末廣亭友の会の招待券が1月末で期限が切れてしまうという状況で、
例年だと二之席の末廣亭へ行くのが恒例になっていました。
とはいえ今年はこんな状況で、どうしたもんかなぁと思案し、
昼席だけに限っていってまいりました。
いや、顔付けだけ見ると一之輔師匠トリの鈴本も惹かれるのですがね。
昨年までとどう違うのか、そんなところも気になりながら新宿へ。
こんなコロナ禍にあって不要不急の外出であろうことはわかっていますが。
通常なら前座さんが上がっている時間ですが、
早まっているのか二つ目の天歌さんから。
「暴走族」 天歌
「ジャグリング」 ストレート松浦
「真田小僧」 柳朝
「支度部屋外伝」 歌武蔵
「紙入れ」 玉の輔
「漫才」 ロケット団
「転失気」 鉄平
「二階ぞめき」 花緑
「顔の男」 小ゑん
-仲入り-
「紙切り」 楽一
「宗論」 歌る多
「たらちめ」 扇遊
「大師の杵」 勢朝
「奇術」 美智・美登
「替り目」 伯楽
「粗忽長屋」 小さん
-仲入り-
「松づくし」 歌る多・美るく
「強情灸」 圓太郎
「権兵衛狸」 文楽
「浮世節」 橘之助
「やかん」 圓歌
入場したときは10名前後の客数で、昨年までの通常時とは大違い。
普通なら立ち見だって出るような盛況なので、
良席を確保しようとしたら1時間並ばなきゃならなかったのが夢のよう。
最終的には30名そこそこにまで増えましたが、とにかくそんな感じ。
花緑師匠は仲入りでもトリでもなく「二階ぞめき」をかけられました。
短時間でこの噺をかけるのって初めてだなぁと思ったり。
小ゑん師匠もここのところ古典をかけているので、
ひょっとしたらと思いましたがここは新作で。
それでも「顔の男」も随分と久しぶりだったのでラッキー。
鈴本では「ぐつぐつ」だったようで。
これだけでも来た甲斐はあります。
勢朝師匠から「大師の杵」を初めて聞きました。
この噺もあんまり聞く機会がないかも。
伯楽師匠の「替り目」は途中で切らずに最後まで。
前半部分はかなり省略されていますが、
それでも途中で切らずに最後まで聞けるのはうれしいものです。
トリの圓歌師匠はいつもの鉄板ネタ「やかん」でした。
しかしながら、最近のコロナをめぐる動向に対して、
あれこれと時事ネタを冒頭のマクラで話されていたのはちょっと意外。
いつも高座に上がると即座にネタに入っていく印象があり、
フリートーク的なマクラは聞いたことがなかったので、それは新鮮でした。
人数の関係もあるのか、なんとなく全体を通じて客席もおとなしく、
のんびりとした客席ではありましたが、
要所要所ではしっかりと盛り上がっていました。
逆に言うと「?」というような高座もあったのは事実。
のんびりと寄席を楽しむというのが贅沢な昨今、
あんまりあれこれ言うもんじゃありませんがね。
鈴本演芸場が2月いっぱい休業との報も入り、
果たして落語をはじめとした演芸を心置きなく楽しめるのはいつになるのか。
いち早くコロナ終息することを願うのみです。
恐懼謹言。
例年だと二之席の末廣亭へ行くのが恒例になっていました。
とはいえ今年はこんな状況で、どうしたもんかなぁと思案し、
昼席だけに限っていってまいりました。
いや、顔付けだけ見ると一之輔師匠トリの鈴本も惹かれるのですがね。
昨年までとどう違うのか、そんなところも気になりながら新宿へ。
こんなコロナ禍にあって不要不急の外出であろうことはわかっていますが。
通常なら前座さんが上がっている時間ですが、
早まっているのか二つ目の天歌さんから。
「暴走族」 天歌
「ジャグリング」 ストレート松浦
「真田小僧」 柳朝
「支度部屋外伝」 歌武蔵
「紙入れ」 玉の輔
「漫才」 ロケット団
「転失気」 鉄平
「二階ぞめき」 花緑
「顔の男」 小ゑん
-仲入り-
「紙切り」 楽一
「宗論」 歌る多
「たらちめ」 扇遊
「大師の杵」 勢朝
「奇術」 美智・美登
「替り目」 伯楽
「粗忽長屋」 小さん
-仲入り-
「松づくし」 歌る多・美るく
「強情灸」 圓太郎
「権兵衛狸」 文楽
「浮世節」 橘之助
「やかん」 圓歌
入場したときは10名前後の客数で、昨年までの通常時とは大違い。
普通なら立ち見だって出るような盛況なので、
良席を確保しようとしたら1時間並ばなきゃならなかったのが夢のよう。
最終的には30名そこそこにまで増えましたが、とにかくそんな感じ。
花緑師匠は仲入りでもトリでもなく「二階ぞめき」をかけられました。
短時間でこの噺をかけるのって初めてだなぁと思ったり。
小ゑん師匠もここのところ古典をかけているので、
ひょっとしたらと思いましたがここは新作で。
それでも「顔の男」も随分と久しぶりだったのでラッキー。
鈴本では「ぐつぐつ」だったようで。
これだけでも来た甲斐はあります。
勢朝師匠から「大師の杵」を初めて聞きました。
この噺もあんまり聞く機会がないかも。
伯楽師匠の「替り目」は途中で切らずに最後まで。
前半部分はかなり省略されていますが、
それでも途中で切らずに最後まで聞けるのはうれしいものです。
トリの圓歌師匠はいつもの鉄板ネタ「やかん」でした。
しかしながら、最近のコロナをめぐる動向に対して、
あれこれと時事ネタを冒頭のマクラで話されていたのはちょっと意外。
いつも高座に上がると即座にネタに入っていく印象があり、
フリートーク的なマクラは聞いたことがなかったので、それは新鮮でした。
人数の関係もあるのか、なんとなく全体を通じて客席もおとなしく、
のんびりとした客席ではありましたが、
要所要所ではしっかりと盛り上がっていました。
逆に言うと「?」というような高座もあったのは事実。
のんびりと寄席を楽しむというのが贅沢な昨今、
あんまりあれこれ言うもんじゃありませんがね。
鈴本演芸場が2月いっぱい休業との報も入り、
果たして落語をはじめとした演芸を心置きなく楽しめるのはいつになるのか。
いち早くコロナ終息することを願うのみです。
恐懼謹言。
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