講談だけがかかる寄席、しかも定席公演には初めての参加になります。
蒲田で行われている粋歌さんの新作の会と迷ってこちらへ。
と、いうのも2月に真打昇進して6代目伯山を襲名する神田松之丞さんが出るのと、
その師匠で2019年に人間国宝となった神田松鯉先生の出演があるから。
まぁ言ってみれば完全にミーハーなわけなんですがね。
でなきゃ落語だけじゃなく講談の会もちょっと足を突っ込んでみよう、
というどちらにせよそんなものです。
東京はあいにくの雪が舞う悪天候の中ですが、
整理券の出る30分前にはすでに長い行列。
いっそのこと並ぶのをやめて蒲田に行こうとも思いましたが、
ここは並んで整理券を入手、上野広小路亭の中へと入ります。
ちなみにここに来るのも初めてなのでありました。近くには何度も来てるけど。
講談の演題はあまり詳しくないので、ネットの情報などを参考に書かせていただきます。
子太郎「三国志・桃園の誓い」
陽 菜「勇婦巴御前の働き」
紅 佳「振袖火事」
紅 「日本号と母里太兵衛」
紫 「奴の小万の生い立ち」
蘭 「豊竹呂昇」
- 仲入り-
松之丞「鮫講釈」
昌 味「報恩出世俥」
松 鯉「出世の春駒」
普段講談を聞くとなると寄席の定席で落語の間に挟まって、という程度で、
ここまでたっぷり講談づくめだったのはこれが初めてでした。
人間国宝の神田松鯉先生は以前国立で拝見したことがありますが、
広小路亭の距離感で見るとまた印象も変わるというもの。
つい落語界の人間国宝と比べてしまうのですが、
なんとなく雰囲気作りがこの上なく上手で、柔和な人柄がにじみ出ているような。
「出世の春駒」自体は何度も聞いたことがあるのですが、
その間に入るエピソードのあれこれもほほえましいもので引き込まれてしまいました。
伯山を襲名する松之丞さんもこれで3度目ぐらいなのですが、
やはり人気者なのがわかる一席でした。
真打になるとこんな話はできなくなるので、なんて言いながらの「鮫講釈」。
元ネタが落語なのがよくわかるストーリーですが、
松之丞さんなりのアレンジでこれまた引き込まれる一席でした。
今日の広小路亭のお客さんにはおなじみだったようですね。
他の演者の皆様の話もあれこれと印象に残るところもあったのですが、感想は割愛。
仲入りに周囲での会話などを聞いていると、周囲には講談ファンが多かったようで。
落語を聞きに寄席に通い始めた時と似たような気持になりました。
講談の会に足繁く運んでいたらもっと笑えるところもあったのだろうなぁ、とか。
寄席には何度も足を運んでいても、落語と講談ではまた違った世界がありました。
恐懼謹言。
蒲田で行われている粋歌さんの新作の会と迷ってこちらへ。
と、いうのも2月に真打昇進して6代目伯山を襲名する神田松之丞さんが出るのと、
その師匠で2019年に人間国宝となった神田松鯉先生の出演があるから。
まぁ言ってみれば完全にミーハーなわけなんですがね。
でなきゃ落語だけじゃなく講談の会もちょっと足を突っ込んでみよう、
というどちらにせよそんなものです。
東京はあいにくの雪が舞う悪天候の中ですが、
整理券の出る30分前にはすでに長い行列。
いっそのこと並ぶのをやめて蒲田に行こうとも思いましたが、
ここは並んで整理券を入手、上野広小路亭の中へと入ります。
ちなみにここに来るのも初めてなのでありました。近くには何度も来てるけど。
講談の演題はあまり詳しくないので、ネットの情報などを参考に書かせていただきます。
子太郎「三国志・桃園の誓い」
陽 菜「勇婦巴御前の働き」
紅 佳「振袖火事」
紅 「日本号と母里太兵衛」
紫 「奴の小万の生い立ち」
蘭 「豊竹呂昇」
- 仲入り-
松之丞「鮫講釈」
昌 味「報恩出世俥」
松 鯉「出世の春駒」
普段講談を聞くとなると寄席の定席で落語の間に挟まって、という程度で、
ここまでたっぷり講談づくめだったのはこれが初めてでした。
人間国宝の神田松鯉先生は以前国立で拝見したことがありますが、
広小路亭の距離感で見るとまた印象も変わるというもの。
つい落語界の人間国宝と比べてしまうのですが、
なんとなく雰囲気作りがこの上なく上手で、柔和な人柄がにじみ出ているような。
「出世の春駒」自体は何度も聞いたことがあるのですが、
その間に入るエピソードのあれこれもほほえましいもので引き込まれてしまいました。
伯山を襲名する松之丞さんもこれで3度目ぐらいなのですが、
やはり人気者なのがわかる一席でした。
真打になるとこんな話はできなくなるので、なんて言いながらの「鮫講釈」。
元ネタが落語なのがよくわかるストーリーですが、
松之丞さんなりのアレンジでこれまた引き込まれる一席でした。
今日の広小路亭のお客さんにはおなじみだったようですね。
他の演者の皆様の話もあれこれと印象に残るところもあったのですが、感想は割愛。
仲入りに周囲での会話などを聞いていると、周囲には講談ファンが多かったようで。
落語を聞きに寄席に通い始めた時と似たような気持になりました。
講談の会に足繁く運んでいたらもっと笑えるところもあったのだろうなぁ、とか。
寄席には何度も足を運んでいても、落語と講談ではまた違った世界がありました。
恐懼謹言。