ZAアワードも愈々残りのポイントが少なく成って来た。年末までは可也気合を入れて挑戦していたが昨年の年末で一区切りを入れたので正月から最近までの移動運用で何箇所か落として居るポイントが有る様だ。ハッキリ解っているのは南大東村からの運用を落として居る事、其の外にZAアワードが始まった割かし前半の部分で北海道の利尻町や沖縄県の国頭村など信号は聞いたし呼べば交信は可能で有ったのだが何か事情があって呼び掛けが出来なかった移動運用もあった。何せ全国の全市区町村との交信を達成せねば成らず、中々の難題である。しかし過去からの「道の駅」や「プチ・アワード」や「湯けむり」アワードと次々と新手のアワードが出来て其れを達成する為に需要と供給の関係から更に移動運用を積極的にする局が増加し7MHz帯は賑やかに成った。
物には功罪が必ず有り、これ等のアワードによりアマチュア無線が一見、活性化された事も事実だが反面に物事を冷静に見詰るとアワードを達成する目的の為の競争や需要と供給の関係から如何しても交信自体がショートQSOに成り実績を得る為だけの交信スタイルに成って居る様な気がする。かく言う私も其の中の一人だが時々、醒めた立場で聞いたり観察していると何と無く先行きの不安を感じる。私の考えでは今の様な状態が何時までも続く事は無く一過的な現象だと私は思って居るが万一、今の現状が長く続くと成ればアマチュア無線の将来は無いであろう。其れ位、現在のアマチュア無線の現状は変わった。アマチュア人口が加速度的に減少する中で「貴方は交信マシンか?」と思われる人が如何に多い事か?もう少しバランスの有る多方面にわたるアマチュア無線の楽しみ方を考える段階に来ている様に思えるのだが?