今朝も日の出前後の3.5MHz帯のコンディションは先ず先ずで昨日と同じ様に8Q7SP(Maldives)が其れとは別に5H1WW(Tanzania)が強く聞こえて居たが本日も彼の地に当局の電波は届かずあえなく撃沈した。今から40年位前に近くのOMさんがDXを遣る為に態々団地の一番隅っこに家を構え近くの小高い山の上から自宅まで可成り長いロングワイヤーを張って「此れで3.5MHz帯でアフリカと交信するんだ!」と言って居た時に3.5MHz帯でアフリカからの信号を聞いた事も無かった私は呆気に取られたが時代と共にトランシーバーの性能も格段にアップした事も有って現在は当局の極普通の給電点が15mH程度の逆Vアンテナでもアフリカからの信号が受信出来る様に成って無線機器の性能アップを凄く実感する。
私が住んで居る町は徳島の片田舎だがアマチュア無線関係は可成り進歩的で今から40年位前の私が二十歳代には其の当時7MHz帯のフルサイズのCQアンテナを使って居る局は全国でも殆ど居なかったが(現在と違い製造メーカーが無かった)スプレダー部材を専門メーカーへ特注したりクロスマウントを金型から起こし発注製作する「キュピカル・クワッド製作の虫」も居れば沖縄の嘉手納基地で使用して居た軍用の24エレのログペリオディック・アンテナ(ブーム長24mでアンテナ重量は300Kgを越えていた)を何処からか手に入れ自作のタワーに組上げた猛者も身近に居て「此のアンテナで3.5MHz帯でDXをバリバリ遣るんだ。」と豪語する人であった。一人は私の高校の先輩でもう一人は私より一回り上の私のDXの師匠である。師匠とはタワーの組上げやアンテナをタワーに取付ける段階で微力ではあったが共に汗を流しアマチュア無線に対する見聞を広める事は少し出来たが其の後30年間、私成りに努力してマルチバンドに於ける(特にハイバンドでの)実績は何とか追い着く事が出来たが3.5~7MHz帯に於ける実績はとても足元にも及ばない。
諸先輩からの刺激も有り遅ればせながらも7MHz帯は短縮の3エレ八木までは何とか追従し300Eは超えたが3.5MHz帯は未だにワイヤーアンテナで100Eまで7E届かぬ情け無い状態で此れだけは何が何でも達成せねば成らぬ目標として居る。其の事からも現状のアンテナ・システムでは限界を感じ最近はインターネットで我家の狭い敷地に当て嵌まる効率の良いアンテナを物色中だが今の所は見付かって居ない。年齢的にも体力的にも此処数年間で達成せねば目標達成は無理な事が解って居るだけに焦っては居るのだが、目標達成の為の何か良いアンテナは無いものだろうか?