恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

身に余るクオリティ

2006年04月02日 | 恐懼とか
元バイト先の先輩が私の就職祝いに、ということで来宅され、
豪勢に食事をご馳走していただけることに。
といっても指定の品を注文したのは私だったりするので、
何をご馳走していただけるかはわかっていたのですが、
しかしまぁ弱冠22歳の私には身に余るほどの豪華なお食事でございました。
その商品とは、すき焼きではおそらく日本随一の知名度を誇る、
浅草今半のすき焼きお取り寄せセット。2人前10500円也。
本日の夕飯に間に合うように通販で注文しておいたのですが、
さすがは有名店、その名に負けず恐ろしいクオリティでした。

今まですき焼きなどというものは幾度となく食べてきましたが、
やはりこういった老舗の物は普段家で食べるものとはまるで別物ですな。
まずその肉の大きさが半端なく大きな1枚肉で、鍋全体に広がる大きさ。
霜降り具合もテレビで見たことはあれど、この目で直に見るのははじめて、
というような素晴らしいお肉。圧巻でございます。
霜降りなんてものは不健康な肉で、あんなモノをありがたがるのは日本人ぐらい、
なんていう話を某グルメ漫画で見たことはありましたが、
実際それを目の前にするとそんなウンチクはどうだってよくなります。
割り下やら野菜もしっかりとセットになっているので、
そんな肉の品質を失うことなく素人でも美味しく作ることができるのであります。

肉も見た目に負けることなくまろやかかつ典雅な味わいで、
こんな牛肉があったんだなぁとBSEのことなど忘れて舌鼓を打ちました。
割り下の味付けも絶妙で、本格すき焼きを堪能させていただきました。
このために風雨の中ガスコンロを買った甲斐があったというものです。
こんなものをあっさり奢ってくれた先輩に感謝。恐懼に堪えませぬ。
さすが年長者というのはこういう振舞が出来なくてはならないのですな。
いい先輩がいるとこれまたいい勉強になるものであります。
ま、こんな贅沢これから先も一年に一度あるかどうかもわかりません。
基本的に貧乏性な私のことですのでなおさら。
あまりいいものを知りすぎるとそれ以下のものが食べられなくなるともいいますが、
何となくそういう風に言いたくなる人々の気持ちがわからんでもありません。
幸いにして私はそこまでの域には達していないものの、
いいものを知っておくというのも人生のうちでいい経験になりました。
どうも、ごちそうさま。

恐懼再拝。
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