パールライスのつれづれなるままに

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最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

松尾敏男展 at そごう美術館

2018年09月29日 | アート・文化
すみません、現代の画家について詳しくないので、どれほど偉大な方であったのか(日本美術院の前理事長、文化勲章受章)、存じ上げていませんでした。
ただ、そごう美術館の広告に使われている絵が静謐な感じがしたので、それだけで観に行きました。


結論としては、「久しぶりに見ごたえのある絵であった」です。花鳥画や人物画他に海外までも対象とした風景画、そのジャンルの広さ。そして、一点一点の作品の大きさに。
また、「牡丹の松岡」と言われるほど、牡丹の絵は素晴らしいです。花びらの透き通る様が。


写生を重要視したおかげか、あっさりとした絵なのですが、気迫が感じられました。
初期の頃のアヴァンギャルドさはどこに行ったのか?と言うぐらい作風が変わっても、気迫がありますねぇ。
ビデオを見ると優しいおじいちゃんに見えますが、内心は、強靭な精神を秘めたロックンローラーでしょう。
画像は「樹海(1970年)」下に横たわっている人型はミイラ。これを日本画に採用してしまうほど。


その初期作品のポストカードが売っていなかったのが残念です。
とはいえ、作者の全貌を観ることができたのは、初心者にとってはありがたいです。

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