毎年3月1日~3月10日までに開催されて居る徳島マラソン・コンテストの「AWA3 コンテスト」も今日が最終日で此の時間だと7MHz帯での国内QSOは無理なので20時頃から3.5MHz帯を聞いて見たがバンド内のノイズレベルは凄く、トランシーバーのSメーターは59プラス10dbにも及び徳島県内の局の信号が時々は完全に掻き消され全く聞こえない状態も在れば、突如として此のノイズが消えると其の信号は59プラスでガンガン聞こえる様に成る。
最近の私は早朝のDXの為に此の周波数帯をワッチする機会は結構あるが、夕方から宵の口までの国内QSOに最適な、此の時間帯の3.5MHz帯を聞く事は殆ど無いので此の国内向けの電波の伝搬状態の悪さには些か驚いた。従って今夜は県内の、どの様な方々がHF帯で現在も運用されて居るのか?久し振りに聞いてみようと思った目論みは見事に失敗に終わった。
私も学生時代の開局仕立ての頃と大阪の会社に一度就職した後に徳島に帰った20歳頃には3.5~7MHz帯の運用が中心で、ユックリとしたラグチューを楽しんだ時代もあったが、其の後の40年近くは時々ワッチをする事は在っても此の周波数帯の運用は殆ど無く成った。別に取り立てた理由が在る訳では無いのだが、如何も聞いて居ても何と無く会話に面白さが無い。此れは3.5MHz帯に限った事では無いのだが?ダイヤルをグルグル回しながら狸ワッチをして居てもダイヤルを回す手が止まり、思わず聞き入る様な他人の興味や魅力のあるQSOを聞く機会が本当に少なく成った事だろうか?
然し其れにしても最近の内外向けのコンディションは芳しく無く、本当に寂しい限り、私が開局仕立ての1960年代の後半の頃では春休みが始まる少し前頃から21MHz帯で7~8エリアの信号が時々オープンしていたが(10W出力でビーム・アンテナ等は無かった時代)此処数年間は21MHz帯辺りで国内が開け出すのは5月の連休辺りからで随分遅く成って居る気がして成らない。
矢張りアマチュア無線の世界が時代と共に少しずつ変化した事と、矢張り此のコンディションの低下が大きく影響して居る様にも思うが『昔が良かった事を懐かしみ、昔の方が良かった。』と言い出すのは歳を取った証拠で此れこそが其の一番の理由なのかも知れない。
今晩は久し振りの3.5MHz帯を聞きながら、そんな事を感じた。