今朝の04時前に『ゴロ、ゴロ』と大きい雷音で目が覚めた。音の間隔から距離は可也離れて居る様だが稲光は強く、東の窓全体が白く光って眩しい状態・・・・・此れは近付いて来ると無線機が誘導雷で遣られて仕舞いそうで慌ててアンテナのMコネクターをアンテナ切替器の手前で弛めて外し無線関係(無線機、アンテナ・ローター、附加装置)の100Vラインを電源プラグを抜いて遮断した。
通常のカミナリ?程度だと無線機に接続されたアンテナ線を外せば大半の場合は問題は無いが、カミナリが半径500m程度の円内に落ちた場合は其れが直撃で無くても家庭に引き込まれて居る送電線上に誘起されたサージ電圧(AC100Vに累乗された異常電圧)でAC100Vラインに接続された電気製品は可也の確率で瞬間に壊れる可能性が高まります。
然も困った事に精密な電気機器ほど此のサージ電圧で遣られる確率は高く、特にテレビや無線機の内部はプリント・パターンが非常に細い基板を使用して居るので此の誘導雷に遣られるとプリント・パターンは剥離断線して仕舞い、修理には可也の手間とコストが掛かる事に成ります。私が若い頃はカミナリで遣られたテレビ修理は直撃で無い場合は時間を掛けて殆ど修理して居ましたが、最近の場合はメーカーサイドのサービス・ステーションでもカミナリに寄る故障と判断すると殆どがプリント基板完成品の交換に成るので見積もり段階で殆どが買い替えに成ります。
無線機等に至っては本体を開けた段階でカミナリに寄る故障と判断すると修理は受付けてくれない様で、従って高額な無線機を使用して居る局はカミナリから無線機を確実に守る自己防御策としては①アンテナ線をはずす② 無線機のACプラグは必ず抜く 此の方法しかありません。
然し此の処置は本人が常に在宅して居ない場合は対応出来ないので私の場合は無線関係のACラインは一元化し一つのACプラグを抜くと全ての無線関係機器(無線機が2台その他が8台)が全てACラインから分離出来る様に接続し出掛ける時は一番元と成る大型プラグを抜く様にして、アンテナ関係はアンテナ切替器を複数使用し無線機から出た一番最初のMコネクターを1箇所外せば8系統のアンテナが無線機とは完全に分離出来る様に結線して居ます。
当局には此れ以外にU/VHF帯の無線設備が在りますが此方は無線機のACラインは同じ方法で対応して居ますがアンテナ関係はエレメントも短いし、誘導雷の影響は経験的に確率が低く、然も直下型のプリアンプを各アンテナ経路に入れて居るのでシャック側でアンテナ・コネクターを外しても直下型のプリアンプは救え無いし、無線機は余り高額な物を使用して居ないし、此方の運用(殆ど運用して居ない)には重きを置いて居ないので『雷さん、来るなら来てみろ!』の精神で行って居ます。