少し時間ができたので、連雀亭の昼席へ。
コンパクトに楽しめるのはいいですね。
客数も10人そこそこ。
夏のような暑さのような今日は、
しっかりと冷房が入っておりました。
出番にパワハラ裁判で有名になった、
三遊亭天歌改め吉原馬雀さんも。
しかしこの日は予定されていた代演と合わせて、急な代案(出番を抜く)も発生し、
中でもトリを務めたらく兵さんは、
ワンコイン寄席のあと、急遽呼び戻されたそうな。そんな連雀亭昼席。
二人はライバル ぐんま
居場所 馬雀
妲己のお百 陽乃丸
粗忽の釘 らく兵
ぐんまさんの新作は比較的新しいのかな?
引退した女子プロレスラーが、
スーパーで特売品の大根を巡って争う噺。
やはり白鳥作品の影響を感じる力作。
名実ともに熱演、でした。
改名後、初めてみる馬雀さん。
もともと円丈系の新作とは少し違ったDNAを感じていましたが、今日もそんな感じ。
オーケストラの指揮者がフルート奏者にあれこれとダメ出し。
演奏がメチャクチャな理由を聞くと、
自分の個性を発揮したいから、と、
わざと間違えたり違う曲を演奏する、
なんていうストーリー。
本来の下げまで行かなかったようで、
なんとなく消化不良。続きが気になる。
予定されていた代案、神田陽乃丸さん。
毎月ご自身の会で、妲己のお百という連続ものを口演されているそうで、
今回は次の5月にやるものを。
あらすじを簡単に説明してから本編へ。
いやはや、悪女の恐ろしさを感じる、
そんな一席でありました。
トリは急遽呼び戻されたらく兵さん。
5月より真打になることもあり、
先ほどのワンコインが卒業講演だったのに、卒業出来ず補習に呼ばれる形に。
出番を抜いた一門の志ら門さんのことを詫びつつ、粗忽の釘へ。
この方も3度目なのですが、古典の細かいところにオリジナルが入って非常に楽しいですね。
トリながら20分程度の高座でしたが、
とても笑いが多く楽しい一席。
終演後には簡単な撮影会も。
ぐんまさんはじめ演者も出てきて盛大に卒業を祝いました。
アクシデントもありながら、
それも楽しい連雀亭昼席でした。
恐懼謹言。
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