
此処2~3日の早朝のEU方面に対する7MHz帯のワッチの結果、如何やらDXコンディションは04時から06時までが良い感じなので今朝も04時頃からワッチを開始した。04時台はDX局の信号レベルは弱いが此処数日間のバンド内ノイズ・レベルが低い性で弱い信号でも浮き上がって聞こえ目的の信号の受信は楽に成って居る。
最近は珍しいDX局が聞こえる訳でも無く、毎朝ワッチして居る性で、今朝も聞こえて来る殆どの局は過去に既にQSO済みの局ばかりで目新しさは無いのだが、何故か?此の時間帯に成ると自然に目覚め、ワッチを始める毎日・・・・・・・第三者として冷静に考えてみると実に無駄な時間を費やして居る様にも思うのだが?私は此れに飽きたり嫌に成った事は無い。アマチュア無線に於けるDX通信は、双方の聞いて居る周波数帯や時間帯が偶々一致し、然も一番厄介な電波伝播条件が満たされなければ実現しない極めて偶発的な物で其れ故に面白くもあり大変な事でもある。此れ等の条件が全て整っても居ても相手が珍しいDX局と成ると、同時に世界中の沢山の局が呼掛ける事からタイミングの問題が在り、一筋縄の様には行かない。然も無線を聞いていなければ此の世界では何も始まらない事から一番重要な事はワッチ(聞く事)である。
此の作業を怠ると、交信する事が出来ずに終り、此れを取り返す事に5~10年、場合に寄っては20年以上掛かる場合もあり、極稀に未来永劫に取り返せない場合も在り、其の例として私の場合には可也以前にJARLの何周年か振りの記念行事として日本最南端の『沖の鳥島』がニューカントリーに指定され華々しくDXペディションが行なわれた際、私は其の重要性(慌てなくても次の機会が在ると思って居た。)を余り感じずに仕事関係で忙しくワッチする事もせずに見過したが、其の後、此処がニュー・カントリーに成った経緯がDX界からの物議を起こし、最終的に失効カントリーに成った事で、此のカントリーは生涯を掛かっても取り返しが出来ない場所と成った。此の事は同時期にDXを始めた局同士で此の局と交信できた者と出来なかった者との1カントリー差は一生涯、埋まらない現実を思い知らされた。
此の事は此の世界に思い入れが大きかった私には可也のショックと成り、其れ以後の無線運用に大きい影響を与え、『交信の可否は設備の問題や時の運もあり致し方ないが、自分が聞かなかった事で未交信に成る事だけ無くそう。』と強く決心し現在に至って居る。従って此処ぞと思える珍しいDX局との交信の為にワッチを行なう事は当たり前で、其の為に必要な、夜討ち朝駆け対応などは殆ど苦に成る事は無い。
若い頃から制約の在る中で此の様な日々を長年過ごし、漸く完全リタイヤ生活に入った現在の私は、ワッチする時間帯は制約無しの自由自在で勝手気侭なアマチュア無線を楽しめる現在の環境は喜び以外の何物でもない。日々の運用の中で全く成果の上がらない日があって、挫折感を感じる事も多いが、翌日には性懲りも無く又、同じパターンを繰り返している自分を考えると、余程、此の道が好きなんだと思うし、無駄と思える様な時間帯の過し方が在っても良いのでは?と思う事にして居るし好きでなければ出来る事では無い。
7MHz帯
R9RM(599) OE25BKC(459) EA4OR(559)
YT1T(599) 4L8A(599) RW1A(599)
LZ3ND(599) II3LQI(599) TA1PB(559)
R7AA(599) R195AM(55) EM4N(579)
OK1WQ(599) YU1XA(599) OM2VL(599)
OL700DKA(599)
14MHz帯
9Y4C(FT8) PJ2MAN(FT8) KP4TF(449)