黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

 歳と共に頭が固く成って居る事を実感する一日

2016年01月25日 | その他

 昨日は終日荒れた天気であったが夕方頃からの雪は本降りに成って何年振りかの10cm以上の積雪と成り9時頃に風呂の用意をしていた息子が「風呂の御湯が出ない」と私に言って来た。即座に水道管が凍結した事は理解出来たが「翌朝なら解るが夕方には何とも無かったのにおかしいな?」と思いながら「其の侭、風呂場の水栓を開き、ボイラのスイッチを入れて置けば直ぐに出る様に成るからと指示し無線を聞いて居たら「如何しても御湯が出て来ない」と言って来たのでボイラーのスイッチを入れて置けば吐出温度の設定は何時も最高にして有るので温水側の先が詰まって居てもボイラーの中で90度くらいに成った温水で途中の凍結した部分がユックリと溶かされて浴槽の中にやがて徐々に御湯が出る筈なのにおかしいな?と思った。冷水側は台所内で水が出ているといって居たので途中経路の凍結は考え難い。


 何時出て来るか解らない?K5Pの待ち受け受信をしていた私だっったが此の寒い日に御風呂に入らねば今夜は眠れ無いので面倒だなと思いながらも矢張り親方が出て行くしか無いなと家の北側に有るボイラーの設置されて居る外に出ようとしたら玄関は真っ白な10cm以上の積雪で然も雪は深深と降り続く状態に「この寒空に遣れ遣れ」の感じ・・・・凍結箇所はボイラーの冷水側の問題では無く温水側の配管の凍結で有る事は直ぐに解ったが「ボイラーが運転すればボイラー内の管体内の水が沸き其の温水の温度で配管内の凍結部が解かされて数分で徐々に御湯が流れ出る筈なのでで何故だろうか?の疑問???


 外に出る前にボイラーのリモコンを確認した時には給湯機には問題が無い事は確認し外で見る限りは給湯器は動作体制に成って居ることは間違い無い。「何故だろうか?」と考えたが原因が解るまでに少し時間が掛かった。私の頭の中には最初は給湯器は貯湯タイプと思い込んで居た。此のタイプは給湯器の中に20L位の貯湯タンクが有り給湯器のスイッチが入ればタンク内が凍結で有ろうが水であろうが必ず設定温度までは一度タンク内の水がお湯に成るので万一、其の後の配管内が凍結していても其の温度で溶かされて問題は解決される筈で有ったのだが・・・・・しかし暫くして給湯器の名盤を見て初めて気が付いた。此の給湯器は直圧式の給湯器だったのだ。此のタイプは貯湯タイプでは無くて瞬間湯沸し器の親玉の様な方式で燃焼して居る管体其の物には湯を貯める容量は無く温度の上がった温水を貯める部分が無く,おまけに燃焼制御形態が湯温タイプでは無く水流感知タイプの制御方式なので水管(水路)に流れる流量に応じてボイラーの燃焼力を変化させる方式なので管水路に少しでも水が流れなければ例え給湯器が待機状態にあっても燃焼をしないタイプだったので有る。


 此れは困った事に成った。凍結場所は冷水側部で無い事は確かだが温水側の給湯器からお風呂までの配管内の凍結ならお湯を掛ける事で解決策は有るが給湯器内の水管部分の凍結だと直接お湯を掛ける事が出来ないしボイラの燃焼は水流センサーが動作しない限り(管体に少しでも水が流れない限り)給湯器は燃焼しないので其の余熱を利用する事は出来無い・・・・従って今日風呂に入る事は諦めなければ成ら無い。


 寒い日なので御風呂に入りたいので諦められづに給湯器からお風呂までの配管部分でエンビパイプ(パイプは保護チューブを被っているので簡単に凍結はしないだろうと判断)以外の金属での接合部である安全弁部分と給湯器の出力部分の金属をヘアードライヤーで温めてみたが外は寒いので其の効果は直ぐには現れ無い。此の時点で雪降る外の作業は40分を過ぎて寒さも限界状態になった。そして腑とした事から管体破裂防止用の排水弁が目に入った。此れは寒冷地で管体が凍結する可能性の有る場合に管体破裂を防止する為の物で水側の止水栓を閉め排水コックを開けると給湯器内の水を落差を利用して抜き出す役目の物、逆に此れを開けて水が出れば給湯器内の凍結の有無の確認と凍結していなければ水路に水が流れるので途中の水量センサーが働きボイラーの燃焼運転も確認出来る筈と最後の賭けに出た。排水弁を開けると蒸気状の温水が出て直ぐにボイラーの着火音がして排水弁からお湯が流れ出した。ボイラー内の凍結は無い、此の段階でボイラーの吐出部分から御風呂までの配管部分での凍結が判明、こうなれば直ったのも同然、排水弁から出る熱湯を利用し柄杓で配管部分にお湯を掛け続けたら1~2分するとお風呂のバスタブに御湯が出る音が外からも聞えた。「遣った 此れで今晩は温かいお風呂に浸かる事ができる」と喜びの瞬間であった。


 7~8年前に以前の貯湯式のボイラーから直圧式のボイラーに交換して居たのに此れまでトラブルが無かったので頭の切り替えが出来て居なかったので今回の凍結では思わず梃子摺ながら何とか成ったが矢張り歳と共に頭が固く成って居る事を実感する一日であった。 
コメント
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