南富良野町の運用を終えて金山湖から富良野国道(237号線)に出て占冠村を通り日高町~平取町~むかわ町~厚真町~苫小牧市と進み室蘭街道(36号線)で登別市に向かう予定であったが此の街道は2010年に通った事を思い出し同じ道を進むのも芸が無さ過ぎると思い白老町に入った所で苫小牧市に引き返し141号線で支笏湖方面に向かった。支笏湖で写真を撮ろうと思ったが凄い霧が出てきたので諦めて支笏湖湖畔の南側の276号線を西に走り伊達市を通り倶知安町の運用地を目指していたが途中で時間的に無理で到着が遅く成る事に気付き急遽予定変更し伊達市から喜茂別町に入った直ぐの駐車場に車を入れアンテナを設営した。運用場所は北緯42度44分15秒74 東経141度03分23秒86 海抜343mHで有った。
アンテナ設営中は駐車中に車が2台ほど居たが夕方頃には居なく成り遠慮なく思う存分運用出来たが運用実績は思いの他伸びなかった。運用は18:18~21:28JSTと翌朝の04:21~06:34JSTまで7MHz帯で運用して交信数は124局に終わった。昼の12:00JSTから21MHz帯が一瞬開けたが直ぐにフェード・アウトと成り交信数は3局に終わった。
交信が途切れたところで鈴木さん(JA8VIY)が来られて5年ぶり二回目のアイボール、鈴木さんは札幌市厚別区なので「此処から距離的に如何程離れて居るんですか?」と尋ねたら意図も簡単に「100Km位かな」の返事、本当に北海道の人達は距離が苦にならない様子、幾ら道路事情が良いと言っても此のフット・ワークの軽さは真似をする事は出来ない。最初の2009年の出会いの時も私は新篠津村の石狩川の土手で運用していて会話の中で「札幌市内は交通量が多く道路事情も大都会で大変なので札幌市内は観光せずに小樽方面に向かう」と話しているのを聞き付けて「札幌人として、態々北海道を訪れた人を札幌を見せずに帰す事は出来ない」と運用場所に現れて「今日は日下さんを拉致しに来ました」と冗談を交え札幌ドーム、羊が丘公園、大通り公園、雪祭りの展示館、大倉山のジャンプ台、北大のポプラ並木を案内戴き最後には鈴木さんの御宅で移動運用の設備を見せて戴きフジの伸縮ポールや当時大流行していたラディクスのV型アンテナの現物を初めて目にする事が出来て自分の移動運用設備を見直すきっかけと成り其の後の私の移動運用スタイルも大きく変わった。
其の後も鈴木さんはアクティブに北海道は勿論の事、本州方面にも良く移動運用されている方なので皆さん良く御存知の方、今回も色々な有益な話を聞く事が出来て参考に成った。