前回の関東方面を直撃した台風の被害状況は当初、発表されていた状況寄りも可也深刻な状況で在る事が此処連日のワイドショー等で放送されて居る。其の中で一番深刻な問題は未だに復旧出来ていない電力問題で千葉県では停電が続くエリアが未だ在り、其の完全復旧には暫く掛かりそうな報道が連日成されて居る。
此れ等の番組内で問題なのは専門家でも無い、素人や芸人さんが「停電事故は電柱や送電鉄塔が倒壊した事が大きな原因で何故対策として、線路を地下に埋設しないのだろうか?」とか「電力会社の対応が遅い!」等と専門的な事は何も解かって居ないのに表面的な事だけを捉えて好き勝手なコメントを発している。確かに送電線路の地下埋設は町並みの美観の為に日本を代表する様な観光地には私も必要と思うが其れ等の設備を地下埋設にすればどれ程の費用が掛かるのか解かって言って居るのだろうか?
多分現在の送電関係を地下埋設に切替えると其の費用は軽く数十倍に成る事や、今回の様な強風対策には非常に有効な手段だが、もし地下埋設にした場合に直下型の大地震が発生した場合に其の衝撃に寄り埋設線路がズタズタに成ったり、仮に成らなかったとしても埋設施設に地震の被害が及ぶと其の復旧作業は電柱の建て替えや線路の張替作業とは比較に成らない状態と成る。何せ線路が外部に出て居る分だけ地下埋設寄りは復旧作業が迅速に対応出来て、其れ等の復旧期間は遥かに短いし、コスト的にも安く仕上げる事が出来る。もし大地震に寄る埋設部分に被害が及んだ場合は其の復旧期間には数ヶ月を要する事に成るだろう。首都園で其れ等に対する十分な対応をすると成れば莫大な費用が掛かり最終的に其の費用は我々需要家が支払う事に成る。もし現実が解かって居れば此の様な軽々しい発言は出来ない筈・・・・・・・本当に困ったものである。
千葉県の電源ラインの復旧作業も電力会社関係の当事者達は可也の厳しい状況下で精一杯の努力を重ねている筈、実際に徳島県からも復旧応援部隊として直ぐに可也の高所作業車と其れに伴う電力関係のベテラン作業員が復旧応援部隊として出発して行った。私も台風水害や高潮水害にあった家電製品のメーカー対応の相談窓口として水没した商品の点検や修理部隊の要員として何度か四国の被災地に出動したが其の中で一番困るのが素人の何も解からない人間が色々と好き勝手な事を言う事、其れも被災地の方々が言うなら御気の毒で未だ理解出来るが、今度の様に知ったか振りをして、現地にも行かずスタジオの中で好き勝手を言う人達には腹が立つ!本当に困った物だ。