道の駅「吉野路大塔」を出て昼前に下市町の下市温泉に着いたので早めの食事を取り温泉に入った。この温泉の駐車場でバッテリーと釣竿アンテナであれば運用が可能で有ったが発電機を回せないと長時間の運用が出来ない為 其の場所を諦め少し北に車を進めハイキングコースとの表示が有る山手に登って行った。途中、例によって道路の側帯に道路幅が倍くらいに成っている場所が有ったので暫く車を止めて通行量や様子を見る事に50mくらい離れた所に人家は有ったが車の往来は殆ど無く 夕方には80歳くらいの其の家の男性が話し掛けて来たので「下市町の無線での運用が少ないので御邪魔しますがこの場所をお借りします」と頼んだら気持ちよく了解してくれたので安心してフルサイズのアンテナを11mHくらいに張り運用するする事にした。運用場所は北緯34度21分04秒 東経135度48分19秒の地点で下市温泉より30mHくらい高い西側の場所であった。
運用は16:54jstから始まり快調に進んでいた時、40歳前後の坊主頭の迷彩色の軍服状の服を着た人が「何をしているんですか?」と聞いてきたので「すみませんアマチュア無線を運用しています」と答えると「総務省の関係で電波常態を調べているのですか?」聞いてきたので「いいえ違います個人のアマチュア無線局です」と答えると「CB無線ですか?」再度聞いてきたので説明すると急に態度が変わって「此処で、こんな事をするな 辞めてくれ」と血相が変わり強い命令口調で言ってきたので「解りました直ぐ辞めます」と言ってQRTする為のアナウンスをしている事が理解できなかったのか「直ぐに辞めないと警察に電話する」といきり立ったので事情を説明して撤収する事を伝えると「何分くらい掛かるんだ」と完全に喧嘩腰の言い方、言い合いをしても地元の人には勝てないので丁重にお詫びして撤収作業に入った。其の後、相手は自宅の方に帰っていたが庭先で此方の方を監視している事が解った。
強制撤去命令でのQRTは19:17jstで7MHzでの交信数は141局で終わった。天候の加減でこの時間ですでに周りは暗く雰囲気も写真を撮れる状態では無く直ぐに其の場所を離れた。其の様な事情で運用場所の写真は無い。
山を降りる途中で目標物が無く道に迷い、可也の回り道をして下市温泉に降りる途中、川辺を通ったが沢山の人が農面道路に出ていたので「何故だろう?」と思っていたら蛍の看板が有り蛍の見物に出ていた様子、私も先程の事で感情が昂ぶっていたので丁度良いと思い車を停車させ30分ほど蛍の乱舞で気持ちを静め落ち着かせる事が出来た。世の中、悪い事ばかりは続かない事を感じたが強制退去は今回で2回目、自分なりに気を使っている心算だが、まだまだ考えが甘い事を悟る結果と成った。