最近の『新型コロナ・ウイリス問題』の対応で私の場合も出来るだけ不要不急の外出はしない様に心掛けて居て在宅中はアマチュア無線を楽しむか、音楽を聴いて楽しむか、の何れかで暇を潰して居ます。
私は若い頃に仕事の関係でオーディオ関係を弄る機会はありましたが本来は『ガーガー・ピィーピィー』の無線の方が得手で昔、コンポと言われて居たオーディオ商品の修理が他部門の担当に移された段階で縁遠く成って仕舞い其の後に定年退職するまで殆どゆっくりと音楽を聴く機会はありませんでした。
其の後の2018年の年末頃に私の集めた玩具やガラクタの整理を始めた時に二階の開かずの間からソニーのスピーカーのウレタンエッジがボロボロに朽ちて駄目に成って居るのを見付けて、処分しようかと思いましたが、当時、家内が『居間のテレビの音が篭ったりビビリ音に成って明瞭に聞えない時が在るので如何にか直して』と言われたが此れは薄型テレビで左右のスピーカーが横に細長い形で特性的な問題で故障では無かったので説明したが素人には言い訳に聞えた様で納得して居ない感じ・・・・・・・・そう思われたら修理屋の沽券に関わるので、此のスピーカーのウレタンエッジを張り替えてテレビの音を鳴らす為に自分で修理する事にした。
ウーファー用のウレタン・エッジをインターネットで探し、自分で張り替えて鳴らしてみたら結構良い音がしたので此れはテレビ用に使うのは勿体無いと若い頃にセットで40万くらいした。アンプ、チューナー、DDモータータイプのレコード・プレーヤー(此れは一番高かった)、テープ・デッキを繋いでテストしたらテープ・デッキはベルト関係が伸びて駄目だったが其れ以外は正常に動作したので此れは無線のワッチの後の気休めに音楽を聴くには調度良いな!と思い無線機卓の後ろ側にセットした。
以来、毎日、無線を聞いて居ない時間帯は保々、此のセットで日に2~3時間は各種の音楽をBGM的に聴いて居るのだが聴き始めて1年半も成ると此のスピーカーでは段々と物足りなくなり、今年の初め頃から暇があればオークションで中古スピーカーの出物を探していた。値段的に手頃な物は結構見付かったが本格的な商品は落札しても送料が2~4万程掛かり(本体価格よりも送料の方が高く付く)此れでは本末転倒なので長い時間を掛けて直接引き取りに伺う事が出来る近畿、四国方面の商品を焦らず気長に探す事にした。
先日、偶々オークション・ページを覗いて居たら広島県から私が関係して居た会社のSB-7000(若い頃にあこがれて居たが手が出せ無かったスピーカー)が音出し確認で、殆ど傷が無い美品が1000円からのスタートで出品されていた。私は以前の仕事柄、各種のスピーカー単体は手持ちが在るのでエンクロージャー(箱として)で使えたら其れでも良いと考えて10000円以内で落札する事が出来れば広島まで直接、引き取りに向う予定でオークションに参加したが此れでは多分落札出来ないだろうと確信して駄目もとの遊び心での参加だったが不思議に競合が早々とリタイヤし落札して仕舞った。
此の時は『本体が10000円で引き取りに出向く費用が凡そ15000円ほど掛かるが広島まで出掛けるので家内と1泊旅行を兼ねたら喜んで付いて来るだろう。』等と軽く考えて、其の夜に『近日中に広島に行く用事が出来たので厳島神社に寄ろうと思うが一緒に行くか?』と尋ねたら家内の血相が変わり『お父さん何を考えてるん?広島は今、結構、コロナウイリスの陽性者が出て居るのに、そんな時期に出掛けて行くなんて絶対駄目!私達は良いけれど、もし子供や孫に万一移したら如何するん?子供の会社は従業員が何千人も居るのに感染したら会社に迷惑が掛かるから絶対駄目!』と強烈な反対にあった。思わぬ内ゲバ攻撃に其れまでの軽い思いは吹っ飛んでタジタジ状態に・・・・・・・
家内は日頃は温厚で殆どの事に反対はしないが一度、或る線を越えると絶対妥協はしない性格で其の夜は物別れ、翌朝に家内は『県外に行くのは絶対反対で、もし出掛けるのなら帰って来ても暫く家に入らずピョンピョン二世号内で生活して!』と通告した後、『もし出掛けるのを止めてくれたら送料は私がヘソクリから出します。』との事、一瞬『此れは儲かった!』と思ったが同じ家の会計内で遣り繰りして貰っても意味がない事だし、何より今後の私の沽券に関わる事、何処かの誰かさんの様に『有難さん』では済まされない。
其れでも私は広島に引き取りに出向く気持ちで居たが、敵は此れでは駄目と思ったのか?息子夫婦に連絡して私を説得させる作戦に出る気配をみせたので私達の事で息子夫婦に要らぬ心配を掛ける事は出来ずにスピーカーは送って貰う事にして送料を確認して貰ったら30000円也の連絡が返って来た。『アチャー!』で此れは最悪のケース、本体は先ず先ずの値段で落札出来たが後で、こんな結末に成ろうとは・・・・・・・
然し此処数日の全国のコロナウイリスの感染状況を考えると『此れで良かったのかも?』と思うが如何しても許せないのは中国の野郎、『此れには倍返しだ!其れが私のモットーなのでね』と嘯いても個人の力では如何する事も出来ない。アメリカさんどうぞ頑張って!