恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

7/25(水)鈴本演芸場夜席

2018年07月26日 | 噺とか
連日の酷暑がようやっとひと段落した夏の一日、鈴本演芸場夜席へ。
7月下席の鈴本は昼トリが喬太郎師匠のため、こちらは連日満席。
一方で夜席も菊之丞師匠がトリを務める豪華な顔ぶれ。
もっとも、この日は代バネで三三師匠だったわけですが。
少し早めに到着すると、昼席の満員のお客を追い出しているところ。
夜席を待つ客列は、本来なら中央通りに並ぶものですが、
連日の暑さに配慮してか館内に行列を作って待つことに。これも初めて。
確かに昼間の時間帯なら日の当たるところで待つのはきついですからねぇ。

小ごと「道灌」
ちよりん「動物園」
翁家社中「太神楽」
馬 玉「そば清」
花 緑「蜘蛛駕籠」
ホンキートンク「漫才」
琴 調「四谷怪談~お岩誕生~」
さん喬「締め込み」
-仲入り-
ペペ桜井「漫談」
文 菊「長短」
正 楽「紙切り(祇園祭・金色夜叉)」
三 三「三味線栗毛」

全体的に古典中心の顔ぶれで、落ち着いた雰囲気となりました。
ちよりんさんは9月から真打昇進が決まっていますね。
ぜひとも頑張っていただきたいものです。
馬玉師匠の「そば清」も初めて聞きましたが、小ネタも含めて楽しいですね。
で、「そば清」はさん喬師匠がおなじみですが、今日は「締め込み」で。
さん喬師匠の女性の描き方、なんとも言えない色気があっていいですねぇ。
トリの三三師匠は「三味線栗毛」という珍しい噺。初めて聞きました。
元ネタは講談なんだそうですが、時間を忘れて聞き入ってしまいます。

会場が満席にならず、かといって程よい熱気がある。
こういう寄席の夜席、やっぱりいいもんですよねぇ。

恐懼謹言。
コメント
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