジェームス・キャメロン監督がナショジオ探検家に就任
読売新聞 2011年7月7日 リリース

FOXインターナショナル・チャンネルズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:小泉喜嗣)の運営するドキュメンタリー専門チャンネル、ナショナル ジオグラフィック チャンネル(以下、ナショジオ)は、「アバター」や「タイタニック」など数々の名作を生み出してきたジェームス・キャメロン監督と、海洋エコロジストのエンリク・サラが、ナショナル ジオグラフィック協会所属の探検家(以下、ナショジオ エクスプローラー)に就任したことを発表しました。
ナショジオ エクスプローラーとは、地理学者・古生物学者・考古学者など、世界の著名な探検家・科学者の集団であり、専門分野のプログラムを開発したり、協会からの援助を受けてフィールドワークを行なっています。
今回ジェームス・キャメロンがナショジオ エクスプローラーに就任することで、協会のプロジェクトやプログラムにその卓越した表現力と革新的な映画製作技術が応用され、より一層素晴らしいチームになることが期待されています。
今回の就任はジェームス・キャメロンの2つの功績により実現しました。
一つ目は、深海調査に対する功績です。ジェームス・キャメロンは3000時間以上の水中滞在記録を持つ熱心なスキューバダイバーであり、深海、特に難破船のタイタニック号へのダイビングに深い関心を寄せていました。映画「タイタニック」の撮影の準備として12人乗りの潜水艦でダイビングを行い、海淵での極度の水圧下で使える撮影、照明、自動装置の開発によって、深海での映像撮影技術の成功を収めました。その後、より多くの人に深海の映像を届けるために、海洋探索および保護についての映画を開発するアースシップ・プロダクションを設立。以降、大西洋海嶺沿いの熱水噴出口や東太平洋海膨など、潜水艦で72回深海へ潜っています。
二つ目はエネルギー問題における功績です。ジェームス・キャメロンは、「アバター」の制作を通して先住民の置かれている状況に関心を持つようになり、その中でもエネルギー問題に取り組むことを新しいミッションとしました。映画公開以来、エネルギー問題と戦っている地域で18カ月間過ごし、そこで環境と生活が脅かされた先住民と生活をともにしました。また、独自で深海専門家の特別捜査班を組織し、2010年のメキシコ湾原油流出事故によって持ち上がった沖合いの石油と海洋工学問題に取り組むなど、代替エネルギーの分野での活動を続けています。
ナショジオでは9月に「環境とエネルギー特集」を放送致します。特集詳細は2枚目をご参照ください。
「タイタニック」ではアカデミー賞最多受賞記録の11部門受賞、「アバター」ではゴールデングローブ賞最優秀監督賞、最優秀作品賞受賞に加え、アカデミー賞3部門受賞など、輝かしい受賞経歴を持つジェームス・キャメロンと、圧倒的な映像美と、迫力あるドキュメンタリー番組をお届けするナショジオがタッグを組み、今後どのような番組を製作していくのか是非ご期待ください。

【ジェームス・キャメロン 略歴】
カナダ出身の映画監督、脚本家、映画プロデューサー
■主な代表監督作品             
・ターミネーター(1985) ・エイリアン2(1986) ・ターミネーター2(1991)
・タイタニック(1997)  ・アバター(2009)
■主な受賞歴                   
・タイタニック⇒アカデミー賞 監督賞&編集賞 ゴールデングローブ賞 監督賞 
        放送映画批評家協会賞 監督賞        
・アバター  ⇒ゴールデングローブ賞 監督賞 放送映画批評家協会賞 監督賞 
【ナショナル ジオグラフィック チャンネルとは】
ナショナル ジオグラフィック チャンネルは123年の歴史を誇るNPO科学・教育団体であるナショナル ジオグラフィック協会が母体で、183の国と地域で世界最高峰のドキュメンタリー番組を放送しています。ナショナル ジオグラフィック協会の活動を通して、ナショナル ジオグラフィック チャンネルは人類の発展や地球環境の真実の姿を迫力の映像美でお届けしてます。
■『環境とエネルギー特集』放送スケジュール
9/12(月)~16(金)20:00-21:00 ほか
9/12(月)「サメと珊瑚のパラダイス」  
9/13(火)巨大環境テクノロジー「地熱エネルギー」 
9/14(水)巨大環境テクノロジー「太陽エネルギー」 
9/15(木)ライリーは修理中!2 「風力タービン、組み立て中」  
9/16(金)イタイプダム:世界最大出力の水力発電  
*今回ジェームズ・キャメロンと共にナショジオ エクスプローラーに就任したエンリク・サラは『サメと珊瑚のパラダイス』に出演しています。
【エンリク・サラ プロフィール】
地中海沿岸で育った海洋エコロジスト。人間が海中の生物に与えた影響を和らげる方法を見つけた。ナショナル・ジオグラフィックの特別研究員として、ワシントンDCの協会本部でグローバルな海洋保護研究を率いている。
http://www.yomiuri.co.jp/adv/enterprises/release/detail/00021237.htm

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苫小牧沼ノ端小学校3年生がアイヌ文化を学ぼう集会で歌や踊りを楽しむ

2011-07-08 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2011年 7/7)

 苫小牧沼ノ端小学校(武田直樹校長)は6日、千歳市在住のアイヌ文化アドバイザー野本久栄さん、敏江さん夫妻を招いて、「アイヌ文化を学ぼう集会」を開いた。3年生65人が、歌や踊りを通してアイヌ文化を体験した。
 野本さんは「北海道の地名にはアイヌ語が語源となったものが多い」と話し、札幌や稚内、苫小牧などの元となったアイヌ語の意味などを説明した。
 また、「天から役目なしに下ろされたものは1つもない」というアイヌ民族のことわざを伝え、「人には必ずいいところがあるので、悪口を言ってはいけない」と子供たちに語り掛けた。
 この後、敏江さんの手ほどきで、アイヌ民族に伝わる歌やホリッパと呼ばれる踊りに挑戦する場面も。子供たちは、民族伝統のメロディーや振り付けをすぐに覚え、楽しそうに歌い踊っていた。
 この他、野本さんが持参した民族衣装を教員や武田校長が身に付けた「ファッションショー」も行い、子供たちは「格好いい!」「着てみたいな」などと大喜び。アイヌ文化に興味津々の様子だった。
http://www.tomamin.co.jp/2011t/t11070703.html

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【白老】震災乗り越え再会果たす 白老小と仙台片平丁小の姉妹校交流始まる

2011-07-08 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2011年 7/7)

 白老小学校(安藤尚志校長)と仙台市の片平丁小学校(西辰三校長)による33年目の姉妹校交流が、6日から白老町で始まった。東日本大震災の影響で、一時は中止も検討されたが、「激励」と「お礼」の機会として実現。ホームステイを通じて知り合った友達同士も念願の再会を果たし、無事を喜び合った。
 両校の交流は、1年置きに互いの学校を行き来する形で行われている。今回は片平丁小から児童の代表4人を含む8人の訪問団が来町。6日は白老小でホームステイ先との対面式が行われた。
  「久しぶりだな」「何も変わってないね」。栗原史昴君(片平丁小6年)は、昨年の姉妹校交流で自宅にホームステイした森拓実君(白老小6年)と1年ぶりに再会。震災直後、森君は栗原君へ何度も電話をしたが、数日間は連絡が取れず「とても心配だった」。お互い、少しはにかみながらも、ほっとしたような表情で会話を交わした。
 メンセンディーク華さん(片平丁小6年)と高橋彩花さん(白老小6年)も、昨年のホームステイで知り合った仲だ。
 久しぶりの対面でも、真っ先に話題となったのは震災の話。地震の時は授業中で、震度6弱の揺れに教室がパニックになったこと、昨年の交流で高橋さんと仲良しになったクラスメートが、震災の影響で転校を余儀なくされたことなど、メンセンディークさんから語られる被災地の現実に、高橋さんは驚きの表情を浮かべた。それでも2人は「今年の交流は中止だと思っていた。だから会えてうれしい」と声を弾ませた。
 今回の震災で片平丁小は児童全員が無事だったものの、一時は最大約1500人が身を寄せる避難所となり、学校も1週間ほど休校になった。西校長は「いろいろと混乱もあったが、白老小からは義援金も頂くなど温かく励ましてもらった。今回の交流は感謝の思いを伝えるということで、特別なものになる」と話していた。
 片平丁小の一行は8日まで滞在予定で、6日は仙台藩白老元陣屋資料館やアイヌ民族博物館を見学。7日以降は白老小での歓迎集会や授業に参加する予定だ。
http://www.tomamin.co.jp/2011s/s11070701.html

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【教科書を考える】採択へ差別化図る

2011-07-08 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2011年07月07日

 横浜市などで、今夏の採択に向けた検討が続く中学校の教科書。来年度から実施される新学習指導要領に沿った内容での初の採択となる。教科書はどのように作られるのか、なぜ出版社によって「特色」が生まれるのか。
 今回の採択対象となる教科書は、文部科学省が2008年に告示、12年春に実施の新学習指導要領に沿った各社の新版。中学校の社会科・歴史的分野では、昨年度の同省による検定で合格した東京書籍、教育出版、清水書院、帝国書院、日本文教出版、自由社、育鵬社の7社が対象となる。
 各社とも、計130時間分の授業内容を250ページ前後に収容する。古代から現代までを網羅するため、事実を圧縮して列挙する本文の記述は「無味乾燥になりがちで、出版社によって大差はない」(ある出版社幹部)という。
 それでも通読すれば違いに気づく。例えば本文とは別の「コラム」には、その社の編集方針が表れる。古代から現代までの時代ごとに、どれほどの紙幅を割くかの配分にも差がある。教科書作りの中で、その相違点はどのようにして生まれるのか。
 多くの出版社では教科の専門家と教育学の研究者、教員ら15人前後の編集委員会で1年半ほど合議し、記述や構成を練り上げる。委員の人選は所属大学や居住地、思想的な偏りがないようにするのが一般的だ。委嘱前にはその人の論文などにも目を通す。
 ある社の担当者は「研究上の主張は控えてもらい、書き直しも4回はお願いする。新しく参加した学者は必ず一度は怒ってしまうほどです」。
 別の大手役員は「教科書は報道や言論の手段ではない。偏らない立場から大局的に歴史を見つめ、自分の立ち位置を知るという狙いを実現する教材。日本史が必修なのは中学までなので特に重要」と話す。
 しかし、採択には他社との差別化も必要になる。そこで、各社は「注目してほしい事柄」「関心を持って考えてほしいテーマ」を選び、本文とは別にコラムを設けている。
 例えば、ある社では世界各国で多文化共生を目指す現代の状況を踏まえ、日本史の中に琉球王国やアイヌ民族を位置づけて解説。別の社では「環境問題」「男女平等」など、現代につながる課題が、どの時代から芽生えたのかを紹介。歴史学界の新しい見解を意欲的に取り入れ、大人にも読み応えのある内容にする社もある。「事実を淡々と伝えようとする点は同じでも、細部で特色を出すのが教科書の世界です」
 一方、育鵬社は「日本をもっと好きになる教科書を」「教育から日本を良くする」という明確な目的を掲げる。執筆者はこの方針に賛同する14人。伊藤隆・東大名誉教授を中心に、八木秀次・高崎経済大教授、渡部昇一・上智大名誉教授らが名を連ねる。
 親会社の扶桑社は「新しい歴史教科書をつくる会」と共に教科書を出し、00年度と04年度の検定で合格したが、採択率は低迷した。そこで今回は「つくる会」と決別。他社版を研究し、編集部主導で一般書籍の編集手法を持ち込み、分かりやすさを狙ったという。
 漫画調のイラストを満載し、章ごとに出来事を要約した絵巻や穴埋め形式のまとめを配置。人物紹介のコラムも多く、勉強が苦手な子の興味を引くあの手この手を凝らしている。
 一方で全225ページのうち112ページを割いた近現代で「大東亜会議」に言及。「東京裁判」「昭和天皇」を大きくコラムで扱うなど、他社にない切り口が際だつ。
「扶桑社時代の旧版は『子どもに何を学んでほしいか』の主張が前面に出すぎ、どう学ぶかの工夫が少なかった。教材としての完成度を上げ、採択率を上げたい」と育鵬社の真部栄一教科書事業部長は話す。
(織井優佳)
■修正重ね検定合格
 日本の教科書は民間会社が発行し、原則4年に1度の文科省の検定を合格したものを使う。一方、学習指導要領は約10年ごとに改訂される。改訂の告示直後の検定は、新要領に沿って大改訂された教科書が対象で注目度が高い。
 大学教授や現場の教員らも参画する検定に一発合格は少なく、ほとんどは修正を求める「検定意見書」が出される。単純な誤記から学術的な異論、教材としてのわかりやすさまで指摘はさまざま。100カ所以上指摘を受けた例もある。発行会社は繰り返し修正表を出し、再審査を経てやっと合格となる。この中から検定の翌年、地方自治体が公立学校で使用する教科書を採択する。
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000231107070001

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迫る開発の危険、アマゾン未接触部族

2011-07-07 | 先住民族関連
National Geographic News July 6, 2011

 アマゾンの未接触部族は、熱帯雨林に囲まれて暮らしている(撮影日不明)。
 ブラジル国立インディアン・ファンデーション(FUNAI)の民族環境保護チームを統括するファブリシオ・アモリム(Fabricio Amorim)氏によると、2011年4月に住居が確認されたジャバリ谷の部族は今のところ危機的状況にはない。だが、周辺地域では漁業や狩猟、伐採、採鉱、食料生産、布教活動、麻薬取引、石油採掘などが違法に行われ、深刻な脅威となっている。
「見守っていくことが重要だ。彼らが先住民保護区の外側で狩猟しているとわかれば、保護区の拡大も検討したい」とアモリム氏は述べている。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011070606&expand&source=gnews

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「接触」の定義、アマゾン未接触部族

2011-07-07 | 先住民族関連
National Geographic News July 6, 2011

 ブラジル北西部のジャバリ谷には、いくつもの“未接触部族”が暮らしている(撮影日不明)。
 ブラジル国立インディアン・ファンデーション(FUNAI)は、接触を避けながら、居住する地域が侵害されていないかどうか監視する方針だ。イギリス、ロンドンに本部を置く先住民権利団体、サバイバルインターナショナルが挙げるのは、資源開発企業による不法な環境破壊だ。あらゆる手だてを尽くして保護する態勢がブラジル当局に求められていると主張している。
「外部社会や他の先住民グループとまったく接触がないとは考えにくい」と、首都ブラジリアを拠点とする非営利組織、先住民ワーキング・センター(Indigenous Working Center)のコンラド・オクタビオ(Conrado Octavio)氏は語る。
「外部からの孤立は、自分で選んだ道だろう」と同氏。“未接触”の解釈は論争の的となっており、ブラジル当局は“孤立部族”を使用している。航空調査にも携わるオクタビオ氏によると、近代文明の存在を認識している先住民がほとんどだという。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011070603&expand&source=gnews

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400人規模? アマゾン未接触部族

2011-07-07 | 先住民族関連
National Geographic News July 6, 2011

 アマゾンの熱帯雨林に暮らし、外部社会との接触を持たない未知の部族が4月に確認された。場所はブラジル北西部のジャバリ川流域にある先住民保護区。整地した3カ所の土地に計4つの住居が見つかり、周囲ではバナナの木やピーナッツと見られる作物も栽培されていた。
 最も大きい建物の幅は30メートル、高さ6メートルで、サイズから部族の規模を推測できる。
「どのような社会なのかまだ不明だが、4軒合わせて少なくとも400人が暮らせるだろう」と、ブラジル国立インディアン・ファンデーション(FUNAI)のファブリシオ・アモリム(Fabricio Amorim)氏は話す。
 FUNAIによると、ジャバリ川流域に居住する先住民は合計約2000人。850万ヘクタールのこの一帯は、文明から隔絶した部族が地球上で最も多い地域といわれている。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011070602&expand&source=gnews

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香港のテレビスタッフは道東へ 釧路

2011-07-07 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 07/06 15:00)

 【釧路】東日本大震災の影響で激減したアジアから道内への観光客を取り戻そうと、北海道運輸局が香港のテレビ番組スタッフらを道東に招待した。番組の出演者らは「道東は安全で楽しいということを香港の人たちに伝えたい」と張り切っている。
 テレビは日本の観光や文化を紹介する香港の人気旅番組「JP TIME TV」。7月下旬から9月上旬まで、道東の見どころを、再放送を含めて毎週5回放送する。震災から間もなく4カ月となるが香港から国内への観光客は5月で前年比約7割減と落ち込んでおり、メディアを通じて風評被害による観光の不振に歯止めをかけたい考えだ。
 香港のタレントとアシスタントら4人が3日に釧路入りし、10日まで阿寒湖畔、川湯温泉、十勝川温泉などを回り、カヌーや乗馬などのアウトドア体験やアイヌ文化など道東の魅力を取材する。日本人リポーターとして出演するりえさんは「香港では雪景色の北海道が知られているが、避暑地として新しい過ごし方を提案したい」と話している。(小野孝子)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/303903.html

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■ 登別・室蘭・白老の観光モデルコースを月内に発表

2011-07-07 | アイヌ民族関連
【室蘭民報 2011年7月6日(水)朝刊】

 登別、室蘭、白老の観光事業者でつくる登別アドベンチャークラブ(千葉英詞代表世話人)が、フリープランの観光客向けにレンタカーを活用した七つのモデルコース検討し7月中に正式発表。8月以降の早い時期に販売開始の予定だ。
 今年4月に北海道登別洞爺広域観光圏協議会(会長・小笠原春一登別市長)が国から観光圏認定を受けたことから企画した。西いぶり定住自立圏共生ビジョンに盛り込んでいる広域観光の推進に合わせた民間主導の動きだ。
 同クラブには登別、室蘭、白老の宿泊、飲食施設など29事業所が参加している。検討しているのは、登別温泉を起点にカーナビ付きのレンタカーで、登別マリンパーク、室蘭でのイルカウオッチングやナイトクルーズ、白老アイヌ民族博物館などを結び付けたモデルコース。レストランでの昼食や温泉日帰り入浴などと組み合わせた商品化を進めている。
 今のところ「心もふやける?入浴ざんまいコース」「宝石のような景色でプロポーズ大作戦!」「先住民文化・江戸文化体験コース」など7コースを固めて、料金の設定を進めている。
 代表世話人の千葉さんは「ファミリー層、女性のグループ、中高年の夫婦などニーズに合わせたツアーを提供したい。ナイトクルーズはこれまでなかった選択肢で期待したい」と話す。
 旅先と宿泊のみのフリープランで訪れる観光客たちに、見どころと食事がセットになったオプションツアーを提供する商品。今後は、胆振西部での自然体験や冬期間の商品も開発を進めるという。
(佐藤重理)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2011/07/06/20110706m_01.html

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女性史研究家もろさわさんの蔵書、一般公開へ

2011-07-07 | アイヌ民族関連
信濃毎日新聞 07月06日(水)

 女性史研究家のもろさわようこさん(86)が主宰する佐久市望月の「歴史を拓(ひら)くはじめの家」で5日、もろさわさんの蔵書の整理作業が有志らによって行われた。今秋をめどに整理作業を終わらせ、「歴史を拓くはじめの家文庫」として一般に公開していく考えだ。
 はじめの家は、女性問題や人権、平和などさまざまな活動に取り組む人たちの交流拠点。昨年12月、もろさわさんが東京都杉並区の自宅を手放したのを機に蔵書約1万冊をはじめの家に移していた。
 蔵書は、平塚らいてうらが編集した雑誌「青鞜(せいとう)」の復刻版や女性運動の関連書籍など研究に使った原典となる資料をはじめ、民俗学や社会科学、小説など多岐にわたる。有志らはもろさわさんの意見を聞きながら蔵書を分類し、並べ替えた。
 もろさわさんは佐久市望月出身。はじめの家のほか、沖縄県で「歴史を拓くはじめの家うちなぁ」を、高知県で「歴史を拓くよみがえりの家」を主宰している。「蔵書を高知県に」との要望もあったが、出身地の長野県にこだわり蔵書を移した。
 もろさわさんは「沖縄やアイヌの女性との交流にこそ精神の出会いがあった」と、人と人とのつながりの大切さを強調した上で「私の本が出会いの媒体になればうれしい」と話している。
http://www.shinmai.co.jp/news/20110706/KT110705SJI090018000.html

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アメリカ独立記念日、俗説の真相

2011-07-05 | 先住民族関連
ナショナルジオグラフィック ニュース
Brian Handwerk
for National Geographic News
July 4, 2011

 7月4日のアメリカ独立記念日には数多くの俗説が存在する。今回は、そのうち9つの真相を紹介しよう。
【 1. 独立宣言は7月4日に署名された 】
 独立記念日は本来、2日前に祝うべきだ。なぜなら、独立宣言が第2次大陸会議で可決されたのは7月2日だからである。第2代大統領となるジョン・アダムズは次のように妻へ書き送っている。「この後、幾世代を経ようとも、毎年この記念すべき日(7月2日)には盛大な祝祭が催されるに違いない」。
 アダムズは、ショーやゲーム、スポーツの試合、銃声やベルが鳴り響く通り、かがり火を焚いたセレモニーやパレードを正確に予測していたが、日付は読み違えていた。独立宣言が実際に成文化されたのは7月4日で、この日付が記された書面が全土に送付されたため、7月2日はすぐに忘れ去られてしまったという。
 独立宣言への署名も、1776年7月には一切行われていない。1人目のジョン・ハンコックは8月2日に有名な署名を大書し、全員の署名が終了したのは11月の終わりだった。
【 2. ポール・リビアは1人で騎行した 】
 愛国者ポール・リビアが1775年4月18日夜、イギリス軍の動きを知らせるため伝令に走ったのは本当だ。しかし何かに突き動かされた孤独な騎行というイメージは間違っている。原始的だが非常に効率的な早期警戒システムの一部としてリビアは働いた。
 そのシステムの一環として、ボストンにあるオールドノースチャーチの使用人ロバート・ニューマンは尖塔からランタンを2つ掲げて、イギリス軍の接近を知らせている。ただし4月18日の夜、リビアはその合図を見ていない。
 リビアともう1人の騎手ウィリアム・ドーズは、別々のルートでマサチューセッツ州レキシントンに無事たどり着き、サミュエル・アダムズとジョン・ハンコックに対して逮捕される可能性を警告した。
 リビア伝説の「後先顧みない」イメージは、事実が間違って伝わったのではない。詩人で大学教授だったヘンリー・ワーズワース・ロングフェローの詩「ポール・リビアの騎行」で、リビアの活躍が誇張して描かれたことが原因である。
【 3. 1776年7月4日のパーティで自由の鐘に亀裂が生じた 】
 1776年7月4日、アメリカの独立を祝うパーティは確かに催されたが、愛国者がいくら喜んだと言っても、自由の鐘に亀裂が生じるまで鳴らしたりはしなかった。それどころか、「アメリカ植民地議会議事堂の鐘」とも呼ばれるこの鐘は、7月4日当日には一切使われていないという。独立宣言が初めて公に朗読された7月8日に、その前触れとして市内のその他の鐘と一緒に鳴らされたようだ。
 鐘の亀裂は、元々の鋳造不良が原因で、1752年の納入後すぐに生じていた。その後も再鋳造と亀裂の発生が繰り返されたが、独立戦争の間は無傷だったという。
【 4. 愛国者が集結し、自由を求めて戦った 】
 この根強いイメージは、独立戦争の初期については正しい。しかし、独立獲得への道のりは長く困難だった。多くのアメリカ人は次第に戦闘意欲を失い、農場経営など生活面への懸念を高めていった。
 当初は志願兵が殺到したが、多くの植民地では早くも1776年に金銭で入隊者を募り、1778年末には徴兵制に切り替わっていたという。
【 5. 独立宣言には秘密のメッセージが隠されている 】
 独立宣言に関する俗説の中には、最近流布されたものもある。例えば2004年の映画『ナショナル・トレジャー』では、独立宣言書の裏側に隠されたメッセージや地図が描かれていたが、実際には存在しない。ただし裏面に何らかの記述があることは、アメリカ国立公文書記録管理局も認めている。
 羊皮紙の裏面には、「Original Declaration of Independence, dated 4th July 1776(独立宣言書の原本、1776年7月4日)」との一文がある。独立宣言書はサイズが大きかったため、18世紀当時は持ち運びや保管の際にロール状に巻かれていたという。この記述は、ロール状態でも文書を識別できるように書かれたようだ。
【 6. ジョン・アダムズはトーマス・ジェファーソンのことを考えながら死んだ 】
 奇妙にも、ジョン・アダムズとトーマス・ジェファーソンは共に1826年7月4日に死去している。アダムズは最後にジェファーソンのことを考えていた、死の床で「ジェファーソンは生き残る」と言ったなどの俗説があるが、裏付ける確かな証拠はない。
【 7. アメリカは反イギリスで団結した 】
 独立戦争ではアメリカ人同士の大規模な戦闘もあった。イギリスの海軍博物館(National Army Museum)によると、アメリカ人の15~20%はイギリスを支持していたという。我関せずの姿勢で、戦争に巻き込まれないようにしていたケースも多い。
【 8. ベッツィー・ロスが最初の国旗を作った 】
 1777年にお披露目されたアメリカ国旗について、デザインや縫製にベッツィー・ロスが関わったという証拠はない。実際、この有名な女性裁縫師の話は、約1世紀後に本人の孫から広まった話であり、一家の伝承以外に根拠はない。
【 9. 先住民族はイギリス側に付いた 】
「(国王は)年齢、性別、身分を問わず無差別に殺害する非情で野蛮なインディアンを、辺境地帯の住人に対してけしかけようとした」。
 独立宣言書にはイギリス国王ジョージ3世に関するこのような記述があり、多くの先住民が最終的にイギリス側で戦ったことも確かだ。しかし、ダートマス大学の歴史学者コリン・ギャロウェイ氏によると、植民地側に付くか、争いに巻き込まれないようにしていた先住民も多いという。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110704001&expand&source=gnews

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登別でアイヌ語特別講座、30人が歴史や文化学ぶ

2011-07-05 | アイヌ民族関連
【室蘭民報 2011年7月4日(月)朝刊】

 アイヌ民俗文化財伝承・活用事業アイヌ用語学習講座(道教委主催、北海道アイヌ協会登別支部委託)の特別講座「アイヌ語地名をバスで巡る」が2日、登別市内で開かれた。参加者が実際の土地を歩き、アイヌの歴史や地名のルーツをたどった。
 「登別川について学ぶ」をテーマに、アイヌ語学者・知里真志保(1907~61年)の没後50年に合わせて企画。登別、室蘭、松前などから約30人が参加した。講師は登別郷土文化研究会員の街道重昭さん、案内役は「知里真志保を語る会」の小坂博宣事務局長が務めた。
 一行はバスに乗り、登別川の河口に向かった。小坂事務局長が「『登別』はアイヌ語の『ヌプルペッ』(濁った川)が由来となっている」と説明し、街道さんが川にまつわる逸話を紹介した。参加者は興味深そうに周辺を見学していた。
 この後、登別小学校前にある知里真志保の碑やカムイワッカ(中登別町)、新登別大橋などを巡り、大湯沼川へ。森林浴を楽しみながら地獄谷までウオーキングし、途中足湯で一休み。河村英二さん(55)=留寿都村=は「足湯の白く濁った水に感動しました」とアイヌ文化を肌で感じていた。
(粟田純樹)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2011/07/04/20110704m_05.html

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室蘭でアイヌ神謡集の詠唱~知里幸恵の世界広がる

2011-07-04 | アイヌ民族関連
【2011年7月3日(日)朝刊】

 歴史・地形研究家の鈴木梅治さん(59)=登別市=が講師を務める講座「アイヌ神謡集の詠唱」が2日、室蘭市海岸町の市民活動センターで開かれ、著者である知里幸恵の世界に市民らをいざなった。
 市民8人が参加。鈴木さんはアイヌ神謡集の序文とさわりの部分を和訳して詠唱した。「その昔、この広い北海道は、私たちの先祖の自由の天地でありました」「銀のしずく降る降るまわりに」などの一文を、独特の節を付けて歌うように語った。
 合間には「日本語の『氷』は凍る物を意味するが、アイヌ語で氷を指す『ルイベ』は解けること。民族が違うと文化も違ってくる」などと分かりやすく解説した。
 講座は9日午後1時にも同センターで開かれる。参加無料だが事前申し込みが必要。申し込みは同センター、電話0143・25局7070番へ。
(山田晃司)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2011/07/03/20110703m_04.html

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登別・第一滝本館「感謝祭 鬼の篝火」…50人太鼓で開幕

2011-07-04 | アイヌ民族関連
室蘭民報 【2011年7月3日(日)朝刊】

 登別市登別温泉町の第一滝本館(南太郎社長)の「第3回たきもと感謝祭 鬼の篝火(かがりび)」が1日、10月31日までのロングラン(123日間)でスタート。勇壮な50人太鼓でオープニングを飾り、緩急をつけた“技”から生み出される音色が会場いっぱいに響き渡った。
 宿泊客への感謝の気持ちを込めた企画。期間中は18団体4個人が郷土芸能・登別温泉熊舞、和太鼓や民謡、津軽三味線、YOSAKOIソーラン、アイヌ古式舞踊などを届ける。
 初日は地元登別はじめ室蘭、神戸市(兵庫県)の7和太鼓チームが共演。華麗なバチさばきから、全身を揺さぶるような力強いリズムを刻んで盛り上げた。(粟田純樹)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2011/07/03/20110703m_06.html

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幻想!白蛇姫の舞

2011-07-04 | アイヌ民族関連
十勝毎日新聞 2011年07月03日 15時02分

 【鹿追】第40回白蛇姫まつり(鹿追町観光協会主催)が2日、然別湖畔で行われた。同湖にまつわるアイヌの伝説を再現した白蛇と姫の舞が披露され、その迫力と優雅さが訪れた観光客らを魅了した。
 40回の節目の開催で、会場は近年にない見物人の数に。夜霧に覆われた中、本祭は午後8時、帯広カムイトウウポポ保存会による「カムイ・ノミ」(神々の祈り)で幕開けした。
 「白蛇姫舞」は、凶作時に女神のお告げによって然別湖でオショロコマを得て飢えをしのいだという伝説を基にしたもの。全長14.4メートルと8メートルの親子の蛇が白蛇姫に先導されながら湖から上陸し、会場となった同温泉街の広場で約15分間、東日本大震災の犠牲者への冥福、来場者の幸せへの願いを込めて舞を披露した。
 札幌市から友人3人で来ていた会社員佐々木春香さん(39)は「迫力があって幻想的、とても良かった」と話していた。
 40回目の記念行事として、鹿追中学校有志生徒による「子ども白蛇」や鹿追中と鹿追高吹奏楽部の合同演奏、アイヌ民族舞踊、灯ろう流しも行われた。
http://www.tokachi.co.jp/news/201107/20110703-0009680.php

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