恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

2024/05/16 池袋演芸場昼席(主任:柳家小ゑん)

2024年05月17日 | 噺とか
久しぶりの池袋演芸場。
小ゑん師匠のトリは末廣亭以来。
その時とは違って出演のほとんどが新作派の面々で、古典は前座と圓太郎師匠のみ。
新作落語会さながらの様相でした。
客席も平日昼ながら8割程度の入り。
ごはんつぶさんの途中から。

真実         ごはんつぶ
三年予約の店     花いち
漫才         ロケット団
We are イディオッツ 駒治
歌のおねえさん    つくし
太神楽        仙志郎・仙成
首領が行く      きく麿
エコラーメン     百栄
ウクレレ漫談     ウクレレえいじ
祇園祭        圓太郎
―仲入りー
見てません      天どん
二月下旬       彦いち
奇術         夢葉
鉄の男 全篇     小ゑん

花いちさんの新作は寿司屋が舞台。
やはりこの方の新作の世界観はすごい。
安定の駒治師匠に続き、
つくし師匠はかなりのご無沙汰。
百栄師匠の新作も初めて聞きました。
唯一の古典、圓太郎師匠の祇園会は絶品。
新作の中にあって素晴らしい攻撃力。

仲入り後の天どん師匠は寄席ではほとんどやったことがないという珍ネタ。
大人向けのDVDショップを巡るあれこれは確かに万人受けはしないですね。
でもそんな作品がわたしは大好きです。
彦いち師匠もご無沙汰で、
ネタは初めて聴く二月下旬。
完結しなかったのかな?
続きが気になるところ。

トリの小ゑん師匠、長めのマクラから鉄の男へ。
なんとなくアキバぞめきとか、そわな方向に行くのかと思いきやここは鉄の男。
かつて一度聴いたことがあるのですが、
改めて聴くとこれももう絶品です。
時間をオーバーしつつ、最後まで。

新作目白押しの池袋演芸場。
居心地の良さもありつつ、適度な疲労感。
それもそれで新作の醍醐味だと思います。
次はちょっとバランスとって古典に浸かってみるのもいいかもしれません。

恐懼謹言。




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