今日から3月に入ったが毎年3月の第一日曜日は昔の「隣組み的な組織」の常会と云われる組織が開催する。『道路愛護 Day』の日、此れは御近所の皆さんが出役で、自分達が利用する生活道路の掃除や草刈や路面の傷んだ部分の補修を行なう日で年に3月と9月に其々行われる。
私が此の地で生活を始めた頃はメインの道路から離れた此の地区の生活道路は未舗装の道が結構あったので此の日は、結構作業時間も長く掛かって居たが此の40年の間に殆ど舗装が完了し、現在は道路脇に生えた雑草を刈り取った後を箒で掃き清める作業だけで良く成った。特に我家の南側には元、中学校が在ったので其の校門近くには桜並木があり、月末の桜の季節に成ると見物客も訪れるので桜並木の下の道路付近の掃除がメインで今朝は御近所の5軒ほどが8時からの出役で其の作業を行った。
此の様な地域ぐるみで行なう行事は近郊では段々と少なく成り珍しく成って来ているのでは?と思うが私が常会(直径200mの円内に入る25軒の組織)に入れて貰った40年前では農道の舗装や常会の集会所等は殆ど出役で行なったり建てて居たので結構、大変であったし、春には花見の会、夏に成るとナイターのソフトボール大会、秋の町民運動会、婦人会を中心とした老人を楽しませる会(踊りや劇の開催)バレーボール大会と本当に参加行事が多くて結構煩わしかった。
最近は、其の殆どの行事が段々と無く成り、全常会員が集合するのは此の春と秋との『道路愛護 Day』だけに成って仕舞い50m程の距離にある御近所でさえ此の時期で無いと顔を合わせたり、話したりする機会が無い状態と成って居る。私は30歳頃から参加して居たが其の時にお世話になった各家庭の代表だった長老さんは殆ど別の世界に旅立って仕舞い。お元気なのは御一人だけに成って仕舞い。今朝、集まった方々を見回すと私も結構、年上の順番待ちの部類に入り「私も其の様な歳に成って仕舞ったのか!」と時の流れを強く実感した。