恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

1/14(日)鈴本演芸場昼席

2018年01月14日 | 噺とか
正月二之席ということで、寄席ではまだまだこの時期はお正月です。
高座の横には正月飾りがあり、おめでたい雰囲気であります。
初席は顔ぶれこそ豪華ながら、しっかりとした噺は期待できないので、
顔ぶれもよく比較的噺を楽しむことのできる二之席はいいですね。
昨年に続き、鈴本演芸場の昼席は一之輔師匠がトリです。

乃ゝ香「元犬」
一 蔵「猫と金魚」
ダーク広和「奇術」
はん治「妻の旅行」
馬 玉「幇間腹」
米粒写経「漫才」
三 三「釜泥」
歌武蔵「支度部屋外伝」
のだゆき「音楽」
燕 路「安兵衛狐」
-仲入り-
ニックス「漫才」
歌 司「漫談」
扇 遊「たらちね」
二 楽「紙切り(パンダ・帆船)」
一之輔「味噌蔵」

・歌武蔵師匠はいつもの漫談かなぁと思いつつ、途中から時事ネタへ。
 先日、不祥事を起こした式守伊之助についてあれこれ。
 かつて相撲業界にいたからこそわかる話なのかもしれません。
 また、今の相撲業界にあって、昔ながらの徒弟制度は崩壊しており、
 相撲部屋は芸能プロダクションのようなものだとおっしゃる。
 落語家の弟子入りは頼み込んで師匠のもとに入るわけだが、
 相撲業界では近年、親方衆がスカウトに出かけると。
 ここのところで力関係が逆転してしまい、
 いうことを聞かない力士が増えて、手を焼くんだそうな。なるほどねぇ。

・一之輔師匠のトリネタは「味噌蔵」でした。
 いやはや、すんなりと終わりにならないところが一之輔師匠ですねぇ。
 二番番頭がマルセイユの出身で、革命歌である「ラ・マルセイエーズ」が十八番とか・・・。
 先日の「芝浜の由縁」を思い出してしまいます。
 アメリカンドッグやらヤングコーンやらカツ煮のくだりも何とも言えず可笑しい。

立ち見も出る盛況ぶりでした。
夜の部は喬太郎師匠ですが、こちらも大行列になっていました。
今年も落語人気はおとろえず、ですね。

恐懼謹言。
コメント
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