鶴の湯温泉の運用が終わり元来た道を引返し国道42号線に入ると白浜町に向かい南下、途中から31号線に入り白浜町の温泉街に車を進めたが温泉が大きく何処で運用すれば良いのか?迷ってしまった。流石に南紀NO1の温泉、町筋は大きいホテルが乱立して人も沢山居り今までの温泉街とは比較に成らない規模、海岸線や道路の側帯に運用出来る所は何箇所か有ったがフルサイズのアンテナを設営すると即パトカーの御出ましは必至の状況、さりとて釣竿アンテナでは成果は此処2日の状況では期待出来そうにない。運用出来そうな場所に1時間くらい車を停めて様子を確認したが運用が無理と判断し白浜町の別の「湯けむり対象地区の椿温泉」に向かう事とした。
椿温泉は直ぐ近くと思ったがカーナビの指示に従うと同じ場所を2回程グルグルと回り30分以上掛かった様に思うが道の駅「椿花の湯」に到着した。釣竿だと十分運用できたが其れでは白浜温泉をパスした意味が無いので事前調査の第1候補の漁港に行く事にした。国道から斜めに60m位下がるとアンテナを張るスペースは有ったが「部外者の立入り禁止」の立て看板が入口近くに有りアウト、再び道の駅方向に引返し手前を山手に入って探す事に200mくらい入って行くと左側に別荘用に開拓したのだろう階段状に敷地の有る場所に出た。入口は施錠してなく中に入りカーナビで確認していると上の方からクラウンに乗った恰幅の良い人が降りて来て私の車を見て停車したので挨拶をして理由を説明し無線の運用を御願いしたら「ゴミを放らないなら許可をしても良い」との事、免許証と住所と電話番号を書いて渡すと信用頂いたのか気持ち良く了解を得たが 其の後の世間話で「そんな事が出来るので良い身分だろう 安くしておくので土地を買わないか?」と高く成りそうな話に成って来た、無線運用させて貰って土地を買うのでは割に合わないので柔らかく別荘を持つ様な身分でない事を説明すると流石不動産業「良い人がいたら紹介してくれ」と名詞を渡して引き下がってくれた。別れ際に「この上に5万坪くらいの土地が有り360度見渡せる場所が有るので何処でも好きなところで遣ってくれ」涙の出るような嬉しい話、其の後,登る事に挑戦したが坂道の勾配が急で其の上凸凹道、私のピョンピョン2世号では途中まで行くがトルクコンバターが壊れそうで3回挑戦したがリタイヤする事と成った中々名前通りピョンピョンとは行かなかった。運用場所は東経33度36分09秒 北緯135度23分25秒 海抜42mHであった道の駅の写真の左横に写っている山の裏側に成り直線距離では150m位しか離れていない。
運用は16:52jst~21:42jstと翌朝05:14jst~09:23jstの時間帯に7Mhzで運用し総交信数193局と交信した。写真の様な広大な土地でしっかりしたアンテナを張り運用時間を掛けた割には交信数が伸びていない。多分途中で飽きてラグチューをしたのだろう。この場所で印象は夜に真っ暗の中のお月さんと気持ちよく快諾してくれた不動産会社の社長さんとの40分間くらいの言葉のラリーが楽しく今後、椿温泉の事を聞く度に思い出すで有ろうインパクトの有る社長さんに会った事である。