今日は昨日と比較して磁気嵐は少しおさまった感じで早朝の7MHz帯では海外から2局程がCWで聞こえて居たが両局とも交信済みで呼び掛ける事も出来ずに直ぐにハイ・バンドにQSYしたが上の各バンド共に聞こえるのはノイズばかりで海外との交信実績は無し、外は雨が降って居て出掛ける事も出来ないので最近に嵌っている古い昔の時代劇映画をインターネットの動画サイトで見る事にした。
今日は1951年に配給された「鞍馬天狗 角兵衛獅子」を見てみた。鞍馬天狗は御存知の嵐寛こと嵐 寛寿郎さん主演の映画、角兵衛獅子は美空ひばりさん後は悪役に進藤栄太郎、月形龍之介が其の外に原健作や有島一郎、変わった所では瓦版屋に川田晴久さんが出演していて久し振りに川田節の名調子を聞いた。出演者は全て既に故人と成って居るが当時は子供であった美空ひばりさんが流れるタイトルで嵐寛の直ぐ横に名前が載って居るのには驚いた。私は子供の頃は美空ひばりさんは歌手と言うより映画の子役と思って居たのだが此の当時から序列の厳しい業界で名前が2番目に出て来るだから大物俳優(子役)であった事を窺い知る事が出来た。
あら筋は平凡な物だが鞍馬天狗役の嵐寛が三角頭巾の口元の頭巾を斜交いにして口元を殆ど出して居た姿を久し振りに非常に懐かしく思った。時代劇の三角頭巾姿と言えば大友柳太郎さんが主演の怪傑黒頭巾も有名だが此の人の場合は完全に口元を隠し見えるのは目と鼻の一部が見えるだけであった。今日見た鞍馬天狗は1951年製作なので私は3歳に成ったばかりの頃なので其の時代の実際の映画を見た事が無いが映画全篇にわたり音声の録音状態が良くなく勝手な想像だが当時は感度の良いマイクが無く覆面で口を完全に塞いで台詞を言う状態では旨くハッキリと録音が出来なかったのかも知れない?等と勝手な想像をしてしまった。
今日見た動画サイトの映像は其れ以後に見た映画と同じ様に鞍馬天狗が白い馬に跨り幕末に此の様なピストルが有ったとは思えないがレンコン式のピストルを適時に使用して活躍するストーリーは同じであった。そう言えば実際の映画を映画館で見て居た時はラスト・シーンの覆面姿で白馬に跨り颯爽と馬で駆ける画面に成ると映画館に来て居る御客さんから大拍手が起こって居た事を懐かしく思い出した。此の時代はテレビ其の物が無い時代だったので映画は大衆の娯楽としては一番人気が有った様に思うし子供にもチャンバラ映画は人気が有り一番の楽しみであった。