此の前の大雨で三寒四温の時期も終わって明日は『お彼岸』、本来なら昨日にお墓の掃除に出向く予定であったが家内が徳島の姉の所に行く用事が出来てほぼ終日用事で帰らなかった為にお墓の掃除は今日に行く事に成った。
処が此の墓地の駐車場は墓数の割に非常に狭く10台も駐車すると満杯に成るので昼間などに出掛けると駐車スペースが無く車の駐車場所探しに苦労する事に成るので此処3年程前から混雑を避けて早朝に出掛ける事にしている。
今朝も07時頃に我家を出発し駐車場には07:10分頃に到着したら流石に此の時間帯の駐車場には1台の車も停まっては居らず一番乗りであった。墓地は去年の秋に掃除した侭であったが其れ以後は雑草の蔓延らない冬を挟んでいた為に墓地の雑草は春の息吹を感じて伸び始めた段階で背丈は精々5~10cm程度、春分の日から秋分の日までは雑草の背丈が20~30cm位に成長して、エンジン草刈り機を使用しても作業時間は1~1.5時間は十分に掛かるのだが今年は例年より冬が寒かったので草が思った寄りも蔓延って居らず作業は30分程で終了した。
然し此の墓地は一番高い場所にあって歳が行くと此の場所への上り降りが大変で便が悪いのだが新規に便利な駐車場の直ぐ横の墓地を購入すると成ると200万円ほど掛るらしいので実家の元の墓地(現在は駐車場横に移している。)をキープする為に墓地の清掃に行っている。何せ墓地は登記が出来ないので無縁仏に成ると直ぐに業者が整地して新規の墓地として売却されるので墓地を荒れ放題にする事は出来ないので此の墓地には御先祖は入って居ないが墓石だけは残しお墓としての体裁を保ち、無縁仏に成って居ない事を表す為に『春の彼岸、盆、秋の彼岸』前後には必ず時間を掛けて墓地の整備と清掃を行っている。
私の寿命も男子の平均寿命を考えると長くて一廻りしか残って居らず、此処に入るか?若しくは何処かのお寺の『永代供養』の御世話に成るか?と家内と話し合う事が時々あるが『お寺さんの永代供養』の場合は其れ成りの費用が居るので何方に成るにしても?私にお迎えが来るまでは此の作業を怠る事は出来ない。
40分程の作業を終えて駐車場まで降りてきたら既に5~6台の車が駐車して居り、駐車の為の線引きが無い為、皆さん思い思いの駐車で後3台も来れば満車状態に! 今朝の早出は正に大正解であった。
其の後に実家の両親と兄が眠る墓に手を合わせ私達の近況の報告をした。親父は生前に『彼岸の中日に墓掃除と墓参りを兼ねて来る者等は御先祖様や親に対して不孝者』と言い生前の親父は彼岸の入りの数日前に墓掃除をして中日と彼岸が過ぎると必ず墓参りをして居たが私達には其の真似は中々出来ない。