恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

5/23(火)池袋演芸場 昼席

2018年05月23日 | 噺とか
仕事の代休の関係で、平日昼の寄席へ行ってまいります
出演者が魅力的なのは浅草なのですが、平日の浅草はねぇ、ということで池袋へ。
本来ならば彦いち師匠のトリなのですが、本日は休演。
圓太郎師匠のトリを楽しみに、雨の降る池袋へ参ります。
閑散とした演芸場内でしたが、最終的には半分ほどの入りに。

門 朗「道灌」
扇兵衛「転失気」
三語楼「もぐら泥」
きく麿「寝かしつけ」
笑 組「漫才」
文 蔵「のめる」
小ゑん「樽の中」
-仲入り-
志ん五「ん廻し」
天どん「新作(「叱られたい」?)
勝 丸「太神楽」
圓太郎「化け物使い」

・扇兵衛さん「転失気」でしたが、なんとなく序盤から噛み噛み。
 で、結局途中でうっかりネタバレしてしまうという大失策を。
 場内はおかしな空気になってしまいます。
 いや、まぁ有名な噺だからなんてことはないんですが、
 ちょっと油断していたんですかねぇ。

・きく麿師匠の「寝かしつけ」は先日の末廣亭に続いて2度目。
 桃太郎のメロディにのせてきび団子のやり取りをするところがツボ。
 もっとウケてもいいのになぁと思いましたが。
 楽屋に下がって、笑組の両人に、「今日の客は強敵だ」と仰っていたそうな。

・文蔵師匠の「のめる」は初めてかなぁ。
 久しぶりに高座で見かけましたが、少しやせたかな?

・小ゑん師匠「樽の中」は擬人化シリーズ「ぐつぐつ」と対をなす噺でしょうか。
 ご本人のTwitterでは、昨日の鈴本で久しぶりにやったそうですが・・・。
 やはり小ゑん落語の登場人物はいずれもキャラが濃いですねぇ。

・志ん五師匠の古典は初めて聞いたかもしれません。
 おそらくトリが彦いち師匠でないことに対する配慮なんですかね。
 今週末26日に行われる志ん五作品集の会に足を運ぼうと思いますので、
 そちらも楽しみにしています。

・代演での天どん師匠、この新作は2度目なのですが、ネタ名が不明。
 六本木の高級コーヒー店に入ったサラリーマンがうっかりカップを壊してしまい、
 自分より年下の店員に叱られるのが嫌で・・・という流れなのですが。
 やはり天どん師匠の新作に出てくるキャラクターもいろいろと特徴がありますね。

・代バネの圓太郎師匠は「化け物使い」でした。
 ご隠居の人使いの荒さがとともに強引なキャラクターが面白い。
 登場する化け物は一つ目小僧だけなんですね。

全体的にいい顔付けで、コンパクトな時間で楽しい時間でした。
悔やむべきは、昨日までの仕事の疲れで、途中ウトウトしている時間があったこと。
演者の皆様には恐懼に堪えません。
体調は万全にしなきゃいけませんね。
仕事も寄席も。

恐懼謹言。
コメント
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