恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

1/25(金)鈴本演芸場夜席(主任:三遊亭歌奴)

2019年01月26日 | 噺とか
正月気分もあらかた抜けきった1月の下席、仕事の後で鈴本へ足を運びました。
週末とはいえ、平日の夜席。ほどほどの入り具合で、のんびりと鑑賞を楽しみます。
寄席は満員の活気があるときもいいのですが、ゆとりのあるこういう空間がたまりません。
本当に贅沢な空間、というか。
前座が終わったところからの入場です。

歌太郎「権助提灯」
鏡味仙三郎社中「太神楽」
鬼 丸「新・粗忽長屋」
雲 助「子ほめ」
ペペ桜井「ギター漫談」
歌武蔵「宗論」
菊太楼「雛鍔」
-仲入り-
二 楽「紙切り」(ボヘミアンラプソディー、初天神と大坂なおみ)
甚語楼「浮世根問」
ホームラン「漫才」
歌 奴「幾代餅」

鬼丸師匠は2月上席でトリをとられます。
ここのところNACK5を聴く機会が多かったので、
改めて親近感のようなものが沸いた気がします。
ネタは以前も聞いたことのあるオレオレ詐欺のくだりから、
粗忽長屋のようなサゲへ。
安定の面白さだと思います。

菊太楼師匠は相変わらずの熱演。
直前の歌武蔵師匠が爆笑を誘っていたため、
少し抑えつつ、しかもちゃんと笑いを取る。
生の高座で聞くのはこれで2度目の噺なのでありました。

トリの歌奴師匠、「幾代餅」を披露されました。
先日の大田区での落語会で柳朝師匠の「紺屋高尾」を聞いた記憶が残っており、
改めてこの噺との類似を感じさせられました。
ある意味で比較させながら、そしてしっかりと楽しませていただきました。

先日の末廣亭で長時間居座った感覚に慣れていたためか、
鈴本の夜席がずいぶん早く終わってしまったようにも感じられてしまう不思議。
ともかく、程よい入りの寄席、やはりいいですねぇ。

恐懼謹言。
コメント
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